ガークルの事なら俺に聞け!第15回前編『ソーシャルゲームはゲームなのか?』
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- 2012年12月08日
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第1回『ソーシャルは札束で殴り合うバトルだ!』と言い放ち、『ガーディアンクルス』(以下、ガークル)を通じてそれが本当か試す、という話をしてからはや半年。
Sをとった回数こそ少ないものの、ガークルのプレイヤーなら自分が真面目にプレイしていたことを認めていもらえると思う。
半年の区切りで自分なりにやってみた結果から、今回は結論をだそうと思う。

ガークルがゲームであるかどうかということだが、今ならはっきり「ゲームである」言える。Sをとった回数こそ少ないものの、ガークルのプレイヤーなら自分が真面目にプレイしていたことを認めていもらえると思う。
半年の区切りで自分なりにやってみた結果から、今回は結論をだそうと思う。

このゲームは毎週コロシアムで他のプレイヤーと戦ってポイントを競うアリーナ系のバトルゲームで、10枚のカードが自動で出現して戦っていく。
このあたり、見た目はポチポチゲーに近いがバトルを重ねて相手プレイヤーの配置を知ることで、ある程度対策ができる。
どうしようも無い強さの敵も「デス」という即死スキルで倒せることがあり多少の実力差を乗り越えることもある。
カードはレベルアップして終わりではなく、3つのスキルをどのように取得するか、そして魔石というアイテムでいかに強化していくか、が重要。

ガチャの役割を果たすハントはシューティングゲームとなっており、平均的なプレイヤーと上手いプレイヤーでは1回のハントの成果が全く異なるし、運がよければノーマルハントでも★5が出現する。
ただ、ここまでであれば既存のカードゲームなりだったと思う。

最も良かったのはゲームとして機能しているのは「トレード」の部分。
コロシアムのルールが毎回変化し、それぞれに攻略方法が変わり、トレードを軸として他のプレイヤーと連携して戦力を整えられることだ。
蓄財して交換する市場がしっかり成立しており、課金しているプレイヤーもそうでないプレイヤーも毎回に変化する市場に合わせて売買を行うことで、強くなっていく速度が違う。
単純な全体のインフレではなく、弱かったカードでもルールによってちゃんと価値が出ることがある。
例えば、雪原のキャラ限定コロシアムで自分は電撃アプリのコードを使って大量にカードを揃えて対策した。
飛行キャラ限定コロシアムでは、今まで価値が低かった朱雀の価格が高騰したので、バハムート狩りで余っていた朱雀を売って次回のコロシアムに備えて力を蓄えている。

▲今はもう出ない、バハムート
また、運営は堅実かつ誠実で、プレイヤーに対してイカサマをしないように見える。
これがあまり論じられることがないけども、自分は非常に重要な要素だと思っている。
ソーシャルゲームにおいて、確率は簡単に変更できるわりにプレイヤーがそれを検証するのは難しい。
(この辺についてはやねうらおさんの記事を参照していただきたい
ゲームのルールや確率を変えられたら、ゲームの攻略方法を探してもそれが根底から崩れてしまう。
運営が確率をコロコロ変えていてはゲームとして遊んでられない。
自分はガークルをプレイするまでスクウェア・エニックスのオンラインゲーム運営を全く信じていなかった。
が、ガークルはイベントのルールを特定のプレイヤーが不利になるようなかたちで後から変更したりしないし、宣言したことはほぼ守っている。
「今課金しても、途中でイベントのルールが変わったり、未知の新しいカードがくるから課金していいかわからない」ということはない。
だから、安心してゲームができるし少額とはいえお金を払っても納得できる。

▲ガークルの課金は納得している。
さらに言うと、このゲームは手持ちの戦力が足りないときははっきりとそのことが分かる仕組みになっているので、「ああ、これ以上は無理だな」と悟り、コロシアムも一定の順位に達したところで諦められる。
なので、無駄に金を積みまくることもない。
そのあたりも安心感がある。
プレイヤーに面白さを提供しつつ、ルールが厳格に守られており、確率もいじっているように感じないのであれば、ゲームとして認められるとガークルを通して感じた。
ということで「ガークルの事なら俺に聞け!」の結論としてはソーシャルカードゲームもゲームであった、という話になる。
だが。
「全てのソーシャルゲームはゲームとして認められるの?」
と聞かれると話は異なる。
ガークルと同時に同じスクウェア・エニックスの『拡散性ミリオンアーサー』をプレイしていて、自分は「拡散性ミリオンアーサーはゲームではない」と感じた。
できるだけ近いうちにこれについて語る、後半の記事を書きたい。
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ガークルの事なら俺に聞け!第2回『コロシアムに死す…』
ガークルの事なら俺に聞け!第3回『400勝ボーナス大作戦』
ガークルの事なら俺に聞け!第4回『特攻野郎Sランク』
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【忘れてはいけない…】ガークルの事なら俺に聞け!外伝 『スクエニのソーシャルゲームが終わったとき』
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コメント(16)
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コメント一覧 (16)
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- 2012年12月08日 16:48
- ミリオンアーサーは四コマ漫画アプリ、限界突破でリセット、次は騎士団でリセットと推測します。自分の気に入ったイラストを集める、それがランキング報酬なら課金する…、ゲームというか、イラスト屋さんかな。
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- 2012年12月08日 17:32
- 好みの問題じゃね?
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- 2012年12月08日 17:49
- 1です。
ミリオンアーサーは、カードゲームとしては終わってると感じてます。毎月限定騎士を手に入れないと結果は出せないし、それも来月には産廃。妖精イベントも固定の三枚しか使わないし、ゲームとしてのカードを集める魅力はないですね。イベントが毎回同じなのに成立してるのはイラストのお陰、運営はゲーム屋として恥ずかしくないのかな?と思ってます。利益だけを追求してこいって会社内で言われてるんじゃないかと安藤さんが心配です。ケイオスつくった人にやらせるのはもったいない。ミリオンアーサーは能力がゴミなので簡単にガチャでSRが手に入るから、好きなカードを所持できる満足感で課金しますけど。
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- 2012年12月08日 18:32
- どっちもゲームじゃないと思う。
ガークルはハントもただのくじ引きだと気付いた時に勘違いだったと思った。
ミリオンアーサーは1の人が言うように月限定カードによってそれまでのカードの使い道がなくなった。
好きなカードは使えない、月限定カード以外育てる意味もないで本当にゲームじゃなくなった…
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- 2012年12月08日 18:54
- 拡散MAとモバマスやってますが、何となくわかります。
ゲームとしてではなく、キャラを売っているんですよね、あれは。
アクションなどが好きなプレイヤーからしたらゲームではないかもしれませんが、ガークルはキャラを売っていないのでゲームかな、と。
まあ、キャラが良くないとやる気しないのでガークルやめましたけど。
モバマスとかがゲームだと思えた事はないですね。
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- 2012年12月08日 19:40
- 俺はリバイバルに不信感を覚えてからガークルやらなくなったな
あれ確実に確率をいじってただろ本スレでも話題になったし
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- 2012年12月08日 20:18
- やってないけど面白かった。
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- 2012年12月08日 22:30
- 確率をいじってるかどうかを体感するのは不可能だと思う。
不平等、不公平も含めて確率なんだから。
たった六分の一のサイコロを普通に振っても人によって出る目は偏るし。
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- 2012年12月09日 02:26
- ゲームは誰でも遊べるべき。
シューティングとかスコアアタックしないと楽しめないゲームなんかもってのほか。
技術とか、国民的ゲームドラクエからしていらないんだし。
日本人が最も好む形態になっただけだと思うよ。
自称ゲーマーさんは誰もわかってない。
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- 2012年12月09日 08:38
- ソーシャルゲームより普通のゲームの攻略をして欲しい、、。
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- 2012年12月09日 11:54
- ドラクエのように平等にゲームできればよかったですね。今のソーシャルは金を払えばそのチームのFKの時だけキーパーなしとか、特定の球団だけ金属バット使用可みたいな話。金持ちが気持ちよくプレイするだけ、選手自体は何も素晴らしくない。そんなゲーム見てて楽しいと思うのはオーナーだけでしょ。
ガークルもアーサーに比べればゲームですけど、腕で埋めれるのは一万円に対して半額ぐらいで対抗できるとかその程度。結局、ソーシャルは一割しか課金しないわけで、その一部が気持ちいいだけ、最終的にはどうにもならない差を無課金が腕でカバーして俺スゲーとかどっちも悲しい。
みんなが平等に金を払って、平等に遊べるゲームが欲しい。
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- 2012年12月09日 12:12
- そもそもゲームの定義が曖昧。
例えば、「頭を使って工夫する余地があるのがゲーム」と定義すると、音ゲーはゲームじゃなくなる。
まず、トシさんの考えるゲームの定義から書いてほしい。
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- 2012年12月09日 12:38
- *9
好みの問題じゃね?
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- 2012年12月09日 16:33
- この次の記事で書こうと思っていますが、「ゲームのルールが定まっており、それが厳格に運用されていること」がゲームの基本だと思っています。
確率やデータが予告もなにもなく短期間にコロコロ変わるのはゲームではありませんね。
色々悩んだのですが、プレイヤーの手によるインタラクションがあるエンターテイメントはゲームたりえるのだと思っています。
ゲームの定義はだんだんと変化しており、運が何%で実力が何%なら…ということは言えないと思っています。これはゲームセンターのゲーマーたちが「LVUPすればクリアできるドラクエはゲームじゃない」と言ったことを現在もなぞっていると思っており、そのあたりは経済モデルの変化に流されているのかと。
しかし、ルールがあってそれにしたがって遊ぶということは変わらないと思っています。
自分はすべてのプレイヤーが均等な機会のもとで、同じように(ランダムであっても、結局は全てのプレイヤーが現実的な時間のプレイで同じ能力を手に入れられる状況下で)プレイできるゲームが一番好きですが、そういったゲームが商売にならないのが残念です。
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- 2012年12月09日 16:34
- ガークルのリバイバルは、自分がリッチもフェニックスも持っていなかったのでよくわからないのですよね…。
すみません。
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- 2012年12月09日 21:49
- リバイバル系使ってなかったのか・・・
使っていればガークルにたいして又別の印象を持ったかもしれませんね