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iPhoneゲーム大賞2011 一般部門大賞発表!なめこ旋風の2011年に大賞に輝いたゲームは…!?

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iPhoneゲーム大賞 2011」。
ついに一般大賞発表!
すでに「子供向け賞ブロガー・一般部門」「無料で賞ブロガー・一般部門」「アップデート賞一般部門」「アイデア賞ブロガー・一般部門」「その他賞ブロガー・一般部門」と5賞9部門で1位を取っている『なめこ』が押し切るのか!?
一般部門は6位から順に紹介。
なめこ旋風吹き荒れる中、上位に入ったゲームは…!

6位 Dungeon Raid 46票

ブロガー部門でも3位だったマッチパズルゲーム。
さすがに内容がマニアックなだけに一般部門では厳しかったか。
それでも
「あまりに楽しくて時間を奪っていくので、LITE版をプレイしただけで製品版を買いませんでした」
など、熱烈に支持するコメントが見られた。
でも、楽しすぎたらせめて製品版を買ってあげような!

5位 STEINS;GATE 68票

オタクサブカルチャー+SFというノベルアドベンチャー。
前半のつかみが弱いものの、後半は怒涛の展開で読む手が止まらなくなる。
ボリュームもたっぷりでファンが多いゲーム。
初期は得票が低かったが、twitterでファンが呼びかけた後、50票以上が投票されて5位へ浮上。
「シュタゲ最高!」「全機種持っていますが、携帯で持ち歩けるiPhone版が至高です。」
など、投票者のコメントを見るとやはり固定ファンを持つゲームは強いと思わされた。
このゲームに関してはゲームキャスト内で紹介していないので、I believe in technologyの紹介記事やiPhoneACの紹介記事をどうぞ。
STEINS;GATEの詳細・DLはこちら(itunes)


4位 モダンコンバット3:Fallen Nation 98票

ブロガー部門でも説明した通り、恐ろしく質の高い「ゲーム機クオリティ」な主観視点シューティング。
FPSという日本ではマニアックなジャンルながら、この順位につけた事自体がこのゲームの質の高さを物語っているといえる。
初期は1位だったので、ゲーム大賞に初日投票するようなゲーマー層に対しては強力にアピールすることに成功しているといえるだろう。
「FPSを知らなかったけど楽しめた」
「これならPCでFPSをプレイしている俺も携帯FPSとしては許せてしまうレベル」
など、コメントも圧倒的な質を評価していた。



そして、いよいよベスト3。
本命の1つ、モダンコンバット3が4位になってしまい、3位は一体…!?









3位 グルーヴコースター 106票

ブロガー部門1位がなんと、この順位へ。
とは言えモダンコンバット3を超えているだけですごいといえばすごい。
「通勤時も片手で出来ますが、駅を乗り過ごしてしまうのが欠点です」
「何といっても、ジェットコースターのような映像がすごい!」
などなど、オリジナルティやiPhoneらしい手軽さを評価する声が高かった。



そして、2位は…?

























なんと、大本命!


おさわり探偵 なめこ栽培キットがまさかの2位!
得票数272票。

おさわり探偵小沢里奈』のスピンアウト作品で、餌を与えて生えてくるなめこを収穫するだけのゲーム。
だが、独特の外見と図鑑の文章センスの秀逸さで瞬く間に2011年を代表するキャラクターに成長してしまった。
2011年はなめこイヤーだったと言っていいほどの人気を誇り、冒頭にも書いた通りと5賞9部門で1位を取っている化物ゲーム。
全投票数が1039票に対して、511票の無料で賞、518票を集めたアイデア賞の投票結果に至ってはもう、笑うしかないほどの人気。
だがなんと、大賞部門では272票となってしまった。

この理由は大賞が1票しか投票できないシステムだったことだろう。
「無料で賞」など3票投票できる賞では圧倒的に「なめこ」が強かったが、大賞では他のゲームに票を奪われていた。
意外な結果だが、だが、それでも圧倒的に強かったのは間違いない。

「なめこ最高!」
「家族ではまってます」
「お母さんも大好きなんです!」

などなど、寄せられたコメントからも幅広い層に愛されていることが見て取れるものが多かった。







そして、なめこを制して1位に輝いたのは…!























読者推薦枠!
282票獲得。



僕の魔界を救って!

人間に魔界を占領されてしまった魔王が、魔界を取り戻していく戦いのお話。
魔物を派遣すると現実時間に同期して戦っていき、その過程を見ながら楽しむ。
昨年大賞を取った『ゆけ!勇者』と同じく放置型のSLG。
正直、登場時から「ゆけ!勇者のパクリゲームだろう」と舐めてかかってプレイしていなかったが、実際にプレイするとすぐにはまってしまった。

1人の勇者が毎回1LVから成長しつつダンジョンに潜るRPG的なゲームだとしたら、こちらはモンスターを成長させたり、アイテム収集する要素があるため普通の戦術SLGに近く、同じ放置型ゲームといってもまったく別のゲーム。

少し複雑だが、最初に引き込まれるストーリーがあるため、間口は決して狭くない。
お気に入りのモンスターのLVを上げて成長させるもよし、どんどん強いモンスターを入れ替えて進撃するもよしと、プレイヤーに応じた楽しみ方もできる。
無茶をすれば返り討ちにされるぐらいに歯ごたえもあり、プレイするときっちり作りこまれたゲームであることがすぐわかる。

ゲームの面白さももちろんだが、広告に不適切なものがないか調べてお色気系などは全て排除する徹底した運営方針、細かいことについてちゃんと回答するサポート体制など、プレイヤーに密着して運営されているためか、熱心なファンが多い。

「大賞を取らせて、開発者さんの財政を支援してあげて下さい!」(※意図的に取らせるのは無理です)
「ぼくまかが続くように、応援します!」

など、果たして運営が大丈夫なのか気になるほど、ファンが熱心に応援していることがわかるコメントが寄せられた(なぜか運営側の財政を気にするコメントが多かった…)。
その熱心なファンの応援のもと、なめこを制してまさかの1位獲得!
僕の魔界を救って!の詳細・DLはこちら(itunes)

以前、iPhoneゲーム大賞2011が開始し、なめこのツイートが来た瞬間から賞の様相は一変したと書いたが、大賞部門ではぼくまかの影響はそれ以上だった。

ある日、「ぼくまかがiPhoneゲーム大賞で大賞候補にあがっています、投票しましょう!」というTwitter上の呼びかけと共にぼくまかの票は爆発的に増えて1位となった。
その数約250票。
参考までになめこはツイートされた日に300票が入り、大賞には150票が投じられていた。

その後は固定ファンが一気に投票してそれ以上票が入らないぼくまかに対し、広いファンを持つなめこがHPを削るかのように日々差を縮めていく、RPGの「魔王vs勇者」のような戦いが繰り広げられた。
結果は開票するまでどうなるか本当にわからない状態だった。

恐らく、後500票、いや300票ぐらいの投票があれば間違いなくなめこが1位になっていただろうし、無作為にiPhoneユーザーを1000人選んでも同じ結果のはずだ。
が、今回は面白いゲームを作り、ファンに密着して運営していたことが奇跡のぼくまかの1位を呼び込んだ。
『ゆけ!勇者』に続き、2年連続して放置系が受賞したが、これはこれで1つの素晴らしい結果だと思う。
(このあたりはこのあと執筆する総評でまた語りたい)

iPhoneゲーム大賞2011年一般部門大賞は『僕の魔界を救って!』が堂々の1位を獲得した。
日頃ゲームブロガーと言っていたが、自分がプレイしていない中でこれほど良いiPhoneゲームがあったことに、恥ずかしさを感じつつもプレイしてみれば納得の結果だった。

iPhoneゲーム大賞2011年一般部門大賞は『僕の魔界を救って!』

おめでとうございます!

『僕の魔界を救って!』については今後、製作者インタビューなどゲームキャスト内で大々的に取り上げるので期待して待っていて欲しい。
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関連ページ
iPhoneゲーム大賞2011 大賞一般部門投票結果
iPhoneゲーム大賞2011 全投票結果

追記:
コメント欄が荒れているので追記。
熱心なファンのコミュニティがあって一気に投票があるというのは素晴らしいことだと思っています(素晴らしいゲームがファンをつくっているわけですから)。
一般投票はそういった熱量を見るための部門であり、世間で人気がありつつ、若干ゲーマー寄り(わざわざ投票するぐらいなので)の賞ということで非常にいい結果が出たと思っています。