Galaxy S III の方が機能が多いとか。
iPhone5 発表以来、ネット上ではさまざまな事が言われているが、あまりに iPhone の長所を見失った発言が多い気がする。
中傷合戦に乗るようではあるけども、自分が思う iPhone の素晴らしさについて語りたい。
スマホの真の価値ははワンセグでも、NFCでもない。
アプリだ。
アプリで Android などに追いつかれない限り、iPhoneのアドバンテージは消えない。
そして、そのアプリにおいて iPhone は他のスマホの追随を許さない。
例えばゲームアプリで言うなら、Android より１世代先のゲーム体験を楽しめる。
Android でも、 iPhone でも同じアプリが出ている？
いやいや、それはほとんどの場合で嘘だ。
あなたは同じアプリを実際に比べてみたことがあるだろうか？
『怒首領蜂大復活』(リンク先はHD版)は iPhone 3GS でも動作したが、Android 版が出た当時の最新ハード Galaxy SII ぐらいしか同じようには動かなかったし、タッチパネルの反応のおかげで操作感では劣った。
当時 au で１番性能が高かった HTC 3D EVO でも iPhone 3GS と比べて処理落ちがかなり目立った。
▲あまりの処理落ちにビビった怒首領蜂
まれに、『SHADOWGUN』のように特別に Tegra チップにチューニングされたゲームもあるが、本当にわずか。
しかも、Tegra チップに最適化されたゲームでも機種によっては動きが悪い。
例えば docomo の ARROWS X F-10Dは Tegra 採用だが、これらのゲームをすると発熱で重くなり、スムーズに動かない。
機種が多すぎて最適化されていない Android と比べ、iPhone の先端ゲームは１歩先行く内容。
Android は同時リリースされても、グラフィッククオリティ・動作の滑らかさなどが劣り、同じ体験はえられない。
さらに、iPhone アプリは UI の操作性が良い。
また、Android は機種が多すぎてハードごとにチューニングがなされないので、どうしても iPhone アプリと比べて動作速度・タッチパネルの感度以外でも操作性が劣ることが多い。
例えば、『Final Fantasy Legends 光と闇の戦士』では十字キーを利用するが、Android版では画面の大きさに合わせて拡縮される。
画面の大きい Android 機でプレイすると、元々使いづらかった十字キーが気持ち大きくなって更に使いづらい上、画面のボタンの反応も悪くて散々。
▲元々操作性がいいわけでもないのに、更に悪くなるとか…。
ここに挙げたことは他社でも同じで、他のメーカーにも見られる問題だ。
同じゲームでも、ほとんどの場合 Android 機で得られる体験は１段以上劣る。
ゲームでは頻発だが、ほかのアプリでもこの問題は発生することがある。
つまりはスマホの価値はやはりアプリであり、そこにおいて Apple が積み重ねてきたアドバンテージは未だに大きく、これらの恩恵を受ける iPhone5 はやはり最も優れたスマートフォンだと思う。
確かに、iPhone5 や iOS6 の変更点で新しい驚きはない。
が、これは単純にスマートフォンが製品として成熟しただけで、ジョブズがいたとしても同じ道をたどっていただろう。
iPhone5 の良さとは何かと言われれば、何と言っても iPhone 最軽量の中に最高の性能が詰まっており、最高のアプリ群を快適に動かせることだ。
性能面ではiPhone4S から１年後に登場した Galaxy S3 がベンチマークで iPhone 4S を追い越したが、それをたった3ヶ月で圧倒的に引き離すはず。
(すでにGeekbench2でハイスコアを出したという記事が出ているが、はっきりわかるまで詳細は控えたい）
スマホの機能はほとんどアプリが提供してくれるので、性能は良ければ良いほどイイ。
スクリーンサイズ16:9は映画など映像サービスや Apple TV 関連で活躍すると思うし、新マップアプリでは機能がこなれたところで、それを利用したサービスが始まるのも誰もが予想するところだろう。
今回は個人的にはハードは十分すぎるほどよく、OS も含めて未来への布石が多く、将来に驚きをもたらすための変更と思っている。
まだ過渡期なので良さわからないだけに見えた。
驚きがなくても iPhone はいまだ輝いている。
iPhone を支えるバックグラウンドの AppStore の品揃えだって最高だ。
悩んでいる方も iPhone4 の方は安心して乗り換えていいと思う。
