評価6
ぐーたらな男の子フェステが、世界の命運を託されて手紙を運ぶ……子供向けの絵本のような物語を、ステンドグラス風の世界で描いたアドベンチャーゲームが『Message Quest』だ。開発したのはロシアのインディー開発者Royal Troupeで、1時間程度で終わる短いゲ…
暗く美しい闇の迷宮を、黒を基調とした映像で表現するアクションパズルが登場した。単純なゲームとして普通に楽しめるだけでなく、その環境は最高の一言。黒を基調とした映像、質感まで伝わる環境音、闇の迷宮の表現をただ楽しめば良い。『FRACTER』はそうい…
俺も、こんなお姉さんに振り回される少年時代を送ってみたかったよッ!『アイ・ビー ~コミュ障の俺が選んだ未来~』は、アプリコンテストに挑むコミュ障な天才ハッカーの少年が、アプリコンテストのサポート係のお姉さんに出会って変わっていくSF青春ノベル…
都会の生活に疲れて心が枯れ、海辺の街で貯金を切り崩しながら生活する青年を描いたアドベンチャーが『潮騒の街』を紹介する。本作は疲れた人間の再生を描く優しい物語……なのだが、人生に疲れた青年の後ろ向きな描写が真に迫っている点で他と一線を画してい…
「あの日、私が出会ったのは手のひらサイズのおっさんでした」そのキャッチコピーの通り、手のひらサイズのおっさん、“おじぽっくる”を探し、その生息区域である公園を発展させるゲームが『おじぽっくるDX』である。おっさんモチーフの小人を可愛いと感じる…
人間の体を1つの巨大で複雑な機械として描くドイツ作家フリッツ・カーンさんのに影響を受け、人体を機械として忙しく動かすゲームが登場した。『Homo Machina』である。脳から指令を受けるたび、体の中にいる作業員が目、口、鼻、手、足と次々に忙しく動かし…
音楽を小室哲哉さんが担当し、ゲームの総監督を『ブレイブフロンティア』の早貸久敏さんが担当することで話題になったLINEの新作MMORPG『ガーディアンズ』。本作を最初プレイして最初の30分は「バグも多いし、動きももっさりで微妙すぎる!」と思っていたの…
今回紹介する『Hexologic』は、とても矛盾した存在である。本作は、疲れて頭をあまり使いたくないときに遊べるパズルゲームなのだ。頭を使うはずのパズルというジャンルに「頭を使わない」を持ち込む。しかし、頭が疲れているときにこれをプレイすると、疲れ…
ついに登場したケイブの新作スマホゲーム『三極(さんごく)ジャスティス』。『ゴシックは魔法乙女』以来、日本のソーシャルゲームとは一線を画したゲームをリリースし続けているが、今回は『ガンパレードマーチ』の芝村さんを世界設定・シナリオに迎え、3つ…
「無料でガチャを回しまくれる!」個人の開発者が、2年をかけて作った初のゲーム『モンスターカンパニー』の売り文句だ。ばかな。ガチャが楽しいのは限られているから、リアルマネーをかけた博打だからだ。無料で回しまくれたら、あのヒリつく感じがない。楽…
皆さんも、野生のダチョウになって踊りたいという欲求を持ったことがあると思う。しかし、我々は人間であり、ダチョウではない……この辛い現実は受け入れねばならない。ならば、ダチョウになる夢はゲームに託すべきだ。この『Ostrich Among Us』をプレイすれ…
自分だけのこだわりの酒を造る妄想をする方は、酒飲みの中でも結構いるという。『Brew Town』はそんな妄想を叶えるインフレゲームだ。本作はオリジナルの材料でビールを作り、プレイヤー自身がデザインしたボトルに詰めて出荷する“ビール工場経営インフレゲ…
戦闘ドローンの暴走によって文明が崩壊した惑星上に降り立ち、ドラゴンを操作して世界を“リセット”する360度ドッグファイトゲームが『THE LOST SKY』だ。開発は日本のYASUDA GAMES。自身が満足するゲームを作るため、プログラムからグラフィックまで全て1人…
真実を知ることは、彼を幸せにするのだろうか?そんなシリアスな紹介文から始まる『ねぇ、AI 本当の事がしりたい』は、スマホの音声アシスタントとなり、物語中で登場人物が抱く疑問に回答していくクイズゲームだ。なお、クイズの回答には音声アシスタントの…
「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない。」あまりに汎用性が高いコラ素材として、かつてニコニコ動画で一世を風靡したアクションゲーム『エルシャダイ』が一部フリー素材化(※申請などは必要)し、オープニングをネタにしたゲームが登場してしまっ…
寿命が尽きかけた母星の寿命を延ばすため、他の惑星に乗り込んで略奪を行う兵士となって戦うシューティングRPGが『Original Journey』だ。作りの粗い部分は見受けられるものの、セピア調の手描きの風景に緑色で強調を行う独特のグラフィックが目を引くだけで…
コンボも超反応も必要ないのに、熱い駆け引きが楽しめる格闘ゲームが『にゃんこ大戦争』のポノスから登場した。「平日は毎日1万円、土日は5万円の賞金付き大会が開催される」という“ワンチャンある系”対戦ゲーム『ファイトクラブ』である。正直、最初は「あ…
少しの時間だけ明るく光を灯し、燃え尽きる……ロウソクの“キャンドルちゃん”を主人公にしたアクションアドベンチャーがスマホにやってきた。暗いステージを進むため、キャンドルちゃんは自らに灯をつけ命を削りながら道を進むことになる。その寿命は10秒(な…
未知の惑星を歩いて探索し、資源を集めて装備を強化し、行動範囲を広げて惑星の地図を作りきるとクリア……そんな未開惑星探検アドベンチャーゲームが登場した。その名も、歩いて日本地図を作った歴史上の人物、伊能忠敬の名前からとって『INO(イノー)』。
「『ガンダムエクストリームバーサス』をスマホ向けにした感じのゲームが出たんですよ!」そんな言葉で紹介されたゲームが2vs2のハイスピード対戦アクション、『ドールズオーダー』である。実際プレイしてみるとダッシュから様々な行動につなぎまくれる本格…
自転が止まった地球を救うべく、パンダたちが子作りして増え、その体で再び地球を回す謎の作品。それが『パンダがまわれば地球が回る』だ。白黒の子供むけテレビ番組風の演出ながら、毒とキレのあるテキストで楽しませる物語ゲームになっており、全クリアま…
周回プレイでのパワーアップ要素や、無駄な引き延ばしはなく全ステージクリアすれば終わり!そこにあるのはプレイヤーの腕だけ。8bit世代風ながらオシャレにまとめたピクセルアート、固定画面の“撃って壊す”縦シューという古典を扱いつつスマホ風にうまくま…
WEBマンガ家からアプリ制作者に転職し、自ら絵を描いて作った異色のファンタジーギャグ脱出ゲーム。それが『魔王に聖剣隠された』だ。タイトルこそ『ママにゲーム隠された』のパロディだが、ゲーム内容は「ストーリー主導のRPG風ギャグ脱出ゲーム」として完…
『ときめきアイドル』は学園アイドルを育成し、ファンを増やしてライブの最高峰”メロディアスライブ”の頂点を目指す“学園アイドルコミュニケーションゲーム”である。最初は一世を風靡した恋愛ゲーム『ときめきメモリアル』のシリーズなのだが、出てきたもの…
2000年代にマイコンBASICマガジンに掲載された同人シューティングゲーム『Mini S.T.G.』を、10年以上を経た現代の実力をもってリメイクしたシューティングが『S.T.G.』である。現代スマホシューティングとして不足なく楽しめるのに、撃って倒す手応えや背景…
何かしらの無作為なデータを機械的に処理して映像化し、アートを作り出す“ジェネラティブ・アート”というジャンルがある。この「無作為なデータ」を、ゲームプレイヤーが遊んだ操作にして「遊べるアート製造機」として作られたゲームが『GEN』だ。プレイヤー…
人間の腸の中では、善玉菌と悪玉菌が戦いを繰り広げている。あなたは、腸を守るために善玉菌のリーダーであるヒーローとして戦うのだ。……という建前で、大好きな『女神転生(メガテン)』ライクなシステムのRPGを作ってしまいました!それが『エンタリックガ…
極寒の地を1人で開拓し、かがり火を炊いて人を集め、資材を採取し、建物を作って村を盛り上げ……最終的には隕石で目覚めた古い神を倒すサバイバル村づくりゲームが『The Bonfire: Forsaken Lands』だ。シンプルな作りながら『Alto's Adventure』を意識したグ…
2016年にAndroidの良作アクションとして瞬く間に広がり、10万ダウンロードを越えるヒット作となった『Reed』が、ついにiOSにやってきた。本作はややムズの即死系(激ムズではない)横スクロールアクションで、過度に詰まることなく、それでいて多少は苦戦す…
三国志の武将に、ビキニアーマーを着せまくるバカゲーが登場した。その名も『三国志ビキニアーマーになぁれ!』。実はこの前作にあたるファンタジー世界の『ビキニアーマーになぁれ!』と同じ内容なのだが、“三国志”と“ビキニアーマー”という不思議な組み合…