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これは良いあざとさ。かわいく動くために作られたステルスアクション『OPAKE』 #BitSummit

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引きこもりオバケ「OPAKE(おぱけ)」の成長を描く変わったステルスゲームがインディゲーム博覧会BitSummit 5thで展示されていた。

なんてひ弱なオバケなんだ……と思ったが、プレイしてみるとその感想は
そんな可愛い設定とOPAKEの動きがマッチしており、かなりのポテンシャルを見せつけていた。

主人公はオバケ世界でゲームばかりして暮らす引きこもり。
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だが、それに怒ったパパはOPAKEのコミュ力を訓練するため、人間界に追放してしまう。
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そして時間が過ぎ夕方。
少女「アオ」は、何もできずに掘の間に挟まっているOPAKEを見つける。
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可愛い者を見つけたアオはOPAKEを拾って家に持って帰る。飼いオバケの誕生である。
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安住の地を得たOPAKEだが、アオを迎えに行くというミッションが課される。まずい。
引きこもりだったOPAKEはコミュニケーションが取れず、知らないオバケと顔を合わせられないのだ。
他のオバケが近づくと心が弱り、最後には倒れてしまう(どれだけ貧弱なんだ!)。

だから、本作は隠れて進むステルスゲームとなっている。
通常は左右移動だけの横スクロールアクションだが、隠れられる場所にはアイコンが表示される。
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で、どこからか他のオバケがやってきたら隠れてやり過ごす。
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▲自販機の取り出し口にOPAKEが!

基本はそれだけなのだが、このゲームの魅力を隠れた瞬間に理解し待った。
OPAKEが動く様子が可愛い。動きのかわいさ。これがヤバい。
下の画像をご覧いただきたい。

隠れるたびに異なる動きを見せ、プレイヤーをキュン死させる。あざといまでのかわいさ。
それがOPAKEの正体だったのだ。聞けば、作者のsainoさんは元々アート担当の方で、「かわいいモーションを作りながらゲームを作りたくてOPAKEを作っている」とのこと。

普段は仕事をしつつ、夜にゲームを作っているのでリリースは早くて2018年になるとのことだが、動きのかわいさは折り紙付き。
期待して完成を待ちたい。あー、かわええ。

関連リンク:
saino-project