プレイヤーは、老犬の腎臓だ。
老犬は腎不全になっており余命幾ばくもないが、プレイヤーが頑張ることで犬を少しだけ長生きさせ、犬とおじいさんの生活の終わりを先延ばしにできる。
『ひとりぼっち惑星』など、生と死を描くゲームを作り続ける開発者ところにょりさんの新作、約束された死が迫るまで、犬とおじいさんの田舎暮らしを見守るゲーム『renal summer』がApp Store / Google Play向けにリリースされた。
PVはこちら。
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ゲーム世界はプレイヤーの生活時間と完全に同期しており、アプリを起動すると同じ時間を生きる労委人の様子を見られる。
老人は昼なら仕事をしているし、夕方なら晩ご飯を食べている。
淡い色のドット絵で描かれる世界はどこまでも、ほのぼのとした田舎暮らし。
しかし、その影では老犬の死が迫っている。
プレイヤーにできることは画面下のブロックをタップして必死に腎臓を動かすことだけ。
これを動かすことで死を先延ばしにできるわけだ。
▲画面下をタップするとブロックがひび割れていき、完全に破壊すれば少しだけ腎臓が動く。
1人と1匹の生活の結末はプレイヤー次第なのか、それとも本当に死を先延ばしにしているだけなのか。
ゲームをプレイ続けなければわからない。が、このドット絵に惹かれたなら試してみる価値はあるだろう。
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