Apple、2016年のベストゲーム発表の知らせがスマホゲーム界隈を賑わせているが、実は国によって表彰されているゲームは異なる。
たとえば、ブラジルならサッカーゲームが多く(偏見)、USなら銃撃ゲームが多い。国柄を反映して変化するのだ。
日本で表彰されていないとは言え、海外で表彰されるゲームもやはり粒ぞろい。
そこで、各国で表彰されているApple Best Gameを紹介しよう。
US
ベストゲームは『クラッシュ・ロワイヤル』。というか、おそらく全ての国でクラッシュ・ロワイヤル。
そして、次点は日本で優秀賞に終わった『Reigns』。こちらも、多くの国で次点になっている。ほとんどの国はUSを基準にカスタマイズされている感じ。
日本で表彰されていないアプリは下記の通り。
Riptide GP: Renegade (itunes 360円 iPhone/iPad対応)
ジェットスキーレーシングゲーム。
波の表現、レースゲームとしての面白さ、近未来的なコースの雰囲気、全てにおいて高レベル。
ジェットスキーレーシングでは、これ以外選択肢がないほど。納得の受賞。
FIFA Mobile サッカー (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
FIFAのモバイル版。普通に遊べてFIFA。
それだけでベストゲームに選出されるのも納得である。
ただ、攻撃しかできなくて、グラフィックがいまいちで、面白くないのが欠点。でも、FIFAだからなぁ……。
プラント vs. ゾンビ ヒーローズ Plants vs. Zombies™ Heroes (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
Plants vs Zombiesのカードバトルゲーム。ゾンビ側とプラント側に分かれて戦うが、プラントはゾンビが出てきたのを見てユニットを配置でき、ゾンビはターン終了後に魔法的なカードを使える非対称性がユニーク。
ゲーム自体も結構面白いので、納得の表彰か。
The Trail (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
ピーターモリニュー作のゲーム。旅をしながら素材を集め、旅の道具をクラフトしつつ新天地を目指すゲーム。
旅の空気感が良いだけでなく、クラフトも面白い。
しばらく遊ぶと単調になること、バグが多いことなどが欠点。これはUSやヨーロッパでは多く表彰されている模様。
個人的には好きだが、セーブデータが消えたので遊んでいない。
ブラジル
半分以上は日本と異なる。
サッカーの国だからか、サッカーアプリが2つランクインしている。
しかも、次点は『Mars:Mars』。ほとんどの国でReignsが次点になっていることを考えると、独自性の高い国なのだろう。
Mars: Mars (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
火星を舞台に、エンジン出力を調整して飛び、ステーションからステーションへ飛び移る姿勢制御ゲーム。
見た目が良いし、ゲームも普通に楽しめる。お近くのウルグアイ製作のアプリなのでブラジルで人気があるのかもしれない。
KleptoCats (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
奇妙なネコを飼って、アプリ内で育てる育成ゲーム。
ネコの仕草は結構可愛い。この地域で受けたのだろうか。
『Cartoon Network Superstar Soccer: Goal!!!』 - (itunes 360円 iPhone/iPad対応)
カートゥーンネットワークのキャラクターが戦うはちゃめちゃサッカー。
移動とシュートだけで決まる簡単操作で、漫画的で派手な演出のサッカーを楽しめる。
普通に面白いゲー宇田が、これが入るのは、ブラジルがサッカーの国だから……だろうか(キャプテン翼知識)。
Sandbox Evolution (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
神になって、さまざまな奇跡を起こして好みの世界を作るクラフトゲーム。
また、単に世界を作るだけでなく、それをマリオのような横スクロールアクションゲームとして遊び、良いステージがあれば全世界に公開できる。
結構すごいゲームなのだが、複雑になったせいかいまいち流行っていないように見える。
イタリア
こちらは、あまりUSと変わらない。
が、『PKTBALL』と『Snakebird』の2作品が入っている。
PKTBALL (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
簡易テニスゲーム。CPU操る選手を相手に、ボールをラケットで返し続けるゲームなのだが……上手くなるほどにジャストショット(勝手に命名)が決められたり、相手を振り回したりできるようになって楽しい。
演出も派手。
Snakebird (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
胴長の鳥、スネークバードを操作してステージの全フルーツを食べるパズルゲーム。
ルールはシンプルなのに、ステージの構成が練られていて同じ解き方のステージが2つとない。
パズルデザインの神業を味わえるが、同時に歯ごたえもあるのでパズル好き意外には向かない。
中国
独自性の塊かと思いきや、意外に納得感のある選出。
まず、ここでもトップはクラロワ。恐るべし。
次点の『CHAMELEON RUN』は、Apple Design Award受賞の作品。ゲームもなかなか良いので、納得の選出。『VOEZ』は人気音ゲーだし、『Goddess』は日本では古いアプリだが、中国では今年のアプリ。
『Deus Ex GO』も日本と一緒に作ったという『陰陽師』も、話題の作品だ。
Chameleon Run (itunes 240円 iPhone/iPad対応)
ステージクリア型のランアクションゲーム。
画面右タッチでジャンプ、左タッチで主人公の色を変更するという操作で、主人公の体の色を床と同じにしておかなければ即ゲーム終了。色替えの要素を足したランゲームとなっている。
操作はシンプルだが、スピーディーなゲーム展開、キレのあるグラフィックによって飽きが来ない。
VOEZ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
Rayarkの青春ストーリー+リズムゲーム。
トリッキーで音と同期した動きのノートを特徴とするが、iPhoneではプレイしづらいのが難点。
基本的な品質は良く、納得の受賞ではある。
Deus Ex GO (itunes 240円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ナノテクノロジーによる人体改造やロボット技術などが発達した未来世界で、特殊工作員として活躍するサイバーパンクRPG『Deus Ex』シリーズをパズル化したゲーム。
潜入工作アクションをボード上を歩くパズルとして見事に表現しており、かつプレイヤーの選択で世界の動向が変わるストーリー要素もちょこっと入っている。
納得の選出。
陰陽師(日本未発売)
日本の声優を使い、和風世界観を持つソシャゲ。
グラフィックや演出のクオリティが高く日本でもサービス予定。
GODUS (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応)
神様になって、奇跡を起こして土地を保護し、民を導く神様ゲーム。
土地をごりごりとならしていく神の技はかなり気持ちいい。そして、民族が栄えてきた頃に、課金アツが強くなり、単調にもなり、飽きる。
そんなゲーム。ただし、それはMobage版の話なので、こちらはちょっと違うのかも。
以上。面白そうなものがあれば、試してみて欲しい。