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セガとディライトワークスの『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』、2021年6月30日でサービス終了を発表。セガの旧作IPは、今後復活できるのか?

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『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』運営より4月22日に発表されたプロデューサーレターにて、同作品が2021年6月30日をもってサービスを終了になることが明かされた。
現時点でご満足いただけるようなサービスの提供ができておらず、2021年4月22日見通しも立ちづらい状況です。昨今の市場環境や今後の展開を考慮した結果、サービス終了という判断に至りました。
と、プロデューサーレター内で理由を説明している。終了までのスケジュールは下記の通り。
・2021年4月22日(木)13:00 全ての「霊子水晶」の新規購入停止
・2021年6月30日(水)13:00 サービス終了
・2021年6月30日(水)17:00 払戻し受付開始予定。
また、本日第四章近畿編が実装され、5月には物語の終章が実装されて完結し、終了までプレイヤーが楽しめるように努力するとのこと。
また、サービス終了後は何かしらの機能限定版としてアプリは残るようだ。

本作は『サクラ大戦』シリーズの流れをくむ完全新作としてセガ、ディライトワークスのタッグで制作された作品。
簡易なタクティカルバトルとストーリーを楽しむスタミナ方式の RPG で、3D で描かれたキャラクターたちが演技することが特徴であった。
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ただし、ゲーム構造が2013年ごろのゲームのもので、「好きな人もいるだろう」とか、「カジュアルには遊べる」という言い方もできるが、3Dキャラは見せ方に問題があり、バグも多く、バランスは破綻しており、2020年にリリースするゲームとしてはかなり厳しいものだった。
リリース時から作りこみが足りないのは明らかで、それはゲームレビュー時にも指摘した。

もちろん、運営側もそれは理解しているようで、リリース時から細かい改修が相次いだ。
特にキャラクターは泥臭さを意識しているのが見て取れたが、眉が細くなり、武骨な霊子ドレスのデザインは細くなり、てこ入れが入っていった。
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▲もともと泥臭いところから、あか抜けていく演出をしたかったのだと思うが、ストーリー性なしにあか抜けたのでそれはそれで違和感はあった。まあ、その余裕もなかったのだとは思う。

演出面でも、3Dのキャラクターがざっくりおかれていて魅力を感じないものが多かったが、細かく治されていった。
たとえば、これは初期のガチャの結果画面だが……。
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2021年2月にはキャラクターがアップに表示され、構図も変わっている。
なお、このキャラクターもただアップにしたものではなく、アップで映えるように専用に手直しされており、かなり手間がかかったものだ。
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とはいえ、運営しながら直せる部分には限りがある。
運営が努力していたことは間違いないが、この決定もまた仕方ないものと言えるだろう。
とはいえ、ファンとしてはこれで「サクラ革命はダメだった」では終われない。

これで、セガは出たことが奇跡で止まってしまった『とある魔術の電脳戦機』、原作設定を無視した美術設定と原作より大味なゲームの『パンツァードラグーンリメイク』に続き、『サクラ革命』でも満足いく品質のゲームを出せなかったことになる。
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▲パンツァードラグーンリメイクは見た目は良さそうだが、原作設定を無視して作り変えており、ストーリーゲームなのに物語上重要なラスボスの名前すら適当に変更されていた。ゲームとしてもセガサターン版より微妙だった。

海外では『ベア・ナックルIV』が成功してはいるし、新作で見れば『龍が如く7』は面白かったが、IP 復活に関しては日本では連続3作、品質が低い状態で出してしまっている。
ここまでくると、過去 IP の復活についてセガの品質チェックが機能していない可能性すら考えられる。

セガの旧作 IP に対する姿勢が見直されない限りこのような不幸は続くだろうし、また『サクラ大戦』が出るとしても同じことが繰り返されてしまう。
この点に対して、セガの声明があることを願いたい。

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2021.04.22 19:00
とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』の名前が間違っていたため、修正いたしました。申し訳ありません。