ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

アクション豊作の1年!ゲーキャスの選ぶ2014年スマホアクションベスト3。

2014年のスマホアクションからゲーキャスの選ぶベスト3と、その他の秀作を発表したい。
選考基準はスマホならではのゲーム内容やオリジナルの新作、尖り具合を重視し、移植物は評価を少し落として考えている。

ゲームタイトルにリンクがあるものは、すべて紹介記事へ。

3位:ALONE... (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
alone_7
隕石が飛び交う洞窟を、スペースシップで疾走するラン系のアクションゲーム。
文字などでストーリーは解説されないが、壊れた謎の人工物が漂流していたり、惑星が崩壊する演出があったりと背景だけで「惑星崩壊の危機」の世界観を伝える手法が秀逸。
背景が切り替わる度に、次はどんな演出が楽しめるのかとワクワクする。
ドラッグ操作でスペースシップをを上下させるだけのシンプルなゲームだが、その世界観と緊張感を味わうだけで楽しい。
高難度だが、アーケードゲームをプレイしている懐かしい感覚に囚われるゲーム。

2位:Wayward Souls (itunes 700円 iPhone/iPad対応/ GooglePlay)
wayward02
ランダム生成されるダンジョンを攻略する聖剣伝説風のアクションRPG。
死にながら仕掛けや敵の動きを覚え、間合いを見切って戦う骨太アクション。
難易度は高いが操作性は快適で、理不尽な仕掛けがない丁寧な作りのゲーム。上達するほどに先に進めるアクションゲームの王道の楽しさがある。
ランダムでダンジョンが生成されるので、プレイするたびに違う感覚で楽しめるも魅力だ。
「簡単」「爽快」が重視されるこの時代でも、ハードなアクションが遊びたくなる。
高難度なので広くおすすめはできないが、ゲーキャス魂のチョイス。

1位:MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd G for iOS ( itunes1,600円 iPhone/iPad対応)
monhan_review_2
2014年のアクションを語る上でこのゲームは外せない。
国民的アクションゲームを完全以上の形で移植したこの作品には、驚かされっぱなしだった。
1度目は、最初に遊んだとき。
グラフィックがPSP版より大幅に向上し、ロード時間が短縮され、タッチでも十分に遊べる操作性になっていた。
オンラインでチャットが使いづらいが、文句はそれだけ。
動画でコントローラーを使用し、iOS版モンハン2Gのコントローラー操作を検証したり、いろいろと楽しめた。

次に驚いたのは、ゲーキャス選ぶ2014年ベストiPhone/iPadコントローラーの記事を書いたときだ。
XBox Oneに近く、とても使いやすいコントローラーが出たというので遊んだら……片手剣に関して言えば、コントローラーよりタッチ操作の方がやりやすかったのだ!
gamecast_cont_rr4

コントローラーに慣れていると「やりづらい」とどうしても思ってしまう。
しかし、タッチパネルになれると「タッチの方がやりやすい」と思える武器が出てくる。
ここまで操作性が練られていたんだな、と驚かされた。
移植物とは言え、「完全以上」の内容には勝算を送らざるを得ない。
文句なしに2014年のNo1である。

惜しくも選外となったゲーム
以下に選外となったが魅力的に感じたアクションを紹介する。
ものすごく面白いゲームも多いので、ぜひ遊んで欲しい。

ケロブラスター (itunes 500円)
kero1
カエルのサラリーマンが、さまざまな武器を手に行く先々で戦うステージクリア型のアクションゲーム。
独特の世界観、丁寧な作りのゲーム内容のどちらも素晴らしい。
プレイするたびに自分の上達を実感でき、理不尽な仕掛けがほぼないアクションゲームのお手本のような作品。
誰でも遊べる難易度なので、スマホでアクションを遊びたい方にまずお勧めしたい。
とても面白いが、小さくまとまっている感(ゲーキャスがコアゲーマー向けサイトなので)で選外に。

FOTONICA (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
fotonica_02
ワイヤーフレームの世界を走り抜ける主観視点のランゲーム。
ジャンプと加速だけのシンプルな操作だが、世界への没入感が高く、プレイヤーが走っているかのような錯覚を覚えるほど。
走り続けるとどんどん高速になり、周囲の景色が金色になって音が遠くなり…どんどん没入感が増し、トリップ感を味わえる。
遊んでいるだけで気持ちいい、アートランゲーム。

アメイジング・スパイダーマン2 (itunes 700円 iPhone/iPad対応/GooglePlay)
spider10
ニューヨークを舞台に、スパイダーマンがさまざまなトラブルを解決するオープンワールド系アクションゲーム。
システムは基本的に前作と同じだが、前作に比べて遠くまで街が表示されたり、エフェクトが強化されている。
リリース時は実質オンライン接続必須なうえサーバーが重かったが、現在はオフラインで遊べるようになって改善されたので、おすすめできる内容。

Shadow Blade (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
ninja001
壁から壁へと飛び移り、駆け抜けざまに刀で敵を切り、風のようにゴールを目指す横スクロールアクション。
操作は快適、ダッシュ切りや空中で放つ斬撃は軽快で、音と合わせてとても気持ち良い。
細かい説明なしに気持ちよく楽しめる良作。

ネコアップDX (itunes 基本無料)
nekoupdx01
UFOを操作してネコを持ち上げ、空に連れ去るネコ誘拐アクション。
ネコがギリギリで持ち上げられそうで持ち上がらない、伝統のアクションはそのままに操作性が向上し、ステージも爽快感がある作りになってシリーズ中過去最高に面白い。
やり込めばやり込むほどスコアが上がる奥の深さも健在。
ジャジーなBGM、かわいいネコの仕草など演出も良く、文句なしにおすすめ。

さるぴょん! (itunes 100円)
ss3
傾け操作で猿の位置を調整して、バナナを足場にしてひたすら飛ぶジャンプゲーム。
4種類のステージがあり、仕掛けのバリエーションも豊富で100円のゲームとしてはかなり面白い。
理不尽さもない丁寧な作りで、課金演出なしで気分良くゲームできる。
ジャンプ系ゲームが好きなら間違いなくおすすめ。

Goat Simulator (itunes 300円 iPhone/iPad対応/GooglePlay)
screen520x924
ヤギになって街を自由に暴れまわるバカゲー『Goat Simulator 』のスマホ版。
PC版に比べて破壊できる物が減ったり、隣町がなくなったりして面白さではやや劣る。
しかし、それでもバカゲーとしては面白いし、なにより持ち運べるのが嬉しい。
先日アップデートで町が追加され、さらに楽しくなった。
ただ、日本語が文字化けしているので一刻も早いアップデートが望まれる。

キュートランスフォーマー帰ってきたコンボイの謎 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay)
IMG_2411_R
ファミコン時代、あまりに難易度が高くて投げ出したプレイヤーが続出し、クソゲーとして名高い『トランスフォーマーコンボイの謎』のリメイク作。
自動で走るキャラをジャンプさせ、乗り物形態へとトランスフォームさせながら障害を避けるラン系アクション。
元のゲームとは内容が異なるが、相変わらず理不尽な難易度(褒め言葉)で面白い。
プレイにはスタミナが必要で、セーブポイントからのやり直しには課金通貨が必要というのが残念だが、仕方ないところか。

的にの洞窟2(Callys Caves 2) (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
ss3
剣や銃で敵を倒しながら進む、横スクロールのアクションゲーム。
ボスの動きを見きって倒したり、安全地帯を探したりと昔ながらのアクションの楽しさもある。
武器を使うほどに成長しインフレしていくシステムが特徴的で、粗さもあるがそれ以上に銃の連射で敵を倒すのが気持ちいい。

Joe Danger Infinity (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
joe
ジャンプやウィリーなどのアクションを駆使し、バイクや車でで障害を回避してゴールを目指すアクション Joe Danger シリーズの新作。
ほぼタッチのみの簡単操作で遊びやすい。
前作同様にテンポがよく、気持ち良い効果音や演出で楽しくプレイできる。

Tiny Striker (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
ss4
ラインドロー操作でシュートし、ディフェンダーやキーパーの隙間を縫ってゴールに入れるフリーキックゲーム。
失敗するまでひたすらシュートし、フリーキックに成功した回数がそのまま点数となる。
テンポよく遊べて、テクニックもほどほどに必要でハマる。

Skullduggery! (itunes 500円 iPhone/iPad対応)
IMG_3043_R
スリングショットで頭蓋骨移動させ、敵の隙をついて背後から強襲して倒し、お金やアイテムを集めながらゴールを目指すアクションゲーム。
ステージのギミックを利用して敵を倒すパズル要素あり、爽快に敵を破壊するアクションの楽しさありで楽しい。
ガイコツの借金取りになり、借金を踏み倒す悪人を追いかけるユニークな設定も面白い。
操作は容易だが、ゲームはそこそこ難しい。さらに、お金やアイテムを集めようとすると突然に難易度は高くなるのでコアゲーマー向け。

Timberman(itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
tree_wood_1
画面の左右をタップしてひたすらに木を切るキコリのショートゲーム。
だるま落としの要領でテンポ良く木を切る気持ちよさ、高難度が病みつきになる。
海外で大流行して、大量のコピーゲームが出回った。

100 Balls (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
IMG_0218_R
観覧車のように画面外周を回るコップに、容器からボールを注入するだけ。
コップが回っている間に容器にボールが戻ってくるので、再びコップにボールを注ぐ。
注入ミスでボールがなくなるまでこの作業を繰り返すゲーム。
シンプルだが、ボールを注ぐ作業が楽しくて熱中していますタイミングアクション。
シンプルゲームなので、ヒット後に大量のコピーが出回った。

ミッキーマウス キャッスル・オブ・イリュージョン (itunes 1,000円 iPhone/iPad対応)
micky_10
魔女にさらわれたミニーを助けるため、ミッキーが不思議な城を冒険するアクションゲーム。
メガドライブの名作として名高い『アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険』のリメイク作。
移動とジャンプを主体にしたオールドスタイルの横スクロールアクションゲームだが、丁寧に作られているので手堅く楽しめる。
ただ、価格もゲームの難易度も少し高め。

レオズ・フォーチュン (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
IMG_3123_R
Apple Designe Awards 2014に選ばれた良質のアクションゲーム。
リアルな質感なのにファンタジックなステージ、作り込まれた動きで、映像だけでも楽しめる。
ゲームとしてもジャンプと左右移動だけで遊べる遊びやすいアクションゲームとしてまとまっており、広くおすすめできる内容。

BlackMoor (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
black08
ドンキーコングや大魔界村など、レトロアクションのオマージュが詰まったアクションRPG。
前作『Maximus™ 』前作の奥行きのある2Dゲームからジャンプ+横スクロールのアクションに変化した。
道中やボスバトルなどでコンボを決めて倒していくゲーム内容はガーディアンヒーローズっぽいプレイ感覚で、かなり楽しい。
とにかくどこかで見たような「なにか」のオンパレードだが、ゲームとしてもそれで終わらない内容なので、レトロゲーム好きならぜひ遊んで欲しい1作。

Goblin Sword (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
screen520x924
武器を振るって敵を倒し、宝箱やクリスタルを探しながら進む横スクロールアクション。
描き込まれたドット絵が心をくすぐるだけでなく、敵のアクションパターンも豊富でプレイヤーを飽きさせない。
隠された宝箱を探したり、装備を調えたりするのも楽しく、ボスとの戦闘ではパターンを見切るアクションも楽しめる。
『ワンダーボーイ』や『ビックリマン』などの16bit時代のアクションを思い出す、懐かしくもよくできているゲーム。

SWAN SONG (itunes 400円 iPhone/iPad対応)
swansong_01
少女が乗る鳥を操作し、終末の世界を飛ぶアクションゲーム。
『鉄騎』の河野一二三さんがディレクションし、『FF12』などの新井清志さんがアートディレクション、『モンスターハンター』や『エルシャダイ』などで活躍した甲田雅人さんがサウンドを担当している。
崩壊してゆく世界のビジュアルと、静かな中に不安を感じさせるサウンドが独自の世界観を見せてくれる芸術的作品。
タップと傾け操作で鳥を飛ばす操作はかなり難しいが、その難しさも含めて「終末世界の厳しさ」としての芸術表現の一部として成り立っている。
ディストピア的世界観に引き込まれ、ゲームの中を旅するような感覚で遊べる作品。
難易度の高さと2014年、日本のiOSインディーゲームベスト10で1位に選んだことを考えて今回は選外に。

VVVVVV (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
IMG_5314_R
重力反転を使って画面の上下を入れ替えつつ、左右の移動でさまざまな障害を乗り越える2Dアクションゲーム。
難易度は高く、何度も死んでは挑戦するトライ&エラーの死にゲーだが理不尽感は薄い。
セーブポイントが多く、トラップも見えない罠ではなく「納得できる罠」なのでやり直して繰り返しプレイと上達が普通に楽しめる。
さまざまな仕掛けが用意されていて飽きずに遊べ、心地良いレトロ調BGMにのって楽しく遊べる。
アクションゲーム好きなら逃せない作品。

ディグディグ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
digdig005
ひたすら穴を掘って宝を集めるだけで、駆け引きもスリルも何もないゲーム。
しかし、軽快に動くキャラ、ブロックを砕く音、爆発の音など全てが気持ちよく、それだけで続けてしまう中毒性がある。
「リスクとリターンじゃない、リターンと超スゴいリターンでもいいんだ!」と教えてくれた作品。
digdig003
▲すべての現況、カーボン大爆発

その爽快感にハマるプレイヤーが続出し、ゲーキャスでも【ディグディグ依存の悪循環】を書いたり、ディグディグ攻略を書いたりと大ハマりした。
しかし、根本的にゲームが儲かる仕組みになっていなかったためか、2/27でサービス終了。
買い切りゲームだったら良かったのになぁ……。

Bug Heroes 2 (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
bug
虫のヒーローを操り、食料を守るアクションディフェンスゲーム。
2匹のヒーローを同時に操って戦う1人用モードに加え、オンライン対戦・オンライン協力プレイが可能になった。
次々と襲い来る敵を迎撃する戦術性、その戦術を実施に移すアクション部分、多様なプレイスタイルと盛りだくさんで飽きないゲーム。
見た目はいまいちでも、プレイするとのめり込む中身がある。
ただ、キャラクターが多すぎて好みのプレイスタイルの虫に巡り会えるまでが長い。

特別枠
ドランシア (itunes 無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay) gamedransia1
左右移動とジャンプを駆使して、体当たりで敵を倒しまくるシンプルな(でも難易度が高い)アクション。
「プレイし続ければ難易度が下がって楽になる」要素なしの、純粋なアクション。
美しいドット絵、レトロな音楽、やり込むほどスコアが上がるゲームになっている。
ゲームキャストもテストプレイヤーとしてバランス調整や、細かい点の調整に参加した。
自身が関わったものに賞をあげることはできないので選外に。

Ninja Smasher! (itunes 100円 iPhone/iPad対応)
ninja1
タッチした場所に向けてジャンプ攻撃しながら忍者が移動し、攻撃と移動が同時にできるアクションアドベンチャー。
敵と戦いながら装備を探し、だんだんと行動範囲を広げていく『メトロイド』的な冒険が楽しめる。
ゲームキャストもこのゲームの製作に少しだけ関わっているので選外へ。

この中にあなたのお気に入りのタイトルがない場合、コメント欄に書いていただければプレイする。
ぜひ、おすすめゲームを教えて欲しい。

その他のベストゲームは下記からどうぞ。
2014年スマホRPGベスト3
2014年スマホシューティング&FPSベスト3
2014年スマホ戦術ゲームベスト3
2014年日本のiOSインディーゲームベスト10