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音と動きの一体感で魅せる。Rayark3作目は優等生な音ゲー『VOEZ』レビュー

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『Deemo』、『Cytus』の2大音ゲーを送り出したRayarkから、3作目の音ゲー『VOEZ』がリリースされた。
本作は、リズムゲームに高校生バンド「VOEZ」の活動を描いた青春ストーリーをのせた「青春系さわやかリズムゲーム」。
相変わらずのRayarkクオリティで、音ゲープレイヤーならチェックするべき1作となっている。

Rayarkの作品だけあり、基本部分はもう言うことなし。楽曲は、全40曲。ボーカル入りの曲がメインでいずれも、クオリティは高い。
難易度は3段階で、全体的に『Cytus』よりは簡単で、『Deemo』よりは難しめ。程よい難しさだ。
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▲曲も良いが、ジャケットイラストも良い。

曲の開始前には譜面の表示スピード、タッチ音の有無を選択でき、基本機能も問題なし。
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リズムゲーム部分は、画面上からレーンを通ってマーカーが降りてきて、画面下の線と重なったときに操作する『Deemo』タイプ。
マーカーは4種類で、タッチ、長押し、フリック、指を置くだけの4種類の操作が存在する。
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点数計算はミスした分だけ低くなる減点方式を採用しており、オールパーフェクトで1,000,000点となる。
ここまでは普通に良くできた音ゲーなのだが、『VOEZ』にはその先がある。
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『VOEZ』では、曲と画面の演出を最大限にシンクロさせ、音と映像の一体感を「普通」より大幅に高めているのだ。
通常、音ゲーの演出では、マーカーなどが表示される場所がメインにあって、その邪魔にならないように背景やキャラクターの動きで控えめに飾り立てる事が多い。
が、『VOEZ』では、そのメイン部分、画面の中央までが派手な演出で動きまくる。
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曲が開放的になればパッと広がってレーンが増え、色も鮮やかに。 音数が少なくなれば、中央のレーンだけに。
曲に合わせてレーンの広さや色などが変り、音と見た目が強烈にシンクロする。
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『VOEZ』は、操作に合わせて曲が演奏される音ゲーではない。だから、音と操作の一体感は『Deemo』などの演奏する音ゲーより弱いはずなのだが……この演出で見事に補っている。
音に動きを加えた、「音と動きのリズムゲーム」と言えるだろう。
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▲ただ、スワイプでレーンが動く演出は慣れるまでいまいちだったかな……。

さらに、『Deemo』に引き続いて「リズムゲームとストーリーの融合」要素もある。
ゲームをプレイしていくと日記が解放され、ゲーム内に登場する高校生バンド「VOEZ」の活動の青春ストーリーが語られるのだ。
日記にはイラストがふんだんに使われており、これを見る目的でゲームを進める人もいることだろう。
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課金方式は、リズムゲームでは珍しい「一定期間無料のローテーション式」。
常に8曲が無料開放されており、プレイヤーは好きなだけその曲を遊べる。一定期間が過ぎると無料曲が入れ替わるので、プレイヤーはずっとプレイしていればいつか全曲遊べる。
無料期間ではない曲を遊びたければ、課金アイテムの「鍵」で1曲ずつ購入する方式となっている。

1曲当たり120円で、全40曲でおよそ4,000円。
日記を見ていくと多少「鍵」が手に入るので、始めてすぐに全曲解放したければ2016年5月29日現在、3,600円程度で全曲を購入でき、価格的にも納得感がある。

ちょっと変わったところでは、タイトル画面やランキングで表示されるアイコンをガチャで入手できる仕組みもある。
こちらは、「鍵」1つで3アイコン。ゲームプレイには影響を及ぼさないので、良心的と言えるだろう。
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全体として、爽やかなビジュアルが気持ちよく、ダイナミックな演出が曲の良さを引き立て、遊んでいて楽しい。価格としても納得いくレンジで、最初に書いた通り音ゲーが好きならぜひ触るべき一作と言える。

ただ、個人的にはちょっとだけ残念……というか心残りもある。
過去のRayark作品を振り返ってみると、 『Cytus』は、当時のスマホリズムゲームの水準を大幅に引き上げてみせた。
『Deemo』は、強烈に印象的なストーリーとリズムゲームを融合してみせた。
だが、今回は過去2作の特徴を受け継いで、丁寧に作られた控えめな「優等生」であり、過去のライバルゲームと比べると驚きが足りない。
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▲ストーリーはある。だが、強烈な印象はない。

全体のクオリティは間違いなく高い。だが、Rayarkには単に面白いという先まで見せてくれることを期待していたので、少し肩すかし感はある。
それが、理不尽な感想とは自分でも分かっているのだが。

評価:7(要チェック)

おすすめポイント
豊富な曲数
さわやかな演出
曲に合わせたダイナミックな演出


課金について
カギ(1つ120円)楽曲解放とアイコン獲得に使用

(ゲームキャスト トシ Ver 1.0.3)

アプリリンク:

VOEZ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)

 コメント一覧 (6)

    • 1. P
    • 2016年05月31日 23:41
    • ちょっと触ってみた感想がレビューと一緒だったw
      作りは悪くないけどここのゲームにしては尖ってないね
    • 2. 名無し
    • 2016年06月01日 00:05
    • 優等生どころかこれ判定の善し悪し見え辛いって言うどころかそもそも高難度じゃ一切判別出来ねぇじゃねぇか、その上割と判定厳しいしよ、雰囲気もアイデアも曲もいいけど音ゲーとして最低レベル
    • 3.
    • 2016年06月01日 00:34
    • 安定してクオリティーの高い作品を出せるってだけで相当凄いことなんだけど
      だからこそ、それができるスタジオにはその上を見せてもらいたいという期待と欲が出てしまうものですな
      大画面で映えそうな画面レイアウトはアーケード進出を狙ってるのかなと思ってみたり
      あとは作家性なのかもしれないけど、ストーリーはユーザーのイメージに任せる感じからもう一歩こっちにきてほしいです
    • 4.  
    • 2016年06月01日 02:21
    • >>2
      普通に判別出来るけど・・・
      判定もCytusやDeemoと比べると厳しいけど音ゲーの中では別に厳しい方という訳でもないし・・・
    • 5. 名無しの音ゲーマー
    • 2016年06月01日 09:14
    • >>4
      その通り。

      >>2はゲーセンの音ゲーやったことないんでしょう。一回やってみるといいですよ。
      あと、voezは横の判定がcytusとdeemoより厳しいだけです。縦は緩い。
    • 6.
    • 2016年06月02日 05:32
    • App Storeのレビュー見てると、音ズレが激しいとかタッチの判定がおかしい、長押ししてるとミスになるとか
      表示言語が日本語以外になる等、色々書かれてる

      当方の環境(iPad mini2、iOS8)ではそういった不具合は一切発生していないから、もしかしてiOS9が関係しているのかな、と思ってみたり

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