『モンスト』や『パズドラ』もついに詳細確率を発表。Appleの規約変更の影響
長い間確率表記を拒んできた『パズドラ』と『モンスト』が、レアガチャの確率表記を発表した。
これは、2017年末にAppleは規約でガチャの確率表記を義務づけに対応するためのもの。
(Apple、ガチャ・ルートボックスに確率表示を規約で義務づけ。世界的なガチャ=賭博議論に配慮か)
いかに日本で売り上げている会社であっても(むしろ、iPhoneシェアの高い日本だからか)、Appleのお達しには勝てなかった。
『パズドラ』は近日予定のアップデート後から、『モンスト』は1月18日に開始するオーブ使用の書くガチャから確率表記が始まる。
2016年、グラブル騒動の後にCESAが「 提供されるすべてのガチャアイテムの提供割合が分かる表示」を基本としたガイドライン(抜け道はある)を作ったとき、大手でもセガやサイバーエージェント、スクウェア・エニックスなどは規定の「1年内」よりもはるかに早く個別確率の表記を導入したが、mixiやガンホーはこれに追随しなかった。
(CESA、ガチャのガイドラインを公開。JOGAよりほんのり厳しめだが、ガチャ個別確率表示は強制なし)
しかし、Appleの規約であればもう従わざるを得ない。
ゲームキャストでは長年「個別の確率ぐらいは明記して欲しい」と言い続けてきたが、ようやくその世界がやってきた。
一般のプレイヤーには、確率を検証する手段なんてない。
しかし、確率が明示されていれば何かの拍子にそれが偽りだったことがばれたときには明確に犯罪になるから、それがメーカーへの抑止力となる。
実際のところ、この後システムとゲームメーカーの戦いが待っているとは思う。
が、まずはプレイヤーが金を払って得るアイテムの入手率を知ることができるようになった、という当たり前の状況が実現されたことを祝いたい。
関連リンク:
【レアガチャ】確率表示のお知らせ/パズドラ運営サイト
ガチャの「提供割合」表示および、ガチャでの★3(銀卵)キャラクターの排出廃止のお知らせ|モンスト公式サイト