評価7
魂が天国へ行く前に訪れる、天国と地獄の間。そこに、くまのシェフが死者に最後の晩餐をふるまう“くまのレストラン”がある。このレストラン住み込みの給仕の“ねこ”になって、シェフを手伝い、死者とふれあいうゲームが『くまのレストラン』だ。
『ねこあつめ』、『旅かえる』などの大ヒットで有名になったゲームメーカー“ヒットポイント”。この会社、本来は携帯電話向け RPG を最も得意とする老舗であることは新規のファンには意外と知られていない。どのぐらい RPG 製作に長けていたかというと、「あ…
マリオのような“プラットフォーマー操作”のアクション操作で、同じステージを64回も遊ばせる(N64リスペクト?)ゲームがある。『That Level Again』だ。同じものを繰り返すと言うと、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンドレスエイトが有名だが、本作の繰り返…
『ロマンシング サガ・リ ユニバース(ロマサガRS)』が発表されたとき、「これはロマサガではないと言わず、遊んでから判断したい」と記事で書いた。そして十分にプレイした今、頑固な『ロマサガ』老害として声を大にして言いたい。『ロマサガRS』は『ロマ…
いくつもの小さな浮島に分割されてしまった世界を渡り歩き、それぞれの世界で素材を採取して装備を調え、悪の親玉を倒すアクション・クラフト・RPG『ポータルナイツ』がついにスマホに登場した。しかも、日本語対応で内容はPC・ゲーム機版などとほぼ同じ。同…
1980~90年代の音をつなぎ合わせて作られた音楽に、当時のチープな CG やノイズだらけの映像を組み合わせたミュージックビデオ(音楽だめでも可)“Vaporwave”というジャンルがある。この「インターネット廃材を利用した芸術」とも言うべき作品を、これまたレ…
スマホ最高のタワーディフェンスシリーズと、自信を持って言える『キングダムラッシュ』シリーズ最新作がやってきた。『キングダムラッシュの復讐(Kingdom Rush Vengeance)』だ。これまで人間とエルフ、ドワーフが手を組んで様々な悪と戦ってきたが、今回…
レッドオーシャンなどと言われて久しいアプリ界隈で今、1人の日本の開発者が趣味で開発したボール転がしアプリが世界的にヒットしている。今日紹介する『TENKYU -転球』は、Android 版だけで累計1,000万ダウンロードを越え、App Store では30以上の国で1位を…
大雑把な見た目で、動きも適当なのになぜか面白いコンボアクション。そしてカプコンとセガを中心に、レトロゲームから持ってきたパロディ満載の演出・技・ステージギミックが楽しくてやめられない。人気横スクロールビートアクションの新作『Blackmoor 2』が…
迷信と科学がせめぎ合う20世紀。偉大な電子技師二コラ・テスラは世紀の発明の発表会の夜に、科学を恐れたホラー作家 H.P.ラヴクラフトの手下に襲われる。科学の夜明けを、オカルトに止められてはいけない。テスラは、発明品を手にクトゥルフ神話の怪物たちに…
2D横スクロールアクションのゲーム性で、3Dグラフィックを用いて冒険アクション映画のようなシーンを演出する。PCで人気を博した『Max - The Curse of Brotherhood』が、ついにスマホにやってきた。端末性能の向上を活かした美しいグラフィックはさすがの一…
錬金術を教える学園の生徒になり、素材を採取してさまざまな依頼をこなして成長する錬金RPG『アトリエシリーズ』。そのシリーズのソシャゲ版が『アトリエ オンライン ~ブレセイルの錬金術士~』だ。正直、ゲーム開始時点では完全に「微妙ゲー」だと思ってい…
2人のプレイヤーが、3×3マスの方眼に順番に○と×を書き加えていき、縦横斜め、どれか1列に同じ図柄を並べたプレヤーが勝利となる『〇×ゲーム』。誰もが子供時代にハマる対戦ゲームだが、このゲームは突然に冷める。▲wikipediaより引用。というのも、これはお…
敵は圧倒的な大勢、見方は自分は1人だけ。そんな絶望的な映画の主人公になり、超人的な動きで敵を倒す映画アクションゲームが『敵の大群』である。なんと直球のネーミング!しかし、遊んでみるともう病みつきの面白さ。演目は3つ。『最後の侍』:サムライが…
『勇者以外生き返らない』は、圧倒的な力を持つ魔王と戦う王道のバトルRPGである。ただし、プレイヤー側のキャラクターで特別な存在は勇者だけ。他のキャラクターは一般人で、どれだけ成長しても倒れれば復活しない。恋人も仲間も、勇者を置いて死んでいく。…
本編をまた遊びたくなるし、その物語がもっと味わい深くなる。『OPUS: 魂の架け橋』を遊んだプレイヤー全員に遊んで欲しい、模範的な、たった10分の外伝作品が『魂の架け橋 ー序章ー』だ。このゲームの本編は、文明が滅びた世界でロケットを作って宇宙葬を執…
日本の漆器に描く蒔絵の美しさをスマホで再現し、和太鼓を効果音としたパズルと共に古事記の物語を見ていく……純和風パズルがドイツの Topicbird から登場した。その名も『SHI・RO』。スマホ画面で再現される金箔・銀箔の美しさは極上で、ため息が出るほど。…
クリスタルを基盤とする異文明の宇宙船を探索する、美麗3Dグラフィックの脱出ゲームが登場した。デンマークのFantastic yesが開発した『リターナー 77』だ。『The Room』や『House of Da Vinchi』と同じように美しい3Dグラフィックを持つ脱出ゲームだが、鉱…
ゴミ集め大好き。すべてを飲み込んで成長する穴をリモコン操作し、穴を使って地上からさまざまな物体を地下に送り込みパズルゲームが『Donuts County』である。開発は『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』などユニークな作品に参加したインディー開発者、…
日本でも特異な存在として扱われる忍者だが、海外からは畏怖をもって……そう、超人のように扱われている。高速で野を駆け、一瞬で何人もの敵を葬る恐ろしい存在。そんな海外からみたニンジャの気分を味わえるアクションが、この『ブレード忍者(Bladeheart Ni…
古すぎる表現は、逆に新鮮に見える。1930年代のモノクロカートゥーンをテーマにした『Bendy and the ink machine』の派生作品、『Bendy™ in Nightmare Run』が iOS / Android 向けに登場した。本作は怪物から逃げながら戦うランゲームで、原作から引き継いだ…
かつて、麻雀で何でも決めるゲームが一世を風靡していた時代があった。麻雀で日本を支配する(どうやったんだ?)悪と戦う『マージャンCOP竜』、なぜか麻雀に負けると少女が脱いでいく『スーパーリアル麻雀』などなど、よく分からないが「みんなが知っている…
駅を作って、その様子を観察するのが楽しい駅製作ゲーム……それが『えきっと!』だ。いやもう、作った駅を見るのが楽しいのなんのって。駅に施設を自由に配置でき、天候と昼夜のサイクルがあって、大量の客が駅を利用する様子が好きなカメラワークで眺められ…
有料ゲームを購入する人も少なくなり、ソーシャル的な街づくり系ゲームばかりになった App Store に、久々に遊べる『Simcity』系の街づくりゲームが登場した。予算があって、住宅や工場などを道路で結び、発電所や水道などのライフラインを確保して、消防署…
ペタリ、ペタリと、1度くっついたら離れない手を使って、絶壁……というかアスレチックコースを上るゲームが『Clumsy Climber』だ。ぶらぶらと揺れる手が、棒と重なった瞬間に画面をタッチするだけのシンプルなタイミングゲームなのに「ペタ、ペタン」とくっつ…
往年の人気ゲームブックシリーズ『ファイティング・ファンタジー』から、特に人気の高い『火吹き山の魔法使い』、『バルサスの要塞』、『盗賊都市』の3冊をまとめてオープンワールドRPGに仕立て上げた『ファイティング・ファンタジー・レジェンド』に新作が…
続編物のゲームには2種類がある。前作を遊んでいるとより面白さが上がるもの、前作を遊んでいないと楽しめないものの2つだ。近年「前作ありき」の作りは客層を狭めるので嫌われているが、贅沢なことに後者を採用したのが『見失い島2:時間の灰』だ。前作『見…
独特で印象に残るタッチ、古い映画フィルムのようにノイズがかかった映像、そしてそれ以上に印象に残る奇妙な建築物とギミック……大西洋のどこかにある“見失い島”の謎を探るアドベンチャーが『見失い島』だ。正直、ゲームキャストで『見失い島』を紹介できる…
ガラス玉を転がして3Dステージを進むアクションゲームの古典『マーブルマッドネス』をリスペクトし、ボールを転がす操作をフリックに置き換えて作られたカジュアルアクションが『Flicky Marble』だ。見た目は渋いが、古典をリスペクトして作り上げたゲームの…
無限に筋肉が育つボディビルダーのトレーナーになり、トレーニングの指示を出して鍛える育成ゲーム『マッチョGoGoGo』。ゲーム開発者のインタビューを行った(ゲーム業界未経験のSEがゲーム会社に就職してゲームを1本出すまで)縁でずっとプレイしているのだ…