ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

ドラゴン育成&バトルのドットゲー『どこでもドラゴン』インタビュー。『騎士ドラ』スタッフのインディーゲーム

dokodora04
Pixel Art Parkで、ひときわ目を引くゲームがあった。
このドット絵……どう見ても『騎士とドラゴン』!
そして、このゲームの名前も『どこでもドラゴン』!
果たしてその関連性は……と、聞いてみるとドット絵の担当が騎士ドラのドット絵を担当した今川さんなのだとか。
そして、このゲームはゲーム業界で活躍してきた3人で構成されるインディーゲーム開発チームGAME GABURIによる完全新作だという。
気になる。気になりすぎる。ということで、GAME GABURIの皆さんにゲームについてお話を伺ってきた。

GAME GABURIのメンバーは以下の通り。
dora
▲左から吉川さん、今川さん、中川さん。

プログラム担当の中川均さん。
XBOX360やPS3からコンシューマーゲーム開発を経験する歴戦のプログラマー。
現在はGAME GABURIほぼ一本で活動しているとのこと。

プランナー担当の吉川裕典さん。
XBOX360やPS3からゲームの開発に携わり、ブラウニーブラウンを経てReplationに入り、『騎士とドラゴン』のディレクターを務める。

グラフィック担当の今川伸浩さん。
テクノスジャパンでスーパーファミコンのくにおくんシリーズからグラフィックに携わり、スクウェア、ブラウニーブラウンなどでアートを担当。
『MOTHER3』でアートディレクターを務め、『騎士とドラゴン』でもドット絵やUIデザインを担当。

nama
率直に聞きますが、『どこでもドラゴン』と『騎士とドラゴン』は関連性のあるタイトルなのでしょうか。

吉川:
直接関係ありません。しかし、『騎士とドラゴン』のドット絵を担当した今川がアートとUIを全部やっているので、そういうスタッフの持ち味はでますよね。

nama
では、『どこでもドラゴン』とはどのようなゲームなのでしょうか?

吉川:
ドラゴンを育成し、育成したドラゴンを戦わせますというRPGです。
まず、いろんなドラゴンがいるんですけど、ユーザーはどれでも好きなドラゴンを1体選んで育てられます。
dokodora01
▲個性豊かなドラゴンが待つ。

ドラゴンと一緒に冒険の行き先を決めて、冒険を通じてドラゴンのパラメーターが上がり、必殺技とアビリティを覚えます。
育成したドラゴンで他のドラゴンと戦って、バトルに勝つとランクが上がって、最終的に一番高ランクを制覇するのが目標です。
dokodora03

nama
おお、バトル!?
バトルのシステムを教えてください!

吉川:
騎士ドラほどジャストガードとか、シビアなタイミングのものはありません。
ドラゴンたちがオートで戦って、バトル中に必殺技を使うタイミングはプレイヤー次第で、これがバトル結果に影響します。
dokodora91

nama
失礼ながら、それだけお話を聞いているとPvP的な普通のソーシャルゲーム的なものを想像してしまうのですが、実際のプレイはどのようなものでしょうか。

吉川:
CPU対プレイヤーでドラゴンの育成を楽しんでもらうことが基本になります。
ドラゴンは育てられる期間が決まっていて、機関が終わるとお別れします。そして、お別れするときにそれまでちゃんと育てていたら、お礼の品をドラゴンからもらえます。
お礼の品を使って、次の新しいドラゴンをもっと強く育てる感じです。別れたドラゴンは図鑑などで見られます。
dokorora02
▲別れたら次のドラゴンを育てる。

nama
ひたすらゲームの世界でドラゴンを育てる『パワプロ』的なものが想像されますね。

吉川:
そうですね。感覚的には『パワプロ』とか『モンスターファーム』に近いかもしれません。
冒険パートでは行き先が豊富にあって、行き先によって覚える必殺技やアビリティが違っています。
また、“地図”という行き先が書かれているアイテムがあって、たとえば“必殺技の地図”なら必殺技3つと行き先が書いてあります。
その地図に書かれた場所に行くと、その3つの必殺技のうちどれかを1個がランダムにありますよ、と。
地図はTwitterでシェアできるので、Twitterを見ていいものを探して育成できます。そこで育成と選択の幅が広がる。
dokodora07
▲必殺技、アビリティのほかにも性格などの能力も。

nama
続いて、そのドラゴンを育てる冒険パートはどのような形になりますか?

吉川:
冒険すると、この行き先に着くまでに30分かかるなどの仕組みがあります。放置系のようなしくみ。
時間がないときは冒険に出して、あとでスマホで見ると行き先についている。
時間があってがっつり遊びたいときは、画面をタップすると早送りができるので早送りで遊べる。
dokodora92

nama
なるほど。放置もプレイしっぱなしも、どっちもできる仕組みなんですね。
気になる収益を得る仕組み……課金はどのような形を想定されていますか?

吉川:
アリーナで高ランクに行くほどプレイヤーのブリーダーレベルが上がって、行き先が増えたり、ショップの品ぞろえが増えたりする。
ショップのアイテムは通常プレイでも手に入るゴールドで普通に購入できて、課金でたくさんゴールドを購入して時短に使えるものを考えています。
内容としてはバトル中にプレイヤーがロッドを装備しいてて、ドラゴンの能力に影響を及ぼせます。それを購入できる。
アビリティや必殺技は冒険でも覚えられるが、アイテムとして存在していてそれをそのまま使用できる。アイテムで冒険パートのタップの効果を上げられるものを考えています。
dokodora06

nama
ありがとうございます。このゲームの形が見えてきた気がします!
ザ・ソーシャルゲームって感じではないんですね。
それでは、ズバリこのゲームの見どころを皆さんそれぞれに教えてください!

吉川:
タイトルどおり、時間のないときでもちょろっと遊べるし、時間がある時はがっつり遊べる。人によって遊び方は変えられるし、ひとしく遊べる。
ドラゴンがたくさん…30種類以上いて、1個1個動いてアニメーションしていて、みんな見たくなるんじゃないですかね。
バトル中の絵も飛んでいるときの絵も描き分けてもらっています。

中川:
このアプリ、ごく一部を除いてサーバーを使わないようにしていて圏外でも遊べます。
運営がないから一生(アプリが)あるし、ゲームが遊べなくなるよってことはありません。
作っていた人間としても、動かなくなるのは悲しいので。

今川:
爽快感と、ちょっとクスッと笑えるような面白いキャラクターが出てきたりとか、動きがあったりとか、遊び心が結構入っていると思います。
ドット絵ならではの面白い動きや省略した動きが入っていて、懐かしい感じだけでなく、いまの新しい感じも入っていると思うのでそこを見てください。

nama
ありがとうございます。ずっと遊べるのはうれしいですね!
最後に、このタイトルを待つゲームキャストの読者に一言お願いします。

吉川:
カミングスーンとありますが、もう少し時間がかかります。
2018年の頭ぐらいがいいな、と思っているんですけど、自分らの納得するものが完成したら出すタイミングかな、とも思っています。
僕らが納得するということは=ユーザーの皆さんも楽しんでもらえる状態になっていると思っているんで。
楽しみに待っていてください!

nama
楽しみです。待ってます!

以上。
まだまだリリースは先になるかもしれないが、続報があればお伝えするので待っていて欲しい!

公式サイトはこちら → gamegaburi公式