ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

RPG

名作をより快適に遊べる移植『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター』レビュー。独自バグ・機種依存バグてんこ盛りでやり込み・RTAも楽しそう(致命的バグが直れば)

FINAL FANTASY V (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円) 元が色あせづらい面白さなら、普通に移植されれば今遊んでも面白い。『ファイナルファンタジー』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターする『ファイナルファンタジ…

運営型前提の仕組みで物語を提供する意欲作『テイルズ オブ ルミナリア』レビュー。随所に光る箇所があるも、土台に欠陥を抱える惜しさ

テイルズ オブ ルミナリア (App Store 無料 / GooglePlay 無料)バンダイナムコが誇るRPG『テイルズオブ』シリーズの最新作『テイルズオブルミナリア』。これまでスマートフォン向けに同シリーズのキャラクターが出演するお祭りソシャゲは出てきたが、本作は“…

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』レビュー。ビジュアルでファンを納得させ、押し込みアクションバトルでゲーム好きも喜ぶ堅実なるアクションRPG

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆- (App Store 無料 / GooglePlay 無料)週刊少年ジャンプで『ドラゴンクエスト』のスピンオフとして連載され、独自の世界観・ストーリーで人気を博した『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』がついにスマホRPGに!連載当時は…

あの感動の物語が、平凡になって登場。『FF4』のストーリーをなぞるだけのデメイクRPG『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』レビュー

FINAL FANTASY IV (App Store 2,200円 / GooglePlay 2,200円 / Steam 2,200円)あの感動の物語が、安っぽく平凡になって登場。スクウェア・エニックスが『FF』を新たなピクセルグラフィックとサウンドでリマスターすると宣言し、スクウェアでドットキャラクタ…

原作ファン視点『ファイナルファンタジーII ピクセルリマスター』レビュー。理不尽・凶悪・野心的なゲームを、丸めずに現代風に仕立てたファン向けの好移植

パラメキア帝国が世界制覇をとげようとするなか、プレイヤーは滅ぼされた国の人々が集う反乱軍に身を投じ、それにあらがう……。1988年にファミリーコンピューター向けに発売された『ファイナルファンタジーII(以下、FF2)』が2021年、『ファイナルファンタジ…

ゲームアプリ版『火吹山の魔法使い』レビュー。現代に蘇るゲームブックの金字塔

日本で1980年代に流行った遊べる小説本、ゲームブック。あの『ドラゴンクエスト』シリーズですら当然のようにゲームブック化されていた、というほど流行ったなかでも金字塔と呼ばれ、ブームの火付け役となった『火吹山の魔法使い』が近代的なゲームアプリと…

信じられるものはない。人の記憶を奪う魔界を冒険するパズルRPG『魔界迷宮ポケットRPG』レビュー。「大丈夫。苦痛や悲しみも、そのうち全部忘れるからね」

魔界迷宮ポケットRPG (GooglePlay 無料 / PC 無料)「迷宮にいるうちに記憶が消えていったんだね。でも大丈夫。苦痛や悲しみも、そのうち全部忘れるからね」今日紹介するゲームは、癒やしと毒が入り交じる世界観を特徴とする開発者、キノコ野郎・タケハタさん…

攻略本を読みながらRPGを遊んだ”あの頃”を再現する、攻略本・説明書付きのRPG。多重人格の妹と旅する『5つのネイト』レビュー

5つのネイト (App Store 無料 iPhone向け / GooglePlay 無料)“懐かしいあの頃のRPG体験”を掲げる RPG は多いが、その中でも『5つのネイト』は独特な方向で成功を収めている。本作が再現に挑戦した”あの頃”は、ゲームを買ったら説明書を見て、悩んだら攻略本…

博打+ローグライク要素+デッキビルドRPG『サイコロ元素師(Dicey Elementalist)』レビュー。サイコロ運をプレイヤーの腕でコントロールする度胸のRPG

サイコロ元素師 (App Store 無料 / GooglePlay 近日予定)毎回ダンジョン入口から初期状態でプレイが始まり、冒険中にランダムな カードを手に入れてデッキを強化し、ボスを倒すローグライク系+デッキビルドRPG。そこにサイコロを振ってランダムに魔力を得て…

”古き良き”ではなく、現代に通じる良質RPG『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』前編レビュー。『FF』の父が作る懐かしのゲームを超え、Mistwalkerだから作れた新作と言えるAppleのキラーソフト

FΛNTΛSIΛN (ファンタジアン) (App Store Apple Arcade)『ファイナルファンタジー』シリーズを立ち上げた坂口博信さんが、Apple の月額遊び放題のゲームサービス Apple Arcade 向けに『FΛNTΛSIΛN(ファンタジアン)』という RPG を作る。これを聞いたとき…

自分の手で改造した戦闘機械”ゴーレム”を駆り、賞金首を狩るRPG『アームド&ゴーレム』レビュー。改造と多彩な戦術が楽しめるバトル野郎RPG

RPG アームド&ゴーレム (App Store 860円 / GooglePlay 860円)RPG アームド&ゴーレム 無料版 (GoolePlay 無料)生物の生命力“イデア”を基盤とした国家が災害により衰退し、荒廃した土地を舞台に戦闘機械“ゴーレム”を駆り、賞金首を捕らえるハンティングRPG『…

下手な有料ゲームが裸足で逃げ出す、本格ハック&スラッシュRPG『エルダースクロールズブレイズ』レビュー。目立つ欠点は「課金する意味が見いだせない」程度

人気RPG『The Elder Scrolls』シリーズのスマホ作品『エルダースクロールズ:ブレイズ (The Elder Scrolls: Blades)』。本作はシリーズの世界観で展開される作品で、主観視点のクラシカル・ダンジョンRPG……とかどうでも良くて、とにかくハック&スラッシュな…

デッキビルド+ローグライクRPGの新星『まものローグ』レビュー。ワンアイデアで面白さの方向がガラリと変化した『Slay the Spire』系ゲーム

PCやゲーム機では『Slay the Spire』、スマホでは『満月の夜』など、毎プレイ初期状態から始まり、ランダムイベントやバトルを通じてカードを手に入れ、最適なデッキを作り上げていくローグライク+デッキビルドRPG。『まものローグ』は、この人気ジャンルに…

遊びは『FGO』を踏襲し、完成度は『FGO』未満。セガ×ディライトワークスが送る『サクラ革命』レビュー

未完成品。セガの『サクラ大戦』シリーズ新作にして、『Fate/GrandOrder(以下、FGO)』のディライトワークスが開発・運営する『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~(以下、サクラ革命)』の感想は、そんなものだった。

モンスターを集めて、配合して冒険に送り出すRPG『放置系ハクスラモンスターズ』レビュー。確かなハック&スラッシュRPGの熱狂がここにある

放置系ハクスラモンスターズ (itunes 無料 / GooglePlay 無料)スマホで人気の放置系システムに、戦ってアイテムを手に入れてどんどん強くなるハック&スラッシュRPG要素、さらに『女神転生』のようなモンスター合体システムでパーティーを強化する要素を入れ…

入口に立ったら抜け出せない面白さの沼。ローグライト・デッキビルドの名作『Slay the Spire』レビュー

Slay the Spire (App Store 1,220円 / Steam 2,570円)ついに、あのゲームがスマホで出てしまった。PCで爆発的な人気を得て、Nintendo Switchでは特別にIndie Worldで紹介ムービーが作られるほど特別扱いされたローグライト+デッキビルドRPG『Slay the Spire…

『創世のエル ~英雄の夢の終わりに~』レビュー - 勇者よ、お前はこの腐りきった世界を救えるか!世界を救う意味を問う、王道RPGの先を描く1作

われわれは、本当にゲーム世界を救うべきなのだろうか?これまで多くの巨悪を倒してきた。竜王、バラモス、エクスデスにガノン……多くの戦いを経て、多くの世界を救ってきた。 しかし、本当に巨悪を倒した後の世界は幸せだったのだろうか? なぜ、世界を救う…

自分だけのキャラを作り、プレイヤーが自由にシナリオを公開し、無限に冒険できるRPG『Legends of Covitoria』レビュー。まだ発展途上だが、短いシナリオの製作はすでに実用レベル

プレイヤーがキャラクターを作って、背景やイラストを自由に設定でき、そのキャラクターで冒険する。冒険するシナリオもプレイヤーが自由に作成でき、作ったキャラクターで無限に遊べる。『Legends of Covitoria』は、そういったコンセプトのRPGだ。サービス…

見慣れた3マッチパズル+RPGのはずが、時間が消し飛ぶほどハマる『MAGICUS -マジカス-』レビュー

3マッチパズル+RPG。『パズドラ』や『パズルクエスト』時代からヒット作を生み出してきたこの組み合わせに、新たなハマりゲーが出現した。魔王を倒す勇者となり、ランダムイベントが発生する難所を踏破し、宝を集めて自宅を豪華にしたり、最終的に魔王を倒…

ランダム生成確率に手を加えるダンジョンコントロール・ローグライクRPG『Undervault』レビュー。ロジックでランダムを制御するボドゲ的な味わい

常に資源が足りず、真綿で首を絞めるようにプレイヤーを追い詰める凶悪なランダム生成ダンジョンに挑むローグライクRPG『Undervault』がえらく面白い。プレイしてみると、食料も装備も、本当にすべてが足りない。普通のローグライクRPGでは、これを細かいプ…

自信ありすぎ、でも実際面白い。「君はまだ、本当のアクションRPGを知らない」と宣伝するソシャゲRPG『ハンドレッドソウル』レビュー

なぜ、人は新作に自信を持つあまり、過去の作品や体験を否定してしまうのだろうか。古くは「すべてのRPGを過去にする」、最近では「キミはまだ、本当のトイ・ストーリーをしらない」。体感的には自信ありすぎ系のキャッチコピーは危険物が多い気がするのだが…

ポケモン世界と人を3Dで表現したファン向けRPG『ポケモンマスターズ』レビュー。実質、「トレーナーマスターズ」では!?

ついに、スマホのポケモン本編に近い空気を持つゲームがやってきた。そう、DeNAと株式会社ポケモンが共同開発した『ポケモンマスターズ(以下、ポケマス)』だ。『ポケマス』の舞台は、世界中からポケモントレーナーが集まる島パシオ。ここで開催される3on3…

『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』レビュー。『幻想水滸伝』スタッフが集い、キャラクターの関係性描写に重点を置いたRPG

ゲーム機のRPGなのに100人を超える仲間(ほぼ全員使用可能)がそれぞれの物語、目的をもってアジトに集い、やがて世界を動かすRPG『幻想水滸伝』シリーズ。そのシリーズのキャラクターデザイン、ゲームデザインなどを務めたスタッフをメインに据えたRPGがFuj…

『LogRogue(ログローグ)』レビュー:『ひまつぶ』シリーズの後継作。戦いを眺めても放置しても進められる、カジュアルな育成&ハクスラRPG

シンプルでお手軽ながら、育成とハクスラの楽しさが凝縮された無料のスマホRPG『ひまつぶクエスト』。『ひまつぶフロンティア』や『ひまつぶスラッシュ』など、数々の後継作が登場したこの人気シリーズを「放置型」に改修した新作が公開されました。『LogRog…

世界を救うか、最愛の人を救って終焉を見るか。7日後に滅びる世界を繰り返すRPG『永遠の七日』レビュー

何もなさずに生きるより、何かを成し遂げてから死にたい。最高のハッピーエンドは訪れない……だけど、きっと頑張れば何か報われる。私は物語においてそういった結末を求めてしまう。『永遠の七日』は、そういった思考にがっちりハマるRPGである。本作は世界が…

世界を救うまで、滅びの100日間を繰り返すローグライトRPG『Ending Days』レビュー。プレイヤーを沼に引きずりこむリプレイ性の悪魔

全国のローグライト系RPG好きのゲーマーたちにこの『Endind Days』を遊んでもらいたい。これは『Buriedbornes』や『Deck de Dungeon』など、システムで遊ばせる硬派RPGを作り続けるNussy Gameの新作。世界が滅びる最後の100日間を冒険し、魔王を倒して世界が…

ゲーム機RPGの面白さを抽出し、再構成したスマホRPG『ラストクラウディア』レビュー。RPGを作り続けた男の集大成が、ここにある [AD]

ラストクラウディア (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)その昔、『フライハイトクラウディア』というRPGがあった。ガラケーながら本格派の内容で、4作目まで作られるほど人気を誇ったのだが……最後となった4作目の物語には続きがある。1・4作目…

これがRPGの老舗ヒットポイントの力。ド直球王道RPG『フォーレジェリア』レビュー

『ねこあつめ』、『旅かえる』などの大ヒットで有名になったゲームメーカー“ヒットポイント”。この会社、本来は携帯電話向け RPG を最も得意とする老舗であることは新規のファンには意外と知られていない。どのぐらい RPG 製作に長けていたかというと、「あ…

怒涛のテンポのRPG新章『超能力でゾンビと戦うRPG II』レビュー。センスは1作目以上に光るが、物語には物足りなさが残る

ゾンビによって人間が激減した世界で、超能力を持つ戦士として戦うRPG『超能力でゾンビと戦うRPG』の2作目が登場した。今作はパワーアップ版の「ツー」ではなく、「第2章」と言うべき追加シナリオとなる。前作はプレイヤーを置き去りにしかねない怒涛のテン…

断じてロマサガの新作ではない。だが原作への愛もあふれてるRPG『ロマンシング サガ リ・ユニバース』レビュー

『ロマンシング サガ・リ ユニバース(ロマサガRS)』が発表されたとき、「これはロマサガではないと言わず、遊んでから判断したい」と記事で書いた。そして十分にプレイした今、頑固な『ロマサガ』老害として声を大にして言いたい。『ロマサガRS』は『ロマ…