2014年のスマホのパズルゲームからゲーキャスの選ぶベスト3とその他の秀作を紹介する。
オリジナルの新作、尖り具合を重視で先行している。
ゲームタイトルにリンクがあるものは、すべて紹介記事へ。
3位:ディズニー ツムツム (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay)
2014年1月にリリースされ、日本はもとより世界中で猛威を振るったパズルゲーム。
ディズニーのキャラクターが可愛いだけで終わらず、不規則な積み重なるツムから同じものを見分けて3つ以上つなぐ操作は新鮮だった。
また、音とビジュアルもよくできていて、コンボを決めてスコアを稼ぐ爽快感も素晴らしい。
2位:Threes! (itunes 300円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
2014年、一世を風靡したシンプルかつハマるパズルゲーム。
4×4マスの中にある数字ブロックをスワイプで動かして合体させ、3の倍数の数字を作っていくだけ。
それだけなのに、序盤に失敗するとそれが毒のように回って後半にくる戦術性、上達するほどにスコアが伸びる作りに中毒者続出。
しかし、リリースしてすぐに派生アプリ『2048』のソースコードが公開され、DL数でパクリゲーに抜かれる。異常事態に本家開発者が苦言を呈す事態に。
風の噂によると、十分なほどは売れたようなので一安心。
1位:Monument Valley (itunes 400円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
もはや説明は不要。
エッシャーのだまし絵の原理を利用し、地形をいじって通路を作る不思議なパズルゲームだ。
あり得ない構造の建物を冒険する不思議な体験が人気を呼び、大ヒットとなった。
AppStoreの有料アプリ市場でもまれに見る大ヒットとなり、アップデートで追加ステージも登場。
さらに、Androidユーザーは95%が料金を支払わずにプレイしていることを明かしたり、収益を公開したりと1年を通じて話題となった。
2014年のパズルゲームは、Monument ValleyととThrees!を中心に回っていた気がする。
どちらを1位にするか悩んだが、最後の決め手は直感。
どちらも素晴らしいので、ぜひ遊んで欲しい。
惜しくも選外となったゲーム
以下に選外となったが魅力的に感じたパズルを紹介する。
Loco Motors (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
タイヤやエンジンなどを自由にを組み合わせて乗り物を作り、ゴールに到達できるマシーンを作る物理パズル。
RovioのBad Piggies のようなゲームだが、こちらは車体の長さや形まで自由に設計できる。
自分が設計したマシーンが予定通りに動くと気持ちが良い。
Hitman GO (itunes 500円 iPhone/iPad対応)
暗殺アクション、ヒットマンシリーズのスピンアウト作品。
ジオラマ風のボード上を1歩ずつあるき、見張りに捕まらずにゴールまでたどり着くターン制のパズルゲーム。
パズルゲームとして楽しめるだけでなく、ジオラマのように眺めているだけで満足できる「物感」がある。
Paperama (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
折り紙を折って、決められた手数で形を作るパズルゲーム。
折り紙がそのままパズルになっていて、日本人にとてもなじむゲーム。
パズルとして面白いだけでなく、折り紙の端が微妙にずれる悔しさまで再現されている驚きの操作感は一見(プレイ?)の価値あり。
モンスター&バースデーケーキ (itunes 500円 iPhone/iPad対応)
絵本のようなデザインの世界が可愛らしい、ステージクリア型のパズルアドベンチャーゲーム。
ラインドロー操作で移動し、移動させたいブロックをタップで運んでステージ上のケーキを全て集める変形倉庫番的なパズルゲーム。
ゲームを進めると、ブロックを破壊できるなど特殊な能力を持つ仲間が増えていき、だんだんとパズルも難しくなる。
会話やキャラクターの演出などがとても丁寧で、アップデートで日本語にも対応。
GROW CUBE Ω (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
キューブ上の世界にアイテムを配置して、その変化を観察するパズルゲーム。
元はFLlashゲームだったが、今回は追加要素を加えての移植となる。
設置したアイテムは時間とともに成長し、あわせて世界もどんどん変わっていく。
世界が完成して成長が止まったときに、すべてアイテムが成長しきっている順番を考えるパズルとなっている。
アイテムの順番次第で世界の様子がかなり変わるので、世界の動きを眺めているだけでも楽しい良作。
スマピク (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
『マリオのピクロス』や『ピクトロジカ ファイナルファンタジー』など、ピクチャーロジックパズルのゲームを得意とするジュピターのピクチャーロジックアプリ。
問題の質が高いうえ、初心者向けのガイドも充実しており、この手のパズルが好きな方にも、入門者にもおすすめ。
体験部分だけでもかなりの問題がプレイできるので、ピクロスパズルが好きな方はお試しあれ。
MON€¥$! -マネーズ!- (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
お金を重ねて両替していくマネーパズル。
1円が5枚で5円玉に、5円玉が2枚で10円玉に…と、ターンが残っている限りコインを次々両替していくエンドレスパズルになっている。
ステージが進むと円、ドル、ユーロと硬貨が変わり、パズルのルールが変わる点もよくできている。
短時間で遊べて奥が深いのだが、取っつきが悪いのが難点。
FRAMED (itunes 500円 iPhone/iPad対応)
コミックのコマを入れ替えてストーリーを変え、主人公を助けるパズルゲーム。
単にコマの順番に入れ替える作業になっておらず、イラスト見ながら状況を想像し、「このコマをこの並びにすると意味が変わる!」と考えるパズルになっている。」
ストーリーや演出はメタルギアの小島監督が2014年ベストゲームとして名前を挙げるほどの作り込み。
新しくて面白いゲームを探しているなら、これ。
99 Bricks Wizard Academy (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
テトリスと同じ形状のブロックを積み重ね、高い塔を作る物理パズル。
テトリスはキレイに揃えてブロックを消すゲームだったが、こちらはブロックが消えずにずっと残り、その上にひたすらブロックを積み重ねるゲーム。
ブロックは物理シミュレートされており、少しでも積み方がずれると斜めになってしまう。
慣れてくると不安定になった塔を再び安定させたり、間に横入れさせたりとテクニックが増えていき、上達するほどにスコアが伸びる。
リリース時は有料アプリだったが、広告付きで無料になったのでぜひ1度試して欲しいパズル。
100TURN勇者 (itunes 100円)
百人勇者や勇者30などで有名な吉田浩太郎氏が開発したパズルRPG。
一方的に100回敵を攻撃してステージのボスを倒すという面白い設定。
パズル要素とRPGのバランスがいい感じに調整されており、パズルが得意な人はうまく攻略することで早く成長でき、不得意な人もレベルを上げればクリアできる。
ドット絵の動きや、勇者とお供のボイスもかわいいし、1ステージ数分の短い時間でも遊べるスマホらしさもある作品。
土竜 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
雀牌をスライド操作で移動させて消す3マッチパズル。
単純に演出が気持ち良いだけでなく、消した牌で麻雀の役をそろえると得点が上がる仕組みにハマる。
やたらにアングラ系な雰囲気は好みが分かれそうだが、爽快感に振り切ったキャンディクラッシュとして成立している。
Lost Yeti (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
アイスクリームを食べるのに夢中になり、群れからはぐれたイエティを仲間の元まで送り届ける可愛いパズル。
イエティはひたすら直進し、壁にぶつかるまで曲がらない。
そこで、壁を動かしてゴールまで導くのがプレイヤーの役割だ。
シンプルながら、次々と新しい仕掛けが出てきて飽きないアーケードパズル。
God of Light (itunes 200円 iPhone/iPad対応)
鏡で光を反射させ、ゴール地点を照らす反射パズル。
ベーシックな反射パズルに素晴らしいアートをくわえて特別なゲームにしたアート賞な作品。
暗い空間を光で照らすと世界からだんだんと闇を取り払われ、世界の全容がわかる。
その過程が楽しい雰囲気ゲー。
この中にあなたのお気に入りのタイトルがない場合、コメント欄に書いていただければプレイする。
ぜひ、おすすめゲームを教えて欲しい。
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