『ファイナルファンタジー』をスクウェアでドットキャラクターを生み出してきた渋谷員子さん監修のドット絵で、音楽は作曲者・植松伸夫さんの監修で新しく作り直す『ピクセルリマスター』シリーズ。
その最後の作品、『ファイナルファンタジーVI ピクセルリマスター』リリースが2022年2月予定になることが発表された。
発表には、理由について以下のように記されている。
イベント、バトルともに慎重に調整を行い、入念なデバッグを行うため、これまで以上に開発期間をいただくことになりました。(中略)『FF6』のファンの方にも、初めてプレイされる方にも楽しんでいただけるタイトルとなるよう開発を進めてまいりますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。
バランス調整でいうと、『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』は原作のバランス通りとしつつもキャラクター成長速度を上げた結果、終盤を除くボスが雑魚となって敵の強さと物語体験が乖離し、雑魚はギミックを体験するまでもなく倒れてしまう状態になっていた。
(あの感動の物語が、平凡になって登場。『FF4』のストーリーをなぞるだけのデメイクRPG『ファイナルファンタジーIV ピクセルリマスター』レビュー)
▲10カウントでキャラクターを倒す死の宣告を使う中ボスも1カウントで瞬殺でき、バトルギミックが動作不良に陥っていた
『ファイナルファンタジーV ピクセルリマスター』はバランス面・育成面共に原作を踏襲しているようだが、あまりにバグが多く話題となってしまった。
発表当初の予定通りリリースした結果これらの問題が発生したとするなら、解消に時間がかかるというのも理解できるし、品質を優先するために時間をかけるという告知文には納得感もある。
これまでプレイした感想でいうと、『ピクセルリマスター』シリーズは遊べるけども、原作の日本での人気を鑑みるとちょっと残念な品質でリリースされていると感じている。
最後はビシッと決めてもらいたい。
関連リンク:
FINAL FANTASY VI-『ファイナルファンタジーVI』の発売時期と予約特典について-Steamニュース