2017年10月8日に行われたドット絵アートの祭典Pixel Art Park。
ちょっと気になったので足を運んでみると……そこはドット絵ゲームの祭典でもあった!
会場限定ゲームから、開発中のゲームまでぎっしり。駆け足で会場のゲームをまとめてみたので、ドット絵ゲームを探している方は参考にしてほしい。
なお、トップの画像はゲームではないfurukawaさんの展示。
「このアートでゲームしたいなぁ!」という展示も盛りだくさんで、行ってよかった。
『UNREAL LIFE』
物体に宿る記憶を読み取り、記憶喪失の少女の足跡をたどるアドベンチャー。
デモシーンは効果的に光を使っており、近代ピクセルアートのアドベンチャーとして印象的な映像を作ろうとしているのが見て取れた。
絵作りはあと一歩で大注目の作品になれそうなほど良かったし、2016年に触ったものから作者の意思を感じる進化が見て取れた。
来年のゲームイベントで展示を狙っているとのことで、その時はきっと驚くような姿を見せてくれるだろう。
情報はこちら → hakolife
『どこでもドラゴン』
今回最大のサプライズ。『騎士とドラゴン』のドット絵を描く今川さんがアートを担当し、『騎士とドラゴン』のディレクターがプランニングを行うドラゴン育成ゲーム。
インタビューも行ってきたので、ぜひチェックしてほしい。
(ドラゴン育成&バトルのドットゲー『どこでもドラゴン』インタビュー。『騎士ドラ』スタッフが参加する新作インディーゲーム)
『Hotel 337』
RPGツクールMVで制作されているフリーゲーム。
ブラウザと回線があればスマホでもプレイ可能。洋館を歩き回るホラーアドベンチャーの模様。
デモ版をRPGアツマールでプレイ可能 → HOTEL 337デモ
『名称未定のアドベンチャーゲーム』
わらしべ長者のようにアイテムを交換していき、その過程で壮大なストーリーが展開されるアドベンチャー。
このテイストで、全部作者のふるかわさんがドットを打って完成されるらしい。
なので、完成はかなり先になるはずとのこと。気になる方はTwitterアカウントをフォローすべし。
『STRANGE TELEPHONE』
電話番号から悪夢の世界をランダム生成し、出口を求めて探索するアドベンチャー。
(Strange Telephone - それは、悪夢を旅する体験)
エンディング、イベントや演出が増えたVer2.0の開発版を展示。2017年中にリリース予定とのこと。
あと、Strange Telephoneマスキングテープがいい味出していた。
『Strange Telephone』Ver1.0を遊べるのはいまだけなので、比較したい方は今のうちにどうぞ。
Strange Telephone (itunes 480円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
『.FROM_』
青と黒だけでのドット絵世界を特徴とするノスタルジックアドベンチャー。
過去には暗室を展示に使っていて話題となったがこの日は通常展示。
(暗室で遊ぶアドベンチャー。水の国の郵便屋となるアドベンチャー『From_.』)
水に囲まれた「水の国」の郵便屋となり、船で住人に手紙を届けてさまざまな人々を繋いでいく過程でさまざまな事柄や事実関係が明らかにされて物語になるとのこと。
ゲームはそろそろリリース……?
気になる公式ページをどうぞ → Serina Nakajima
『Journey』
すごく世界観などは気になったのだが、時間がなくて試せなかった。制作中のゲームです。
— マニアニ (@maniani0122) 2017年7月21日
イベントを作ったり、キャラクターの表情を新しく描いたりしました。 pic.twitter.com/NguHenSUxz
写真もブレブレだったので、ご本人のTwitterより。PC向けのフリーゲーム。
気になる方はTwitterをフォローして追っていくといいかも → マニアニさんのTwitter
『dotpict』
dtpictでは、ドット絵お絵かきアプリ『ドットピクト!』のヒロインが釣りをするゲームが展示されていた。
魚がかかった瞬間に早押しするシンプルなゲームだが、デジゲー博のためだけに作られたとのこと。
なんと、物理ボタン付き。完全に今回限定のゲームだった模様。
アプリはこちらからどうぞ。
ドットピクト! かんたんドット絵アプリ (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
『TRIP FOR OTHERS』
過去にも紹介したウサギの郵便やキルヒムを主人公としたアドベンチャーゲーム。
(Win3.1世代のPCゲームの面影。2Dアドベンチャー『THE TRIP FOR OTHERS』、iOS対応を検討中)
レトロテイストなドットが、とても懐かしい。まだまだ開発中とのことなので、最新情報が欲しい方はブログをチェックしまくるとよさそう → TRIP FOR OTHRESのHP
『OPAKE』
かわいい落ちこぼれお化けが、人間に拾われて過ごすアドベンチャー。
(これは良いあざとさ。かわいく動くために作られたステルスアクション『OPAKE』)
まだまだリリースの見通しは立っていないが、デモシーンが大幅に増え、恋人と一緒にいちゃつくOPAKE充ぶりが発揮されていた。
『謎のオリジナルゲーム』
Pixel Art Park内でゲームを開発し、どんどん改善して遊んでもらうというリアルタイム開発イベント。
マリオ系の横スクロールアクションであったが、今回限りのゲームとのこと。
スマホゲームの『Yodanji』や『ナイトメアランド』などのドットもここでやったらしい。
Yodanji (itunes 360円→120円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ナイトメアランド (itunes 無料 / GooglePlay)
『太陽人間』
神の子を育成するおバカアプリ『太陽人間』の全てが詰まった本。
(『太陽人間』レビュー - シュール&シュール。常識人の脳を空にするハッピー育成ゲーム)
作者が自作ゲーム攻略本を出すというのがよかった。作者ならではの豆知識や袋とじなどもあって豪華。
なんと、『びまるの森』という新作も準備中とか……11月のデジゲー博には何か出ているはず → RirCreate
以上。
アートイベントかと思ったら、思った以上にゲームイベントでもあった。
駆け足で回ったため抜けはあると思うが、気になるものがあったらチェックしてみてほしい。
全サークルのチェックは、公式ページからどうぞ。
Pixel Art Park