2018年末に『んこぴったん』を発表して話題になった ksym さん製作のリズムゲーム『UTU』がアップデート(12月に)し、無料セールを開始した。
本作は、森の中で人形に触れることで音が鳴り、連続して人形を触ると音楽になるリズムゲーム。ネタゲーではなく、Unity主催の勉強会などでも紹介された評価の高いゲームである。
そんな『UTU』がアップデートし、森が豊かになり、群れをなす鳥が加わり、リアクションも増えて癒やし系ゲームとして強化されたようだ。
日頃の生活に疲れている方などはこの機会にいかがだろうか。なお、本作は「音楽を楽しむ」ために開発された攻めのリズムゲームである。
見た目からリズムゲームのようには見えないが、それは本作が主流のリズムゲームと異なるアプローチで開発されているからだ。
『beatmania』などから始まり、『スクフェス』や『デレステ』まで続く主流のリズムゲームは、決まった音楽に合わせて性格にノーツをタッチする「決められた音楽にプレイヤーが合わせる」作品となっている。
▲決まったタイミングで画面をタッチしてリズムに乗る従来の音ゲー
しかし、『UTU』はプレイヤーが人形を砕くたびに音が再生され、プレイヤーの気持ち次第で好きな部分を伸ばしてもいいし、ためを作ってもいい。
また、そういったエモい場所を強調する行為がゲームにファジーに判定され、スコアが伸びる仕組みとなっている。
つまり、「プレイヤーが好き勝手音楽を作り、それがよさげ(曖昧)ならスコアが上がる」システムなのだ。
▲砕くと音が鳴り、周囲の人形もポップに跳ねる。連続して砕くことで音楽となる。
「音ゲーは、知っている曲がいい」というプレイヤーもいると思うが、本作に採用されているのは誰でも小学校のときに習うポピュラーな童謡『あかとんぼ』。
夕焼け風、白黒テレビ風などのエフェクトで美しく彩られる森を、傾けセンサーで見回してつつ、懐かしい気持ちでプレイできるはずだ。
みんなもしかして、今日セールで無料になっている音ゲーの名作『UTU』を知らない?
— ゲームキャスト (@gamecast_blog) 2019年1月4日
森の中で人形をタッチすると、楽しげに人形が跳ね躍って、オルゴールの音楽が流れる超絶癒しゲームなんだけど。 pic.twitter.com/Tg6xzU9ViP
ただ、App Store のレビューを見てみると、怖いと感じる方もいる模様。
ただ、感じ方には個人差はあるのだろうが、楽しいと書いている方もいるし、私自身も良いものだと思っているのは保証する。
いや、まて、よく見るとこのレビュー自体がホラーな気がしてきた……。
まあ、それは置いといて、本作には「ミュージックプレイヤー」機能が搭載されており、これを使うことで一気にファンシーなゲームに変化する。
ゲーム画面の右上を長押しすることで、メニュー画面に移動して好きな曲をかけて映像を楽しめるのだ。
人形は曲に合わせてうごく。激しい曲をかけると人形がガンガン跳ねて超楽しい。
やばい、UTUってホラー系音楽ゲームの隠し機能でitunes好きな曲に合わせて人形が跳ねるモードを発見したw
— ゲームキャスト (@gamecast_blog) 2019年1月4日
この様子を見てるだけで生きる活力湧いてきた。シュールさがやばいwww pic.twitter.com/U4gde7XXta
これに合う音楽を探し始めると時間がいくらあっても足りないほどハマるが、間違っても『ナウシカレクイエム』などをかけてはいけない。
ナウシカレクイエム… pic.twitter.com/0zukKYJc78
— ゲームキャスト (@gamecast_blog) 2019年1月4日
アプリリンク:
UTU (itunes 無料 iPhone/iPad対応)