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評価7

欧米人が言うところの日本的シューティングだが日本人には違和感しかない欧米縦シュー『Aces of the Luftwaffe - Squadron』レビュー

日本のゲームが衰退していると言われて久しい。確かに世界的にはオープンワールドRPGやFPSが人気で、この分野では日本は弱く、技術的な面でもすでに遅れを取っている。だが、筆者がどうしても欧米を信頼できないゲームジャンルがある。"シューティング"だ。…

爆弾を産むニワトリがフライドチキン・チェーンを壊すパズルアクション『Bomb Chicken』レビュー。一見色モノ、遊ぶと軽快操作の骨太のパズルアクション

Bomb Chicken (itunes 610円 / Steam 1,500円)私たちは、いつも食べている食品の原料について驚くほど無知だ。たとえば、安い・美味しいの代名詞チキン。あれほど大量の肉を、毎日途切れず大量生産できるなんておかしいと思わないだろうか?世界で展開する青…

あら、ゲーミングお嬢様なのに『薔薇と椿 ~伝説の薔薇の嫁~』をご存じない? お里が知れましてよ……お嬢様のための上品なゲーム紹介

みなさま、ごきげんやう。本日は名家のお嬢様たちの権力争いを描く、高貴でお上品なゲヱム『薔薇と椿 ~伝説の薔薇の嫁~』をまさか、ゲヱムをたしなむお嬢様、ゲーミングお嬢様ともあろうものが『薔薇と椿』をご存じないとは思いませんが……。存じなければ“…

歩きスマホした距離を競うゲーム『Double Dodgers』レビュー。スマホゲームを遊ぶ、道を歩く。 両方やらなきゃいけないのが(以下略

Double Dodgers (itunes 無料 / GooglePlay 無料)スマホゲームを遊ぶ、道を歩く。両方やらなきゃいけないのがスマホゲーマーの辛いところだな。覚悟はいいか?オレはできてる。本日紹介する『Double Dodgers』は、歩きスマホでゲームをする少年を操作し、歩…

欧陸戦争の最新作は新作というか新シナリオ。欧陸戦争6の第一次世界大戦版『欧陸戦争6: 1914』レビュー

歴史をテーマにした硬派なターンベース戦略シミュレーションゲーム『欧陸戦争』シリーズ。中国のメーカー「Easy Tech」が展開するスマホ定番のこのシリーズに、昨年末、最新作が登場しました。『欧陸戦争6: 1914』です。『将軍の栄光』や『世界の覇者』など…

インフレしない、エンディングのある放置”戦術”ゲーム『モンスタートレーダー』レビュー。

クッキーが増続ける放置・インフレゲーム『クッキークリッカー』に始まり、RPGを組み合わせた『タップタイタン』の登場で爆発的に普及した放置・インフレRPGジャンル。そんな中でも、『ひまつぶスラッシュ』など一味変わったRPGを出して人気のmoitititiさん…

世紀末タクシー伝説『ザ・ファイナルタクシー』レビュー。大抵の悩みは、タクシーに乗ればすべて解決する終末世界

大地が汚染され、人類文明が衰退した遥か未来。ミュータントが地上を歩き回り、狂った軍事用ロボットが人を襲う非情な世界でも……タクシー運転手は生きていた!未来に生きる子孫にタイムマシーンで仕送りする『Time Machine』など、独特の味を持つゲームを出…

色を失った世界を彩りを取り戻す脱出ゲーム『Discolored』レビュー。孤独な世界、プレイヤーに寄り添う音楽、演出が秀逸な1作

「そこではすべての色が失われる」ある砂漠には、色を失ったレストランがたたずんでいる。そんなレストランを訪れ、緑、青、赤と一色ずつ色を取り戻し、世界を解放する脱出ゲームが『Discolored』だ。システムは普通の脱出ゲームだが、色を使った演出、環境…

奇抜・かっこ良ければ何でもあり。精神世界での戦いを描くMV風ゲーム『Sayonara Wild Hearts』レビュー

高品質なアートを基盤として、数々の良作を送り出しながらも「もはやスマホゲーム開発はゲーム機より難しくなった」と休止を宣言したSimogoが、Apple Arcadeの登場と共に帰ってきた。記念すべき復帰第一作は、男に振られて歪んだ少女の精神世界に入り、自ら…

骨董品の修理を通じて人を知るパズル+ドラマ『Assemble With Care』レビュー。『Monnument Valley』のustwo最新作

『Monument Valley』で人気を博したustwoから、品物の分解・組み立てパズルを通じて人と触れ合うヒューマンドラマ・修理パズル『Assemble With Care』だ。ある日、骨董品を修理し続ける生活に飽きた主人公のマリアは、家を飛び出して旅に出る。そして、見知…

人類の戦争・生存と共に発生したスポーツ、クリケットの歴史を学ぶゲーム。『Cricket Through the Ages』レビュー

世界で1億人以上が遊び、ヨーロッパなどを中心人気と言われるスポーツ『クリケット』。その起源は今から1万年前にさかのぼり、人類の歴史はクリケットとも言えることを皆さんご存知だろうか。え、知らない!?ならばちょうどいい。クリケットで人類の歴史を…

古典ゲーム『フロッガー』×3D物理演算=面白い。新たな面白さを生成した『Frogger in Toy Town』レビュー

大ヒットゲーム『クロッシーロード』の原点とされており、カエルが車などを避けてゴールに移動する1980年代のレトロゲーム『フロッガー』。まさか、その新作が現代に登場し、よりによって2019年9月にAppleの発表会で「Apple Arcade独占の自信作」と、トップ…

C級スパイ映画のお約束ぎっちりの『Agent Intercept:エージェント・インターセプター』。爆破、体当たり、変形…あらゆる手を使って悪の組織を阻止するドライブアクション

映画『007』シリーズに登場するような水陸両用エージェントカーにのり、悪の秘密組織Clawの陰謀を阻止するゲームがApple Arcadeに登場した。『エージェントインターセプター』だ。華麗なアクションを決めてスコアを稼ぐアーケードスタイルゲームとしても面白…

地獄を華麗に駆け抜けるハイテンポアクション『Death Hall』レビュー。死を覚悟でアグレッシブに走るプラットフォーマー

地獄に捕らわれた子供が、死神に追われながら地上目指して駆け抜けるアクション『Death Hall』。このゲームはスマホのアクションとしてはかなり素晴らしい。大雑把な操作でも気持ちよく遊べるタッチ操作前提のゲームシステム、それでいて高速・精密に動くほ…

自信ありすぎ、でも実際面白い。「君はまだ、本当のアクションRPGを知らない」と宣伝するソシャゲRPG『ハンドレッドソウル』レビュー

なぜ、人は新作に自信を持つあまり、過去の作品や体験を否定してしまうのだろうか。古くは「すべてのRPGを過去にする」、最近では「キミはまだ、本当のトイ・ストーリーをしらない」。体感的には自信ありすぎ系のキャッチコピーは危険物が多い気がするのだが…

ペンギンが群れる島を眺めるシミュレーター『ペンギンの島』レビュー。ペンギンたちに労働の喜びもついでに教えよう

極寒の島を開発し、ペンギンたちの楽園を作って眺める緩いシミュレーションゲーム。それが『ペンギンの島』だ。このようなゲームは過去にもたくさんあったが、今作は映像表現が一味違う。昨今のスマホ性能の向上を利用して、かわいいペンギンが群れる様子を…

魔女の目玉が空を飛ぶアクション『Witcheye』レビュー。スマホ専用システムなのに、SFC・メガドライブ期の王道アクションの感覚を見事に再現

かつて、2D系ハードを支えてきた超ド王道の2D横スクロールアクションゲーム。たとえば、任天堂ハードの『スーパーマリオブラザーズ』、メガドライブの『リスター・ザ・シューティングスター』。スマホでしか成立しない、タッチパネルだけを考えた操作で、そ…

『大征服者: ローマ』レビュー:今度の歴史ストラテジー『欧陸戦争』シリーズの舞台は古代ローマ。カエサルやハンニバルが争うヨーロッパを転戦せよ

世界大戦やナポレオン戦争など、歴史をテーマにしたターン制の戦略シミュレーションゲームをスマホで公開している中国のメーカー「Easy Tech」が、新たなアプリを公開しています。カエサルやハンニバル、スパルタクスなどが登場する、古代ローマが舞台の作品…

劇場アニメの世界でプレイヤーが動くゲーム『フォーゴットン・アン』レビュー。小さな選択が変化を呼び、心に棘を刺す小作品

古いおもちゃ、片方だけの靴下、いつか出した手紙……そんな、人間たちが忘れ去ったモノがいきつく世界フォゴットンランド。その世界ではモノが意思を持って動き出し、いつか人間たちに思い出してもらえることを夢見て生活している。『フォーゴットン・アン』…

Nintendo Switch版『勇者ヤマダくん』レビュー。アイテム課金の呪いから解放され、面白さが引き出された意外な1作

2016年から2018年末まで、スマートフォン向けに配信されていた基本無料・アイテム課金型のパズルRPG『勇者ヤマダくん』。このNintendo Switch版を遊んで、今さらクリアしてしまった。Switch版は有料・追加課金なしのゲームとしてバランスを変更した結果、面…

『開店デパート日記2』レビュー:カイロソフトのデパート経営シミュレーションに8年ぶりの続編登場。お店もお客さんも大幅増加

ビルの中に様々なお店を詰め込み、巨大なショッピングモールを造り上げていく、「カイロソフト」のデパート経営シミュレーションゲーム『開店デパート日記』。スマホだけでなくNintendo Switchにも移植されたこの作品に、続編が登場しました。『開店デパート…

『LogRogue(ログローグ)』レビュー:『ひまつぶ』シリーズの後継作。戦いを眺めても放置しても進められる、カジュアルな育成&ハクスラRPG

シンプルでお手軽ながら、育成とハクスラの楽しさが凝縮された無料のスマホRPG『ひまつぶクエスト』。『ひまつぶフロンティア』や『ひまつぶスラッシュ』など、数々の後継作が登場したこの人気シリーズを「放置型」に改修した新作が公開されました。『LogRog…

終わりを迎えた世界に命を創り、再生する王道SF物語ゲーム『World for Two』レビュー。人類が消え、美しく静かな世界であなたは何を思うのか

World for Two (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)世界が滅び、残った人類はその責任をつぐなうため、新たに生命を作ろうとする……。手塚治虫の漫画『火の鳥』に限らず、そういったSFの世界を好むなら、『World for Two』をやるべきだ。大災害により…

あのゲームセンターを再現したインディーガンシュー『アサルトチェーンガンKM』レビュー。粗くて半透明もないセガのガンシューよ、現代によみがえれ!

ファミコン・メガドライブを意識したレトロ風ゲームが増えて久しいが、ここにアーケードだけで展開された『MODEL 2』風が加わろうとしている。『MODEL 2』とは、かつてゲームセンターで最先端の3Dポリゴンゲームを提供し、『デッドオアアライブ』や『ハウス…

日常にある穏やかな愛を描くドライブゲーム『Sunset Road』レビュー。倦怠期の恋人たちの会話から導かれる信頼の姿

今日は午前3時に目が覚めてしまった。外を見れば寂しく雨が降っていて、家の中はまだ肌寒い。すごく空虚な気持ちでもないし、ゲーム的なスリルや劇的なものを求めているわけでもない。しかし、暗くて静かな中で、心の隙間を埋める小さな暖かみを持つ“何か”が…

世界を救うか、最愛の人を救って終焉を見るか。7日後に滅びる世界を繰り返すRPG『永遠の七日』レビュー

何もなさずに生きるより、何かを成し遂げてから死にたい。最高のハッピーエンドは訪れない……だけど、きっと頑張れば何か報われる。私は物語においてそういった結末を求めてしまう。『永遠の七日』は、そういった思考にがっちりハマるRPGである。本作は世界が…

病み系女子になって彼氏の携帯を探る『マヂヤミ彼女』レビュー。これぞ現代のサイコホラー

アタシね、普通じゃ無いんだ。いつも“重い”と言われて恋人に振られちゃうけど、ユウタには恋愛体質の私を上手く隠してて…。『マヂヤミ彼女』は愛情が深すぎて彼氏を束縛する病んだ女子を題材としたアドベンチャーゲームだ。ある日、“彼女”であるあなたは彼氏…

蟹を食え、そして戦え。100人のプレイヤーが蟹を操作し、サーバー最強の蟹を決める甲殻類バトルロワイヤル『King of Crabs』レビュー

蟹を食え、そして戦え。最大100体のプレイヤーが蟹となって同じ荒野に降り立ち、最強の蟹“キング・オブ・クラブ”の座を巡って戦うバトルロワイヤルゲーム『King of Crabs』。プレイヤーの操作する蟹には、ほかの蟹を解体し、肉を食べて無限に成長する特殊能…

恋人と、友達と。2人遊び専用の脱出ゲーム『Tick Tock: A Tale for Two』レビュー。2台のスマホで同じ世界を、違う視点で見て、話しながら謎を解く会話ゲーム

2人のプレイヤーが同じゲームを別々の端末で、異なる視点で遊び、会話で情報を共有しながら謎を解くコミュニケーション・脱出ゲームが登場した。スウェーデンとデンマークの作家2人組Other Tales Interactiveが制作した、2人プレイ専用の脱出ゲーム『Tick To…

誰でも遊べて、毎ステージひらめきの”アハ体験”ができるパズル『Snakebird Primer』レビュー

2015年、パズルゲーム好きの間で「驚くほど素晴らしいゲーム」と、世界的に話題になった作品がある。その名は『Snakebird』。ヘビ状の鳥“スネークバード”を移動させ、自身の胴体を貫通できないというルールだけを守ってゴールに向かうシンプルなルール。その…