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Paperama レビュー - 日本人のDNAに訴える折り紙パズルゲーム。

Paperama (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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日本人ならば誰もが経験しているだろう、伝統遊戯の「折り紙」。
『Paperama』は、その折り紙で形を作る和風のパズルゲームだ。

折り紙を折っている感覚の再現度が高く、プレイしていると子供時代を思い出すほど和風だが、作ったのは海外メーカー FDG。
日本の得意技を奪われたようで悔しくもあるが、とても素晴らしいパズルゲームに仕上がっている。

ステージを開始すると画面に折り紙が画面に広がり、目標となる形が点線で示される。
プレイヤーは紙を折っていき、点線の形に紙を折れればステージクリアとなる。
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折り紙の端を指でドラッグすると、本物の紙のように「ぺらり」と折れていく。
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そして、決められた回数だけ折って形を作れるとステージクリアとなる。
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紙が点線からはみ出していたり、点線内に隙間があるとその面積の分だけペナルティを受けるが、折り紙のうち80%以上が点線内に入っていればクリアは可能だ。
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▲適当に折ったときの不揃い感まで折り紙。

だから、力押しでこんな形にしてもクリアはできる。
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しかし、折り紙が微妙に不揃いだったり、形が整わなかったりするととても気持ち悪く、ついつい100%を目指してしまう。
そして、美しく紙が折り上げられた瞬間の「解いた!」感は格別に気持ちいい。
この感覚は、もしかしたら日本人ならではのものかもしれない。
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▲折れないと気持ち悪いという感覚は、もしかしたら日本人のDNAに訴えかけているからかも?

折り紙をモチーフにしているので誰でもプレイでき、落ち着いたBGMも思考に没入できる空気感を生み足していて、「和の心」を思い出すパズルとなっていてとてもオススメのゲームだ。

ただ1つ難点を挙げるとすれば、それは「難しい」こと。
序盤はともかく、中盤以降は正確に形を作ってクリアするのは難しい。
だから、挫折してしまう人もいるかもしれない。
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▲ハート…どうやって折るんだ!?

ヒント機能はあるものの回数制限があり、課金でしか回数を回復できないので詰まると永遠に悩み続けることとなってしまう。
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ただ、長所と欠点は表裏一体で、難しい分パズルを解けたときの感動もひとしお。
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理不尽なステージはないので、高い難易度でくじけそうになっても、1回はじっくり考えこんで見て欲しい。
ヒントを使うのはそれからでも遅くない。

評価:3.5(かなり面白い)

おすすめポイント
折り紙をモチーフにしたパズル
落ち着いたBGMの中でプレイできる

気になるポイント
難しい上にヒントが課金式(買い切りだと嬉しかった)

課金について
ヒント(頼り切っているとすぐ尽きる)

(バージョン1.2、GCドラゴン)

アプリリンク:
Paperama (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

動画: