米Apple「インディーゲームの12日間」開催。名作から見逃しがちな良作まで44作品のリストまとめ
米国Appleにより、、3月9日から3月20日まで「インディーゲームを祝う12日間」イベントが行われている。
すでに、USのApp Storeはインディーゲーム一色で、「革新的なゲーム」や「素晴らしいサウンド」など5部門で多くのゲームが表彰されている。
また、この期間に偉大なインディーゲームが次々リリースされる。すでに『Kingdom : The New Lands』や『Mushroom 11』がリリースされたが、まだまだ素晴らしいゲームが出るという。
今回、日本のApp Storeではインディーイベントが行われていないので、今回のイベントで米国Appleが特別に表彰しているインディーゲームをまとめてみた。
印象的なゲームが多いので、気になったらぜひ遊んで欲しい。
革新的なインディーゲーム
FRAMED
紹介記事:ありそうでなかった!マンガのコマを入れ替えて展開を変える漫画パズル。
MGSの小島監督おすすめの1作。
Blackbox - think outside the box
未プレイ。
Prune
鉢植えの枝を剪定し、正しい方向に伸ばて花咲かせる盆栽パズルゲーム。
ゲームとして面白いだけでなく、和風のビジュアルも美しい。
Progress to 100
特定の行動を取ると進むローディングバーを100%にするひらめきパズルゲーム。
意外性のある謎が多く、面白い。
The Room Three
紹介記事:リアルなのに、現実感のない世界が心を打つ。美しき脱出ゲーム
Shadowmatic
物体を動かし、影で何かの形を作る影絵パズル。アートが素晴らしく、何度もAppleの賞を受けている
Splitter Critters
紹介記事:ステージを紙にようにビリビリ破って繋げる。おもちゃのようなパズル
iPadで遊ぶとたまらない遊び心にしびれる。
OLO ゲーム
未プレイ。
hocus.
Monument Valleyのような錯視を利用した迷路ゲーム。
素晴らしいプレイ
Duet Game
赤と青、2つの点を回転させるように動かし、障害物を避け続けるゲーム。
哲学的なメッセージが次々と投げかけられるゲームプレイが印象的。
Super Hexagon
画面の外から迫り来る「枠」を、回転するように動いて避ける避けゲーム。
シンプルながら熱中感のある激ムズゲー。後々多くのゲームにパクられまくったが、これが元祖。
Crashlands
謎の宇宙惑星で資源を集め、さまざまなアイテム生産設備を整えて生き延びるサバイバルSFゲーム。難易度は易しめ。制作者が必死にゲームを作っている間に、絶望的なガンが治ってしまったことで話題になった。
Canabalt
自動で走り続けるキャラクターをジャンプさせ、障害物を避ける元祖ランゲーム。
スタイリッシュなステージ演出は、今もって通じるビジュアル。
PinOut!
紹介記事:そこはレトロなゲームセンター。SFピンボール
永遠に続く谷間をピンボールを使って登り続けるSFアクション。
SteamWorld Heist
西部劇風のSF戦術シミュレーション。再度スクロールのステージを移動し、障害物、敵との角度などを調節する戦術性にハマる。
UFO on Tape
未プレイ。
IMPOSSIBLE ROAD
意味不明なほどに落ちやすい道を、ボールで転がり続けるアクションゲーム。
あまりの難しさにハマる人が続出。「POSSIBLE ROAD(簡単な道)」というパロティーゲームも登場した。
Ridiculous Fishing - A Tale of Redemption
紹介記事: 『Ridiculous Fishing』釣ったら撃つ。それが本場の釣り
釣った魚をなぜか撃って捕らえるフィッシング&シューティングの釣りゲーム。謎な組み合わせだが面白い。
Mr Jump
紹介記事: たった3ステージで人の心を掴む死にゲー
難しいが、プレイヤーの上達がわかりやすく、飽きづらいギミックでハマるランゲーム。
驚嘆するビジュアル
スキタイのムスメ:音響的冒剣劇(ユニバーサルバージョン)
紹介記事:ドット絵とリアルな音、素晴らしい演出が織りなす芸術
とにかく美しいドット絵、素晴らしいサウンドの迫力。日本語対応なので、遊んで欲しい。
Severed
紹介記事:悪夢の世界と、希望にすがる少女と、絶望のRPG
魔界に呼び出され、絶望的な状況で家族を蘇らせようと戦う少女の物語。絶望とわずかな希望、そして面白いバトルのミックス。日本語対応。
インプロージョン
紹介記事:ゲーム機並のアクションをスマホで
ゲーム機クラスのゲームを目指して作られたスラッシュアクションゲーム。PSPのゲーム並みにできている。
レオズ・フォーチュン
紹介記事:美しい映像と演出が作る、上質アクション。
ディズニー系の作品を意識した、丁寧な作りのストーリー、演出、日本語声優。横スクロールアクションとしても普通に楽しめる。
Chameleon Run
紹介記事:Appleが認めた美しさと、どこまでも遊べる奥深いアクション
透明感のある世界の中を、高速で駆けるランアクション。
忘れられない物語
That Dragon, Cancer
紹介記事:結末がわかるからこそ心を打つ。幼子の死を看取るアドベンチャー
ガンに冒された子供の一生を描くアドベンチャー。子が死に向かう様子と救いを描く。英語力必須。
DEVICE 6
テキストの洪水の中からストーリーを読み取り、配置を読み解いてさらなるテキストを探し出すテキストアドベンチャーパズル。世界で評価が高いが、ネイティブ並の英語力がなければ楽しめない。
Transistor
紹介記事:美しい未来都市の最後とその謎を追う物語
戦術ゲームとアクションを組み合わせたバトルアドベンチャー。美しいビジュアルの未来都市が心に残る。
Her Story
紹介記事:彼女の人生を覗き、探し、暴く。心に刺さる物語
警察の持つ動画ライブラリを検索し、
Sorcery! 4
ゲームブックの草分け的存在、ソーサリーシリーズ『諸王の王冠』のアプリ版。
ゲームブックなのに、オープンワールドという革新的な作りが話題を呼んだ。英語力必須。
80 Days
80日間で世界を一周して戻るテキストアドベンチャーゲーム。
英語力必須。
The Westport Independent
新聞の編集長として、新聞の内容を決め、世論を動かして街の行方を決めるアドベンチャー。
ゲームとしてはイマイチだったが、コンセプトは評価できる。英語力必須。
Space Age: A Cosmic Adventure
1970年代のSFを意識したアドベンチャーゲーム。
謎の惑星に不時着した男が出会う、奇妙な出来事を描く。英語のみ。
Thomas Was Alone
異なる大きさの四角キャラクターを切り替えて進む横スクロールアクション。
ときに踏み台になり、ときにスイッチを押し、異なる個性を味わううちに四角が人に見える不思議なゲーム。ミニマル系ゲームの走り。
The Silent Age
時間を行き来して人類の滅亡を救うアドベンチャーゲーム。
信じられないサウンドデザイン
HoPiKo
紹介記事:1ステージ数秒。瞬時に判断して飛ぶ超々ハイテンポアクション
瞬間的な判断で床から床に飛び映るアクション。
クリプト・オブ・ネクロダンサー
リズムゲーム+ローグライク。一見簡単なローグライクだが、リズムに乗って操作しないと動けず、かつ曲のリズムに合わせて敵が動くので思考時間も制限されて適度なバランスで楽しめる。
Beat Stomper
タイミング良くジャンプし、画面上の床に飛び移り続けるジャンプゲーム。
ジャンプの効果音と音楽が素晴らしく、単純なゲームなのにやめられない。
The Sailor’s Dream
とある灯台の謎を、複数のキャラクターの視点から見るアドベンチャー。
演出と音楽、効果音全て素晴らしいが、英語必須。
LOUD on Planet X
画面右から迫る宇宙人を、バンドの演奏で撃退するリズムゲーム。
音とゲームの同期が弱く、曲はいいがゲームはイマイチ
... and then it rained
上から降り注ぐ雨を、雨と同色のタイルで受けメルアクションパズル。
VOEZ
紹介記事:音と動きの一体感で魅せる。Rayark3作目は優等生な音ゲー
DeemoのRayarkによるリズムゲーム。スマホでやるには少し厳しいが、それでも良くはできている。
Horizon Chase - World Tour
紹介記事:90年代のレースゲームの爽快感を現代の3D技術で再現
シンプルに楽しい3Dドライブゲーム。近代的レトロビジュアルも美しい。
_PRISM
複雑に折りたたまれたプリズムを展開するルービックキューブのようなパズル。
Last Voyage
抽象的な宇宙の旅を描いたアドベンチャーパズル。
ビジュアルの印象度はピカイチ。
以上。そのうち、日本でもこのようなイベントを行ってくれることを期待したい。