Google Play Awards 2017、ノミネート作品発表。VR賞にはAndroid専用アプリが勢ぞろい
Google Playプラットフォーム最高賞、Google Play Awardsのファイナリスト作品が発表された。
ゲーム部門はインディー・マルチプレイ・VR・ベストゲームの4つ。
VR部門はGoogle Day Dream(GoogleのVR)対応ソフトのみで占められ、これぞAndroid!というチョイスになっている。
ただ、iOSと共通のアプリも多いので、気になる方は目を通してみて欲しい。
素晴らしいインディーゲーム
Causality (itunes 240円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ステージ上の矢印パネルの向きを変え、コースを走る人形の進路を制御してゴールに導くパズルゲーム。
見た目、音楽、操作性ともに良く、全体的に完成度が高い。
Mushroom 11 (itunes 600円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay / Steam)
消すたびに一定の質量まで再生する菌の一種を消し、任意の方向に再生させてゴールまで移動させるアクションアドベンチャー。
新しい操作性を上手に料理してゲームに仕上げており、未知の特性を持つ菌を「こう操作すればいいかな?」などと悩み、試行錯誤して進むのが楽しい。
新しいものは新しいだけで終わりがちだが、上手に料理している点も素晴らしい。
PCよりもスマホ版の方が操作しやすいので、このゲームについてはスマホ版がお勧め。
紹介記事:変形自在の粘菌を操るゲーム。新しい操作が生み出す新しい面白さ
Reigns (itunes 360円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
呪われた王の血族となり、教会、人民、軍事、国庫。その4つのパワーバランスを保ち、王国を運営するゲーム。
そのプレイは、持ち込まれる政策を「イエス」と「ノー」で決定するだけの簡素なものだが、もしプレイヤーが十分に聡明ならば、呪われた王国の秘密を知ることになる。
2択の質問に答えるだけで国が経営できるゲームかと思いきや、いつの間にかストーリーが進み、解が示されたときの驚きはなかなかのもの。
紹介記事:呪われた王となり、国という化け物を治めよ。『Reigns』レビュー
Kingdom: New Lands (itunes 1,200円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay / Steam)
未開の地に王として降り立ち、悪霊と戦いながら陣地を広げる戦術ゲーム。
ドット絵にエフェクトをのせた近代的ピクセルアート、音の使い方は見事。
さらにタワーディフェンス系の戦術ゲームとしての面白さもあり、かなり楽しめる。
操作は簡単だが、システム説明不足でわかりづらい点もある。
だが、説明不足が逆に面白さを引き出しているという悩ましいインディーゲーム。
紹介記事:『Kingdom:New Lands』レビュー - 説明不足が生む神秘性の魅力。建国伝承の世界を体感する戦術ゲーム
Mars: Mars (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
火星を舞台に、エンジン出力を調整して飛び、ステーションからステーションへ飛び移る姿勢制御ゲーム。
見た目が良いし、ゲームも普通に楽しめる。
ベストVRゲーム
Virtual Virtual Reality (GooglePlay)
立体的な空間で、さまざまな景色を楽しみつつ謎を解くアドベンチャーゲーム。
The Arcslinger (GooglePlay)
VRのガンシューティングゲーム。
Mekorama (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ロボットを移動させ、複雑で立体的な迷路を進むパズルゲーム。
VR対応はAndroidのみ。
The Turning Forest(GooglePlay)
BBCが協力した環境アプリ。
Gunjack 2(GooglePlay)
宇宙を舞台に戦うVRシューティング。
ベストマルチプレイゲーム
Modan Strike Online (GooglePlay)
カウンターストライクライクな対戦シューティングゲーム。
名前がものすごく胡散臭いが、Android専用の人気対戦ゲーム。
Dawn of Titans (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
『CSR 2』や『Clamsy Ninja』など、独自のゲーム製作ツールで、他のメーカーを寄せ付けないグラフィックを特徴とするNatural Motion。
その新作のグラフィックは、やはりすごかった。『Dawn of Titans』は、なんと巨人と千を越える兵士たちが一斉に戦う迫力の大規模合戦ゲームなのだ。
基本システムとしては、『クラッシュオブクラン』系なのだが、この見た目はやはり圧倒的な魅力だ。
Hearthstone: Heroes of Warcraft (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
世界的に人気の対戦カードゲーム。レベルアップではなく、デッキの内容とプレイングが勝敗を分ける。
デッキの多彩さとゲームの深さではシャドウバースより上。
紹介記事:世界で一番人気のカードゲームが日本語化。運と実力の『Hearthstone: Heroes of Warcraft』レビュー
FIFA Mobile サッカー (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
FIFAのモバイル版。普通に遊べてFIFA。
それだけでベストゲームに選出されるのも納得である。
ただ、攻撃しかできなくて、グラフィックがいまいちで、面白くないのが欠点。でも、FIFAだからなぁ……。
ベストゲーム
ファイアーエムブレム ヒーローズ (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応/ GooglePlay)
ファイアーエムブレムシリーズのキャラクターが勢ぞろいする戦術シミュレーション。
スマホ向けに簡略化したシステムと、任天堂のネームバリューで快進撃を果たした。
紹介記事:『ファイアーエムブレムヒーローズ』レビュー - 任天堂ブランドの光と、奥に抱えた凡庸さの闇
トランスフォーマー:鋼鉄の戦士たち (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
トランスフォーマーでチームを組み、弱攻撃と強攻撃、射撃と防御、ステップの簡易な格闘バトルで戦うゲーム。
お金で殴り進める系ゲームだが、トランスフォーマーたちの3Dグラフィックは美しく、演出や攻撃時の変形も一見の価値あり。
Pokémon GO (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
もはや、説明の必要なし。現実世界連動型のポケモンゲーム。
現実世界を歩いて、ポケモンを探す遊びは世界を席巻した。
Choices: Stories You Play (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
会話で進むアドベンチャーゲーム。恋愛やミステリーなど多彩なストーリーが楽しめ、課金で選択肢が増える模様。
USではかなりの売り上げを誇る。
ロードモバイル (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
変形クラクラ系ゲーム。
関連リンク:
2017 Google Play Awards - Google Play