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レビュー:くっつきバード

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タイトル:くっつきバード
ジャンル:アクション
価格:無料(170円で製品版へ)
日本語対応:あり
Retina 対応:あり
販売元:Ryuji Kuwaki | Version:1.2 | GameCenter:ランキング対応 | 対応機種:iPhone / iPod touch / iPad

総合評価:3.0(値段よりも面白い)
+鳥がくっつくのが楽しい
+タッチパネルを活かした独自のアクション。
-落ちることがある。
-楽しめるまでは慣れが必要

くっついて物を運ぶかわいい鳥、「くっつきバード」(以下鳥)の力で石像を運び、台座まで運ぶアクションパズルゲーム。
シュールな見た目と演出、きっちり物理シミュレートされた石像の動き、 タッチパネルを生かした操作でオリジナリティのあるアクションゲームに仕上がっている。

製作した Ryuji Kuwaki さんは『落ちゲーテノセル』や『ネコアップ』を製作した個人の開発者で、見た目にも共通点が伺えるほか、タッチパネルの特性を生かした操作性とオリジナリティのあるゲームを作っている。

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このゲームの基本ルールは単純明快。
指が置かれている方向から石像目がけて鳥が飛び、くっついて押してくれるので、うまく鳥をくっつけて台座に運ぶだけ。

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・鳥は石像にくっついた方向に一定時間動かす(ただし、1匹だけじゃ動かない可能性がある)
・くっついた後は休まないと再度くっつけることができない
・石像をタップすると空中でも静止する(最初はこれが超重要)

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・鳥がくっついた状態でダブルタップすると石像を投げるが、長く休まないと戻ってこない。

上記が基本ルールで、鳥の体力を考えたペース配分と、力点を考えたくっつけが重要にな「パズルアクション」的な要素がある。
とにかく特筆すべきはタッチパネルを活かした操作であること。
石像の周囲をタッチして、次々と鳥がくっついていく様は見ていて楽しいし、慣れるとプレイしやすい。

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続いて重要なのは「得点システム」。
道中にあるアイテムに石像がぶつかると得点が入り、高得点でクリアするほどクリアしたときにボーナスが貰える仕組み。

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中でも一定時間の間得点を倍にする「ドクロ」を連続して取っていくと、どんどん得点が上昇していくため、スムーズにドクロをとっていけるようになるにつれ「今、自分が上手く動いている!」という実感がわく、昔ながらの骨太アクションゲームになっている。

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その上で繰り返しプレイするだけでも徐々に鳥が増えていくため、アクションが得意でなくとも大量の鳥をくっつけるのが楽しいゲームへ変身するので、徐々に上手になっていける。
やり込む場合はどれだけ少ない鳥数で最終ステージをクリアできるかで究極を目指せ、やり込み派でなければ大量の鳥がくっつくことが楽しい、2重に楽しめるゲームになっているのはさすが。

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難点はとにかくとっつきの悪さとプレイ後に落ちやすいこと。
移動したい方向の逆側をタッチして鳥が石像を運ぶ、というのは慣れるまで分かりづらい。
チュートリアルを事前にきっちり見ておけば十分理解できるのだが、石像を停止させる操作も含めライトゲーマーは取っ付きが悪いし複雑。
落ちるの読んで字のごとし。
必ずプレイしてセーブした後に落ちるため、プレイデータが消えることはないが…やはりこれはこれで気になる。

と、このように良いところと悪いところがあるものの、操作は最新タッチパネル向け、内容は繰り返しで上達するアクションといまどき珍しいぐらい王道ド直球。
悪い点もゲーマーならば苦にしない部分なので、じっくりプレイ派のゲーマーならば是非おすすめしたいゲームの1つ。

くっつきバードの詳細・DLはこちら(itunes)

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