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米国、『Tiktok』に続きテンセントとの『Wechat』に関わる取引を禁止へ。ただし、『LoL』や『クラクラ』などの傘下会社のゲームプレイには影響なし

米国にて、動画共有SNS『TikTok』を運営するバイトダンス、メッセージSNS『WeChat』を運営するテンセント2社との取り引きを来月下旬から禁じる大統領令に、トランプ大統領の署名がなされたことをNHKなどが報道している。
禁止の理由は、ユーザーの位置情報や閲覧履歴などさまざまなデータが中国共産党に提供され、安全保障上の脅威となる可能性があるため、とされている。

テンセントと言えば『League of Legends』のRiot Games、『クラッシュオブクラン』のSupercellなど大手ゲーム会社を傘下に収めている大ゲーム会社でもある。が、ゲームに関する影響は限定的になりそうだ。

ゲームに関しての影響が限定的という情報は、LA Timesの記者Sam Deanさんが伝えている。
これによると、「ホワイトハウスは、LA TIMESに対してWeChatに関する取引のみに限定されていることを公式に認めた」とのこと。
ゲーム内のSNS連携に影響があるだろうが、テンセント傘下にあるRiot Gamesの『League of Legends』、Epic Gamesの『フォートナイト』、スマホの『Call of Duty』など、ゲームプレイそのものは今のところ影響を受けないようだ。

ただ、このほかにも中国アプリなどをネットから締め出すClean Network構想が始まっており、米国の姿勢によっては何かが起きる可能性はある。

この強硬姿勢は選挙が終われば軟化するという説もあるが、未来の予想ができるほど材料が出ているわけでもない。
面倒でも、今後は注意深く見守る必要がありそうだ。

関連リンク:
インド、中国製アプリ使用禁止をTikTok以外にも対象拡大 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
Announcing the Expansion of the Clean Network to Safeguard America’s Assets - United States Department of State