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宇宙に放逐されても蘇る最強生物を育成する『クマムシさん惑星』 #デジゲー博

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どんな乾燥状態からも水をかければ復活し、高温にも低温にも耐え、宇宙にいようが生き延びる最強生物クマムシ。
そのクマムシ研究の第一人者であるクマムシ博士こと堀川大樹さんが監修したクマムシ育成ゲームが『クマムシさん惑星』である。
本作は自作ゲームの博覧会『デジゲー博』にて展示されていたのだが……かわいくて、意外に3D技術が上手く使われていて、インパクトもある面白そうな作品であった。
 
最強生物などと恐れられるクマムシだが、実は身近なところにいる生物なので、採取自体は楽だという。
まず、画面から採取地を選択してスプーンでその当たりのコケをとる。
これだけで採取の準備は整う。
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▲クマムシはかわいいのに、この女の子の目は死んでいる……ような?

採取したコケをシャーレに入れて顕微鏡で見ると……。
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そこにはクマムシが!
単なるコケの写真から、いきなり3Dで再現された微細な粒子の世界が見えるのはちょっと感動的。あと、クマムシがかわいい。
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クマムシを採取したら、次は育成だ。クマムシはクロレラを餌に(これ以外の餌は判明していないそうだ)育つ。
ただし、クロレラが余ってしまうとばい菌になってクマムシを襲うので、定期的に菌をやっつける必要があるという。
クマムシは無敵だと思っていたのだが、開発者の方によると「乾燥には強いが、通常の状態では弱い」とのこと。また1つ無駄な知識を得てしまった……。
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▲なにげに宇宙バックで寒天(クマムシは寒天上が移動に適している)の透明感がキレイ&カッコいい。

上手くクマムシの育成が進むと、クマムシを活かした製品が開発されたり、クマムシの特性によって人類の医療が進歩したりと、どんどん人間社会が良くなっていく。
かわいくデフォルメされたクマムシを育てるだけでなく、ちょっとしたネタも楽しめる育成ゲームになっているようだ。
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動画はこちら。


触った限りでは見た目も触感も良かったし、3Dでクマムシを見ているときは理科の実験のようなワクワク感があった。
奇抜な面白さはないが、安定した癒やしと楽しさを得られる育成ゲームに見えたので、『クマムシさん惑星』のリリースを楽しみに待ちたい。