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2015年6月のスマホゲームベスト5 - プレイヤーの推理が物語になる。英語の壁を乗り越えHer Storyを遊べ。

2015年6月はドラクエ6やThe Roomなど手堅いゲームが出る一方で、印象に残るインディーゲームが多く出た。
中でも『Her Story』は出色の出来。英語の壁を乗り越えてでも遊んで欲しい。

ゲームタイトルにリンクがあるものはレビュー記事が見られます。
価格は記事公開時のものなので、購入時はAppStoreで改めて確認してください。


5位:脱出ゲーム The Room (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応)
ss5
美しい箱の謎を解く脱出ゲーム。
2012年にApple Bestに選ばれた同名の作品を高画質化し、日本語化したもの。
美しいグラフィックと神秘的な空気感は今でも通用する……どころかトップクラス。
リメイク作品なので5位としたが、本来は1位でもおかしくない内容。
またプレイしたことがない方は、この機会にぜひ遊んで欲しい。

4位:Xenowerk(ゼノウェルク) (itunes 240円 iPhone/iPad対応)

ミュータントが蔓延る建物を探索する360度シューティング。
グラフィックが美しいだけでなく、操作感、演出ともによくできていてプレイが楽しい。
また、コンボをきわめてスコアを上げようとするとマニアックなやり込みも必要になって楽しめる。
この価格でこの内容なら大満足。
お手軽に遊べて、楽しいゲームがやりたい方に。

3位:ドラゴンクエストVI 幻の大地 (itunes 1,800円 iPhone/iPad対応)
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DS版のドラゴンクエスト6の移植作品。
プレイの進行度やこなしたクエストの影響がゲーム世界に大きく影響を与えるので楽しい。
進めることが楽しいRPG。
転職を繰り返してキャラクターを強化するやり込み要素も満載。

あと、DSで弱いと言われたテリーが強くなってテリーファン満足。

2位:Transistor (itunes 1,200円 iPhone/iPad対応)
transistor - 8
Bastionの制作者によるアクションRPG。
一見ストーリーに沿って敵を倒すスラッシュアクションに見えるが、行動力の範囲内で計画的にコマンドを組み合わせる戦術ゲーム的な側面が強い。
そのため、後半になるとかなり気合いを入れて戦術を練る必要がある手応えバツグンのゲーム。

transistor_rrrrrr - 1
また、淡く美しいイラストとマップ、ゆったりした音楽で世界観に浸りつつ遊べる雰囲気ゲーの側面もある。
1回のプレイでは理解しきれないストーリー(というか、複数回プレイしてもおぼろげにしか分からない)が心に残り、ついつい2周目を始めてしまう作りは見事。
ビジュアルの美しさに惹かれたあなた。
期待を裏切らない空気感なので、ぜひ遊んで欲しい。

1位:Her Story (itunes 600円 iPhone/iPad対応)
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舞台は1994年。とある女性の夫が行方不明となり、その妻は1ヶ月の間に7回も事情聴取を受け、警察はその記録動画を作ってデータベースに収めた。
『Her Story』は、そのデータベースを検索して動画の断片を閲覧し、さまざまな角度から事件の謎に迫る推理ゲームである。

特筆すべきは、プレイヤーの考え方がそのままストーリーの進行になること。
「彼女は○○したからこうに違いない」という推理でデータベースを検索すると、そのたびにそれに関する情報が提示される。
殺人事件を解くときに、凶器から迫っても良いし、人間関係から迫ってもいい。
ストーリーはプレイヤーの推理に応じて進み、エンディングまでの道のりはそれこそプレイヤーの数だけある。

全編英語だが、それを乗り越えても遊ぶ価値がある。

その他の6月のゲームについては、後ほど。

関連リンク:
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