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ゲームキャストが選ぶ、2015年上半期のスマホゲームベスト10

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2015年上半期は、本格ゲームが増えた期間と言っても良いだろう。
PCからの移植ゲーム、オリジナルの買い切りゲーム、日本の無料ゲーム、いずれも昨年よりも濃いものが増え、ゲーム好きでも満足できるラインナップが揃いつつある。

そんな2015年の上半期、1月〜6月までにリリースされたスマホ・タブレットゲームから、ゲームキャストのベストゲーム10選をお届けする。
※ゲームのタイトルにリンクがあるものは、ゲームの紹介記事にリンクしています

10位:Forgotten Memories : Alternate Realities
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2015年の上半期は、『Mobius Final Fantasy』など、スマホ次世代グラフィックと言えるほど美しいグラフィックのゲームが登場した。
その中で、最初にリリースされたのがこの『Forgotten Memories : Alternate Realities』だ。

システムとしては、廃病院を探索し、囚われた少女を探すオーソドックスなホラーアドベンチャーゲーム。
しかし、不気味なマネキンが散乱する病院内は、狂気を感じるほど混沌としている。
それを次世代グラフィックで表現したのだから怖くないわけがない。
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オーソドックスなシステムだが、歩いているだけでも怖い。
スマホの性能向上を有効に活かしたゲームと言えよう。

アプリリンク:
Forgotten Memories : Alternate Realities (itunes 600円 iPhone/iPad対応)

関連リンク:
Forgotten Memories攻略、前編 / 後編

9位:SubaraCity
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同色のブロックをつなげて合体させ、建物をレベルアップさせるパズルゲーム。
見た目はシンプルだが、ブロック配置を調節するだけのシンプルな戦術性と、1マスだけブロックを消せるスペシャルパワーの使いどころの駆け引きが奥深い。

慣れるとプレイ時間がとても長くなってしまうので、手軽にやるには辛い。
しかし、それでもやってしまう中毒性を持つ。
Threes!』にどっぷり漬かったプレイヤーからすると難易度が低く見えるようだが、そのぶん間口が広く、多くのプレイヤーに支持された。

アプリリンク:
SubaraCity (itunes 無料 iPhone/iPad対応)

8位:Her Story (itunes 600円 iPhone/iPad対応)
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舞台は1994年。とある女性の夫が行方不明となり、その妻は1ヶ月の間に7回も事情聴取を受け、警察はその記録動画を作ってデータベースに収めた。
『Her Story』は、そのデータベースを検索して動画の断片を閲覧し、さまざまな角度から事件の謎に迫る推理ゲームである。

特筆すべきは、プレイヤーの考え方がそのままストーリーの進行になること。
「彼女は○○したからこうに違いない」という推理でデータベースを検索すると、そのたびにそれに関する情報が提示される。
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殺人事件を解くときに、凶器から迫っても良いし、人間関係から迫ってもいい。
ストーリーはプレイヤーの推理に応じて進み、エンディングまでの道のりはそれこそプレイヤーの数だけある。
事件の全貌が見えてきて、動画から読み取れるヒントをより深く読み取れるようになったとき、結末にきっと驚くはず。

全編英語だが、表現は難しくないし字幕もある。食わず嫌いせずに遊んでもらいたい。

アプリリンク:
Her Story (itunes 600円 iPhone/iPad対応)

7位:Tap Titans (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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ひたすら画面を連打してモンスターを倒す連打ゲー。
クッキークリッカーよりも、プレイヤーの連打が重要になっており、演出も爽快。
インフレのタイミングと詰まるタイミングの飴と鞭が絶妙で、詰まってはものすごいご褒美タイムがやってくる流れは見事。

レビュー時にも10周やるほどぐらいハマってしまった……が、待望のギルドバトルが導入されてまたハマる。
インフレしているだけなのに、なんでこんなに楽しいのか。
クッキークリッカー系が好きなら試すべき1作。

アプリリンク:

Tap Titans (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/GooglePlay)

6位:Radiation Island (itunes 300円 iPhone/iPad対応)
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驚くほど美しいグラフィック、広大なマップに、装備を調えるクラフト要素(アップデートで建物も建てられるようになった)。
そんなゲーム内でDayZのようなハンティングサバイバル生活を送り、島の謎を解き明かすアドベンチャーゲーム。
とにかくてんこ盛りで、さらに安くて、2015年初頭の話題を独占した。

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アメリカ軍部の実験フィラデルフィア計画(Wikipedia)に始まるストーリーも興味深い。
まだプレイしていないなら、ぜひ遊んで欲しい。

アプリリンク:
Radiation Island (itunes 360円 iPhone/iPad対応)

5位:DeckDeFantasy
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パーティーを組んでダンジョンに挑み、一定のターン数内に稼いだポイントを競うデッキ構築系カードRPG。
プレイヤー側の能力はすべてデッキ内のカードによって決定され、デッキ内にダンジョンで見つけたカードを組み入れることで強くなっていく。
が、カードが増えれば望みのカードが出づらくなってバトルが運任せになるし、カード整理のカードを手にい入れればバトルが弱くなるし……デッキ構築のジレンマを存分に味わえる。

前作に当たる『DeckDeDungeon』も面白かったが、こちらは時間制限がついたことで比較的短く、何回も遊べることが特徴。
バランスも調整されており、ソリティア的に遊ぶ1人用カードRPGになっている。
カードゲーム好きなら迷わずおすすめの1作。

アプリリンク:
DeckDeFantasy (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

4位:ヒュプノノーツ (itunes 基本無料)
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陳腐な表現だが、泣けるゲーム。

あるとき、主人公の元に届いた謎の枕DPD。
それは、夢の世界に入りこめる記憶を追体験できる装置だった……。
夏休みに基地を作ったり、親とけんかしたり、夢の世界では過去の記憶が次々と再生され、最後に驚きの事実が判明する。

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ゲームは一本道で、歩くたびにランダムにイベントが発生する。
そのイベントをうまく制御してゲームを先に進むRPGになっている。
ゲームシステムだけを見ると、シンプルすぎるかもしれない。

しかし、その一本道も、ランダムイベントも、全部が大きな物語の一部。
運要素に翻弄されながら、必死に進んでいくと最後に見えるものが……最初で判断せずに、ぜひ根気よく遊んで欲しい。
課金なしでも遊べるが、するならランダムアイテム付与がオススメ。

アプリリンク:
ヒュプノノーツ (itunes 基本無料 / GooglePlay)

3位:Legend of Grimrock (itunes 600円 iPad専用)
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『ダンジョンマスター』のような伝統的リアルタイム3DダンジョンRPGを、現代の技術で蘇らせた硬派ゲーム。
敵は容赦なくプレイヤーを殺しに来るし、セーブ地点を間違えればハマりかける。
しかし、だからこそ敵が出てくると驚くし、ダンジョンに緊張感がある。
ダンジョンを探索して敵や意外な罠に
遭遇したときは、ゲームになれたプレイヤーでも驚くし、ときに恐怖すら抱く。

PCですでに高い人気を誇っているゲームの移植だが、実際にプレイしてみてその秘密に納得いった。
ただ難しいだけじゃなく、難しさが面白さになっているRPG。
骨太RPGを探しているというならば、『Legend of Grimrock』はぜひ試すべきだ。

アプリリンク:
Legend of Grimrock (itunes 600円 iPhone/iPad対応)

2位:Heroes & Castles 2
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このゲームには、ゲーム機で主に遊ぶプレイヤーも満足させるポテンシャルがある。

『ロードオブザリング』のようなファンタジー戦争を、ゲームで再現したい。
そう言って作られた攻城戦、防衛戦の指揮をするファンタジーアクション戦術ゲームだ。
プレイヤーの立場は真・三国無双のような英雄ではなく、指揮官。それも戦場で戦いつつ兵士を雇い、指揮を執って剣も振るう現場の指揮官。

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あるときは予算を配分し、あるときは必死に戦い、とにかく忙しい。
しかし、戦場を駆ける「戦場感」とでも言うべきものが良く出ていて、忙しさもまた楽しい。
人知を越える怪物が攻めくるなかで、魔法と武器、攻城兵器を使ってどこまで人間は戦えるのか。
ぜひ、このゲームで体験して欲しい。

アプリリンク:
Heroes & Castles 2 (itunes 240円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

1位:Vainglory
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1位は悩んだ。
『Vainglory』はバグが多く、完璧ではない。
しかし、このゲームを200時間以上も遊んでいることを考えると、上半期に出たゲームの中で1番遊んでいるし、はまっていることを認めなければならないだろう。

『Vainglory』は、3vs3で戦うMOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)である。
MOBAでわからなければ、オンライン対戦ゲームでもあってる。
これはアクションゲームと戦術ゲームが融合したジャンルで、1人のプレイヤーが1キャラクターを操作し、ときに協力し、ときに個人プレイで戦って敵の拠点を落としたチームが勝利となる対戦ゲームだ。

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すでにPCではMOBAが人気ジャンルであり、このゲームは取り立てて特別なわけではない。
が、スマホやタブレットで遊んでも、PCと同じように面白いというのが『Vainglory』のすばらしさだ。
本格ゲームで、PCのトップゲーム並みに面白い。
それでいて、複雑なシステムを排除しているのでPCの同ジャンルのゲームより楽に入っていけるし、1プレイの時間も少し短い。
面白さはそのままに、それでいてわかりやすく、短時間で遊べる。

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マップは1つしかないが、バランスが練られており、パーティー編成によって毎回展開が変わる。
また、定期的なアップデートでがらりとバランスが変わるので、飽きることもない。
ゲームキャストは、当分、このゲームにはまり続けるだろう。

そして、ゲームが好きな皆さんは、ぜひこれを1度遊んでみて欲しい。絶対にハマると思うから。

アプリリンク:
Vainglory (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

もし、この中にないオススメゲームがあればコメント欄で教えていただけると嬉しい。

なお、昨年の上半期ベストはこちら
ゲームキャストが選ぶ、2014年上半期のスマホゲームベスト10