『FINAL FANTASY LEGENDS』の価格設定2500円は高いのか、安いのか発売前アンケートを行った結果の発表。
まあ、結局買いたい人が買えばいいはなしなのだけれども、ただ闇雲に高いというのではなくてなぜ高いと言っているのかを知りたかったのでアンケートを取ってみた。
では、結果をどうぞ。
気になる適正価格は1000円以下が良いがトップ、続いて1500円以下、2000円以下と続き、適正価格と500円以下がほぼ並ぶ。
続いて、価格を判断した理由。
「携帯ゲームの移植だから」がトップで、ガラケーの移植という段階で低く見られる傾向があるのがわかる。
続いて「ゲームアプリ全体の価格と比較して」、「ゲームの質を考えて（予想される質を考えて）」、となる。
最後にアンケートユーザー層（といっても大まかにとりすぎだが）。
ソーシャルゲームをしない層が、する層よりも少し多めになっている。
しない：82票
たまにする：41票
よくする：21票
※集計データに誤りがあったので訂正しました。
これらのデータを提示していったところで、私が気になったところを書いていきたい。
まず、ソーシャルゲームをしないユーザーの方がアプリの金額面でかなりシビアであること。
今回ソーシャルゲームをたまにプレイするユーザーとよくプレイするユーザーの金額に対する解答割合がほぼおなじだったのでまとめてある。
まず、回答の割合。
見ての通り、ソーシャルゲームをしない層は1000円以下が40%近く。
500円以下が11%も存在する。
続いてソーシャルゲームをプレイする層。
1500円以下が最も多く35.7%。さらに500円以下が少なくなっていることにも注目したい。
はっきりとソーシャルゲームをプレイしない層よりも許容する単価が高い。
価格帯ごとの理由については、「もっと高くて良い」「適正価格」以外の価格帯では「携帯ゲームの移植だから」がトップだが、「1500円以下」の価格帯のみ「スクウェアの他のRPGアプリの価格と比較して」がトップ。
価格以上の価値を感じたゲームもこの価格帯が『Final Fantasy III（以下FF3）』を多く挙げており、FF3の質で1800円（現在は1400円）というのがひとつの壁になってしまっているようだ。
確かに、ガラケーからの移植でFF3を超えることは想像が難しい。
個人的にはFF3が値段のわりによくできていすぎた、という印象がある。
が、後から出るゲームはこれを超えなければ買ってもらえない（特にFF3をプレイしていないプレイヤーは買う意味が無い）という宿命を持ってしまう。
在庫無限が嬉しい半面、ゲームメーカーとしては頭の痛い話だ。
また、特にソーシャルゲームをプレイしない層からは「国産ゲームは外国産に比べて高すぎる」という指摘があった。
USは市場が10倍あるので、単純にいってしまえばかけられる手間も国内とはケタ違い。
なので、低価格で良いゲームがかなりあるのだ。
それと比較すると、国産ゲームが高く見えるのは間違いない。
つまり、ゲーマーであるほどそういったゲームを探してプレイしており、スマホゲームに対してお金を出さなくなっているのだろう。
海外のメーカーは海外で出せばいいが、日本のユーザー向けのゲームは営業努力をしても母数が少ないのだから250円などで儲けを出すのは難しい。
なので「600円で新作FFを」というのは「日本向けには作るな」と言っているのに近いといえる。
日本のスマホゲーマーが10倍の人数になればそれもあり得るのだろうが…。
残りの意見としては「itunes card１枚分におさめて欲しい」、「85円のアプリを25本買ったほうがコスパが良い」、「グラフィックが２Dにしてもチープに見える」などの意見が他には目立った。
最後に「高かったけども価格以上に満足したゲーム」で５票以上を獲得したゲームは以下のとおり。
1位：『FINAL FANTASY III』 13票
2位：『Steins;Gate(シュタインズゲート) 』 12票
3位：『ケイオスリングス』 10票
3位：『CHAOSRINGS II』 10票
5位：『Final Fantasy Tactics』 6票
5位：『ゴーストトリック』 6票
7位：すばらしきこのせかい 5票
なんだかんだでほとんど全てがスクウェア・エニックスの作品という結果に。
その他の熱い回答
「フィールドランナーズとアングリーバードは10倍の価値がある」
気持ちはわかる。
「タクティクスオウガ[SFC]重装騎兵ヴァルケン[SFC]」
スーファミは高かった…。
「Borderlands原価で買ったが次回作は20万円でも買う」
私もロマンシング・サガの正当な続編なら10万でも…。
エンペラーズサガ？なにそれ？
ということで、アンケート結果、皆さんはこれを見てどう思われただろうか。
次回は私の意見を書いてこのアンケートシリーズの締めにしたい。
お詫び：集計データの母数に誤りがあったためデータを修正いたしました。
