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「iPhoneゲーム大賞2011」ゲームキャストノミネート作品紹介その4

ついに始まった「iPhoneゲーム大賞 2011」、恒例ノミネート作品紹介。
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その1その2その3で紹介したゲームに続き、「大賞」「クソゲー賞」「ベストメーカー賞」「子供向け賞」「その他賞」「特別賞」を紹介。
「子供向け賞」「クソゲー賞」は新設のため、過去全てのゲームがノミネート対象。
ベストメーカー賞
ゲームロフト
ロフトゲーは詰めが甘いとか、パクリだらけといわれつつも、なんだかんだでiPhoneのハイエンドゲームを引っ張ってきたゲームロフト。
節目節目に驚くようなソフトを出し、ゲームロフトの成長がそのままiPhoneゲームの歴史といっても過言ではないiPhoneゲーム市場のリーダー。
お願いなので、もう少しゲームの後半部分にも愛を注いで挙げてください…。

スクエアエニックス
iPhoneゲームの黎明期から積極的にソフトを出しており、オリジナル大作RPG『ケイオスリングス』、DS版を超えたグラフィックの『ファイナルファンタジーIII』など良作を抱えるほか、初期は『ヴォイスファンタジー』など一風変わったゲームもリリースしていた。
もう、変わったゲームが出なさそうなのが寂しいが2012年も注目の大本命。

カプコン
代表作『ストリートファイターIV Volt』を始め、様々なゲームをリリースしているiPhoneゲームの雄。
まさかモンハンブランドをiPhoneに持ってくるとは思わなかった。
2012年はどんな驚きをくれるのか楽しみ。

後はタイトー、ケイブあたりを考えたものの、やはり過去全体を考えると上の3つよりも一歩劣るかなぁ、と。

特別賞
くっつきバード
bird01
鳥をくっつけて石像を運ぶアクションゲーム。
タッチならではの操作性、短いけども濃縮されたプレイ、隠れた佳作。
もっと話題になってもいいと思うんだけども。

Pilot Winds
ss1
Tiny Wings』とほぼ同時期に出たタップして急降下、坂からジャンプのアクション。
これ、実はTiny Wingsのパクリではなく、本当に似たゲームが同時期に出たという奇跡。
電話の特許よろしく、一瞬先に出たTiny Wingsが市場の話題をさらってしまったけども、様々なモードがあって完成度はこちらのほうが上だと思う。
基本無料というのもポイント。
Pilot Windsの詳細・DLはこちら(itunes)

PAC'N-JUMP
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このゲームが出るまで、ナムコには何も期待していなかった…というぐらい良くできていたジャンプゲーム。
単純に見た目がオールドナムコファン向けというだけでなく、テンポの早い展開とステージごとに異なるプレイ感覚で楽しめる1作。
現段階ではナムコの最高傑作だと思う。

ということで、賞に入れられなかったけど個人的に大好きなゲームを3つノミネート。


クソゲー賞
Warmgun

悪名高きWarm Gun。
Unreal Engineを使用した美麗グラフィックのオンライン専用FPSとして大々的に宣伝されていたものの、リリースされた瞬間悲鳴が上がった。
初期バージョンは起動せず、「すいません、テスト版を間違えてリリースしました」という開発元の言い訳。
そしてアップされた正式バージョンは何をしてもクラッシュして進めない。

warmgun03
落ちるのではなくて、システムメッセージを表示するという珍事。
その後練習用のオフラインはプレイできるようになったが、元々オンライン専用だったはずなので操作練習程度。
オフライン専用のオンライン専用FPSという新しいジャンルを作った。
FPS不足の時期にリリースされたこともあり、大勢が被害にあったらしい。
現在は修正されて遊べるが、単なるクソゲーになっている。
話題性・実態ともに「ザ・クソゲー」と呼ぶにふさわしい。
Warm Gunの詳細・DLはこちら(itunes)

勇現会社ブレイブカンパニー
breve02
3DSに先駆けて発売された放置型RPG。
Twitterから仲間を生成して、勇者を雇って人々の悩みを解決しよう!

Twitterから仲間をつくろう!→バグで使えませんでした。
勇者が帰ってくるまで待とう!→バグで帰って来ません。
さあ起動するぞ!→長いロードが終わったら落ちました。


という事で初期バージョンは本当にひどい。
動作は全体に遅いし、何をやっても金を取られるし、勇者はちょっとモンスターに負けると辞めていくし…。
そんなアプリでも「お金出してください!」という意思表示は一人前で、どんな画面でも「課金で○○しよう!」みたいな誘導であふれていたのも怒りを誘った。


brave08
4人組パーティーが全滅して、3人が辞表を出してきて「1人85円で確実に引き止められます」ときたときは本気でナムコに殺意が湧いたもの。
現在はバージョンアップされ、普通のゲームになっている。
モッサリ感はiPhone4Sなら解消されるのでiPhone4S以上推奨(これが出たときはiPhone4Sなかったけど!
バージョンアップ時には350円のアンロック要素がなくなってまともな課金になったが、それまで課金した人にはレアアイテムが与えられた。
後からそんな事されてもとっくにクリアするか、やめてるわ!

ZUMA REVENGE DELUX
zuma01
パズループのパクリであるところの大ヒットゲームZUMAの名をさらに語ったパクリのパクリアプリ。
連鎖しても得点が変わらないどころか、連鎖するとゲームオーバーになる謎仕様。
もちろん、ゲームとして遊べるかというと全然。
だが、大人気ゲームのZUMAと勘違いしたユーザーが次々と購入してUSトップ100に載るほど売れてしまった。
最近も似たアプリを出してセールをしていることから、この手の商売はイケるらしい。
AppStoreには単なるクソゲーは山ほどあるので、有名メーカーや話題作でないものは除外しようかとも思ったが、混沌としているAppStoreの現状を象徴するクソゲーということで選出。
Appleはこういうものもどうにかして欲しい。
Angry Bird'sに似た名前のアプリは昔削除していたのにな。

次点は定価600円(発売時は記念セールで350円)でコースが2つに車種4つ、それ以上は追加課金というボリューム、当時の最新機種でもろくに動かない「ありえない完成度」でリリースされた『RIDGE RACER ACCELERATED』、傾け操作が徐々にずれてまともに操作できなくなる『塊魂モバイル』、信じられないクオリティの『Gジェネ』。
こうして見るとナムコだらけだが、特に「発売日に買ったユーザーはベータテスター」というナムコスピリッツの原点を魅せつけたリッジレーサーはかなり悩んだ。
iPhoneのクソゲーを語る上でナムコは外せない(全部アップデートで今は良くなっているけども)ので今までの総決算ということで…!
今年はハイクオリティなゲームを出しているので期待したい。
と思ったら、PS Vitaのリッジレーサー(Amazonレビュー)でも初期3コースでお値段3980円か…うーん、ブレイブカンパニー。
あとはノーブランドながら初めて当たった強烈クソゲー『Brighted Land TD』(今は購入不能)もちょびっとだけ視野に入れた。

子供向け賞
REAL ANIMALS HD
ss1
その名の通り、リアルな動物たちが見られるアプリ。
非現実的な動きをするものの、オプションでオフにできるのでお父さんも安心。
なお、無料の体験版HDと、最初からすべての要素が楽しめるHD(Full)の2つがある。
タップするたびに動物がポンポン出てくるのは楽しい。
私には子供がいないが、近所の子供に大人気。
REAL ANIMALS HDの詳細・DLはこちら(itunes)
REAL ANIMALS HD (Full)の詳細・DLはこちら(itunes)

子供がいないので、そんなにノミネートできない…。
お父さんブロガーのノミネートに期待で。

その他賞
電車でGO! 山手線編
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ご存知、トレインシミュレーター。
山手線を操作するだけのゲームだが、シリーズでも屈指のグラフィック。
この手のゲームは映像面の進化がそのまま面白さにつながるので、かなり嬉しかった。
アップデートで対向車線を電車が走るようにもなり、雰囲気が良くなったし、あとは路線を追加しまくるだけ!
…と思ったら続編がなかなかでない。
もっと出て。

おさわり探偵 なめこ栽培キット

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2011年はなめこの年だった。
果たして、2012年はどうなってしまうのか。
なめこ、宇宙進出もありえそうな勢い。

THE・土下座
ss5
シンプル・シュール系のアプリ。
タイミングを合わせてひたすら土下座…というかポーズを取るアクション…かなぁ?
セリフのセンスや変な動き、不条理なステージなど、クソゲーだけどハマるというか…。
THE・土下座の詳細・DLはこちら(itunes)


大賞
グルーヴコースター
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リズム賞にもノミネートした作品。
音と光の洪水で、プレイしたときもっとも衝撃を受けたゲーム。
正直言っていろいろなゲームが出たものの「これはすげぇ!」と興奮したのはこのゲームだけ。
何も悩まずにこれに決めた。

ということで、ノミネートした作品は以上。