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完成度、面白さともにシリーズ随一。ジェットスキーレーシング『Riptide GP: Renegade』レビュー

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2011年、当時の水準を大きく上回る映像を見せたジェットスキーレーシング『Riptide GP』。
そして、全作のシステム的不満点を解消して人気を博した『Riptide GP 2』。
それに続く3作目『Riptide GP: Renegade』は、前2作目のさらに磨きぬいた完成系と言えるだろう。
スマホでジェットスキーレーシングを遊びたいなら、これを遊ぶ以外の選択肢はない。

今回の改良点は、「演出」メイン。だから、操作は全作と全く同じ。
オートアクセルで加速し、左右のハンドル操作だけで気持ちよく波の上を走れる(ハンドルと加速はオプションでボタン操作に変更可能)。
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▲傾けセンサーで運転すると、画面もダイナミックに動いて迫力が出るので余裕があればおすすめ。

ジャンプ中は特定のコマンドを入力すると、トリックも決められる。
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トリック中に着水すると転倒してしまうが、見事成功すればターボゲージがチャージされ、画面右上のターボボタンで一時的に超加速できる。
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▲ターボ演出が強化され、加速の爽快感大幅アップ。

これだけ覚えておけば、全作以上に美しいコースを気持ちよく走り回れる。
プレイしてまず目につくのは、当然ながらグラフィックの強化。美しい都市、夜の観光地、水没した廃墟など、今回もステージは多種多様だ。
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ゴール地点に特別な風景が広がっていたり、レースの背後で戦艦が戦っていたりとスマホのパワー向上に合わせて演出も豪華になっている。
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▲廃墟。その外では、今も戦艦の砲撃を行っている。

定番のステージが動いてコースが変化するギミックや、ショートカットコースを探す楽しみなども健在。
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ゲームプレイ面では、プレイヤーのストレスを軽減する方向で細かく調整されている。
敵AIはプレイヤーのコースを邪魔しないようになっているし、例えぶつかっても大きな被害はない。
コースのミニマップが画面左上に表示されるだけでなく、ジャンプ台は緑の矢印で、カーブは黄色い矢印で画面に大きく表示されるため、コースを覚える手間も軽減されている。
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ゲームモードは、コースを選んで走る「クイックレース」、少しずつレベルアップして難しいコースに挑む「キャリアモード」、そして、他のプレイヤーと競う「オンライン対戦」の3つ。
キャリアモードのボリュームはかなりのもので、運転するたびにドライバーが強くなっていくレベルアップ要素、ボスを倒してジェットスキーを手に入れる要素などがあって長く楽しめるだろう。難易度も3段階から自由に調整できる。
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単純に面白かった『Riptide GP: 2』のグラフィックがパワーアップしているので、それだけで楽しい。
難点を上げるのであれば、レース中に連続して同じトリックを使い続けるゲージのたまりが悪くなることが分かりづらいこと、オンラインマッチがつながりづらいことだろうか。

波や水の抵抗などはより気持ちよく感じられ、プレイヤーが気持ちよくなるように動きも敵AIも調整されている。
オンラインについては残念ではあるが、1人用でも十分楽しい。
ここまでの完成度のジェットスキーレーシングは他にないので、この系統のゲームを探しているなら、迷わずこの『Riptide GP: Renegade』を選ぶべきだろう。

定価は1,200円(2016年8月27日現在、リリースセールで360円)だが、その価値はある。

評価:8(かなり面白い)

課金: 
なし

おすすめポイント
美しいグラフィックと派手な演出
気持ちよさ、遊びやすさに振ったシステム

気になるポイント
ちょっと高い
オンラインがつながらない

(バージョン1.0、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
Riptide GP: Renegade (itunes 1,200円 iPhone/iPad対応)