昨日8月30日、中国で未成年へのオンラインゲーム提供規制の強化が発表されたことに対して、中国では早くも対応が発表され始めている。
中国の SNS、Weibo では、『アークナイツ』や『原神』など、さまざまなゲームにおいてすぐにも未成年のプレイを金・土・日・祝日の20時~21時までに制限することを発表している。
(関連記事:ゲームは週に3時間。中国で未成年へのオンラインゲーム提供の規制強化。未成年は金・土・日曜・祝日の20時~21時だけに)
多くのゲームにおいてもプレイ時間が短くなることへの対応などは今後としているが、下記の2点を宣言している。
1.未成年者への1時間のゲームサービスの提供は、金・土・日・法定休日の毎日20:00~21:00に限る。
2.実名での登録・ログインをしていないユーザーに対して、ゲームサービスを提供しない。
また、『原神』では購入後に毎日アイテムが手に入るパスポート系のアイテムに関しての保証も案内されており、課金アイテムの補償などが今後随時行われていくようだ。
▲なお、未成年補償は特別な一時的対応となり、あとからアイテムを購入した場合はログインできない分アイテムを損するようだ。また、『原神』では購入後に毎日アイテムが手に入るパスポート系のアイテムに関しての保証も案内されており、課金アイテムの補償などが今後随時行われていくようだ。
この先は、筆者の予想だが、いくつかのゲームでは未成年のプレイに深刻な問題が出るはずだ。
例えば『原神』などはメインストーリーを追うだけでも1週間に3時間のペースではとてもゲームが終わらない。
このあたりはどう調整されるか興味深いが、一般的に未成年が基本無料ゲームに占める売上の割合は小さいから、売上には大きく響かない。
中国版の『永遠の七日』などはゲームの表現規制で12歳以下ログイン禁止にしていたので、切り捨てる方向に動くのではないか、と想像している。
また、日本では「我々のゲームに影響がでるのではないか」と考えているプレイヤーもいるようだが、ほとんどのゲームは中国版と海外版で切り分けてあるため、中国外のプレイに即座に影響する可能性は少ないだろうと予測される。
長期的には、たとえば「若者もプレイできる短時間ゲーム」のようなゲームデザインや新規イベントが登場し、ゲームスタイルが変わってくるかもしれないが。
いずれにせよ、現在は様子見の段階と言えるだろう。
関連リンク:
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