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縦に長いスマホを活かした“縦スクロールアクション”『Quartz: Sci-Fi Platformer』レビュー。シンプルな線のSF世界が光るレトロ風ゲームの新星

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“The Waste”と呼ばれるロボットに寄生されたパワープラントを切断するため、アンドロイドを操作して1人プラントの最奥へ向かう……シンプルな線で描かれるSFの世界観がプレイヤーを引き込み、縦に長いスマホの特性を活かしたギミックで楽しませる。
そんなスマホアクションの新星が『Quartz: Sci-Fi Platformer』だ。
縦重視のギミックで楽しませる発想みごとに成功しており、やり応えも、遊びやすさも十分。アクション好きにおすすめしたい1作となっている。

『Quartsz』は1ステージが1画面の固定画面ゲームで、画面下にある穴をくぐって合計80ステージを移動する縦スクロールアクションとなっている。
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ステージの中をアンドロイドは自動で前に向かって移動するオートランゲームで、画面タッチでジャンプのタイミングを決めるだけの簡単操作。
プレイヤーが画面を押す長さに応じて、ジャンプの高さは2段階に変化する。
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しかし、操作が単純でもステージにはパズル要素が加わっており、遊びの手応えは十分。
ステージ中には移動方向を変えるブロックや、着地した瞬間に動きを止める浮遊ブロック、時限で消えるブロックなどの仕掛けが多く配置されており、タイミング良くジャンプしなければクリアできない。
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固定画面でステージ全体が見えていることもゲームを面白くしており、「ステージ全体の構造を見て、適切な攻略を立ててからプレイする」ことを可能にしているのだ。
細長く密度の濃いステージは、スマホの小さな画面でもスペース不足を感じず、情報量もある。
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難易度はやや難しいが、激ムズ系ゲームのように理不尽は感じず、難しいステージと簡単なステージが交互に登場してプレイのリズム感も良い。
「縦持ちなら、縦で遊ぶランアクションを作ろう」という発想は『スーパーマリオラン』と似ているが、アクションよりパズル寄り……簡易な『ミートボーイ』的なプレイが楽しめる別解釈のゲームになっている。
もちろん、それに加えてSF世界観のゲームビジュアルも楽しめる。
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▲太古のPCゲームのような配色がまた良い。

全部プレイして2~3時間ぐらいだろうか。軽く遊べるのに十分で食いごたえがあるし、9ステージおきにギミックが変化して変化もあるし、完成度も高い。
面白さだけで評価は7とするが、コストパフォーマンスを考えると満足度はそれ以上。
動画を見て楽しめそうなら、買って損はしないはずだ。

評価:7(要チェック)

ゲーム概要
固定画面のステージクリア型縦スクロールアクション。パズル性とアクション性が融合

おすすめポイント
シンプルな線のSF世界
やり応えがあり、適度に終わるボリュームと難易度

注意点
ややムズ

アプリリンク:
Quartz: Sci-Fi Platformer (itunes 120円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

開発:Dave Derwin, NAF Studio(US)

レビュー時バージョン:1.0.7
課金:なし
公式ページ:http://noapparentfunction.com/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画: