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ガークルの事なら俺に聞け!第1回『ソーシャルは札束で殴り合うバトルだ!』

本日から週刊でスクウェア・エニックスのソーシャルカードゲーム「ガーディアン・クルス」のプレイ日記をお届けする。

いきなり過激なタイトルから始まったが、これは特にカードバトル系では一面の真実で、トップを目指そうとするなら、ソーシャルゲームは札束で殴り合うバトルになる。
例えば、行動ポイントを使って特定期間内にどこまで進めるか競うイベントはソーシャルゲームでポピュラーである。
行動ポイントが3分1点回復するとしよう。
1週間で多くポイントを稼ぎ、順位に応じて良い景品がもらえるとする。
すると、1週間で回復する行動ポイントは7×24×20=3440ポイント。

これを効率よく使いきれば1位になれるかといえばなれない。
ゲーム内には行動ポイントを回復する「回復薬」が存在するので、これがあるだけポイントを上積みできる。

1週間の間ランキングとにらめっこしながら他人に抜かれるたびに「回復薬」を使ってポイントを上積みするバトルが始まるのである。
ゲーム内で手に入る「回復薬」の数は少ないが、これは現金でいくらでも買える。
そして、1度イベントでお金を使ってしまうと、景品アイテムを手に入れられなければ使ったお金が無駄になってしまう(順位が低くても相応にもらえるが、そんなものはトップを目指すプレイヤーにはゴミも同然だ)。
投資した金をムダにしないため、他のプレイヤーに抜かれるたびに「回復薬」という名の札束を積み上げ続けるバトル…「札束での殴り合い」が始まる。
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▲そんなお金はないので、札束風メモ帳の画像で…。

ゲームという名を借りたオークション(しかも、負けても金が返ってこない)。
本当は全員トップの景品しか欲しくないのに、トップを逃しても「2位の景品が渡されたので、ちゃんと頂いたお金の対価は渡してますよ」というようなシステムである。
完璧な集金装置だ!
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▲子供がプレイしそうな題材もこのランキングバトルが…。

ゲームだって基本無料で楽しめます…と言われても、F1カーが競争している中に、「無料でも自転車で走れるから、競争してみたらどうですか?」と言っているような馬鹿らしさ。
真面目にプレイして、ゲームのスキルや立ち回りで勝っていきたいのに金には絶対勝てないこの構造。
糞だ。

常々そう思っていたところに、スクウェア・エニックスの新作『ガーディアン・クルス』がリリースされ、プレイしているうちに考えるところがあった。
このゲーム、先日レビュー記事「レビュー:ガーディアン・クルス 高い完成度、ゲームメーカーの心意気を感じるソーシャルカードバトルゲーム」述べたが、既存のカードバトルゲームよりも複雑で、作戦の入り込む余地が大きい。
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▲今までのソーシャルゲームよりも少しゲームっぽい。

このゲームなら「スキル」や「立ち回り」で勝っていけるかも…!?

他のソーシャルカードバトルと比べてもう1つ気になったのはお金を使用する速度の差。
例えば、11連ガチャを連続でやると30000円を5分で消費することができる。
熱くなったら一瞬だ。
が、このゲームは10分で3000円というところ。

「まだまだ甘い!」
というのは簡単だがこの方式でゲームを作るのは結構大変だっただろう。
極端な例だが、1ページ目に「このゲームはプレイヤーをガチャ漬けにするのを目的にします」と書かれていて、ゲーム説明は「●●と同じ」としか書かれていない企画書が存在し、それが100万以上DLされる中で、こういったものを応援していくことで、より良いゲームが出てくると思っている。

よし、やるならとことんだ。

ソーシャルゲームとはどのようなものなのか、そしてゲーマーが全力で立ち向かうとどうなるのか。
今週から毎週1回、スクウェア・エニックスのソーシャルゲームがどれほどのものか、全力でプレイ記録を書いていく。
さらに、Twitterでも@gamecast_blog当てに連絡をいただければ質問にできるだけ回答する。
自分が全力でプレイするから、みんなも一緒に楽しんで欲しい。

ガークルの事なら俺に聞け!

ガーディアンクルスの詳細・DLはこちら(itunes)

これまでのガーディアンクルス攻略の記事はこちら