小学生の“けんたくん”が自由帳にイラストを描き、折り紙やメジャーなど学校にある道具と組み合わせて演出される手作りRPGゲーム『RPGタイム! ライトの伝説』。
2018年のBitsummitに出展されるや瞬く間に話題となり、2019年のE3ではMicrosoftのインディーゲーム目玉ソフトとして単独で紹介を受けた本作が、ゲームエンジンUnityの技術イベントUniteに展示されていたので、作者の藤井トムさんに進行状況をうかがった。
進行状況の話をする前に、初めて見る方のために少しだけゲーム紹介を入れておこう。
本作は自由帳に描かれた手描きのRPGを遊ぶもので、ページをめくるたびに異なる遊び、異なるゲームが出てくることが特徴の“自由なRPG"となる。
E3の動画を見ると何となく雰囲気はつかめるはずだ。
で、Uniteブースでは最新のゲーム動画が確認でき、ゲームの演出が豪華になっていることが確認できた。
この動画はインターネットで公開されていないので、写真で一部だけ紹介しておく。
机の上に駅があって、奥の机には別の大陸があって、消しゴムの電車で移動していたり……。
2018年に見せていただいた内容と比較して、演出がだいぶ豪華になっていますが……Uniteに展示されている動画のようなクオリティで全体が遊べると思っていいのでしょうか。
藤井:
実は、動画はもう古いバージョンで……最新版はもっと変わっていて良くなっています。
お見せしたいのですが、まだ見せられる時期ではないので……。
動画の演出よりも良くなっているのですか!
2018年の段階でも毎ページめくるたびに驚くような演出が入っていましたけども。
藤井:
今はスタジオの作業メンバーが増えて、ばばばっとクオリティを上げる作業をしています。いろいろと好評いただいているなかで、『RPGタイム!』の独自性が見えてきまして、それを強化しているところです。
以前は毎ページ違う面白さを入れていましたが、今は同じページの中でも遊びが変わったり、ページを切り替えたときにより面白い演出が入るようになっています。ということは、遊びの密度が上がっているんですね。
楽しみすぎます。ところで、発売は……?
藤井:
2020年に絶対出そうと思っています。
さすがに、ちょっと長く作りすぎたと思っていて(苦笑)
2018年版の時点で面白かったのに、まだ面白くなるなんて……。
いや、すごく楽しみにしています
『RPGタイム!ライトの伝説』は、2020年、Windows、XBox one、スマホで予定されている。
さすがにもうしばらくしたら情報も出てくると思うので、公式Twitterアカウントをフォローして待っておこう。関連リンク: