2010年、iPhoneオリジナルのパズルRPGとして人気を博した『Sword & Poker』シリーズの新作、『Sword & Poker Adventures』がシンガポールで先行配信が開始された。
『Sword & Poker』は、5×5マスの盤上に配置された9枚のトランプに、プレイヤーと敵が交互に手札を配置して縦・横・斜めでポーカーの役を作るパズルゲームだ。
役が完成すると相手にダメージを与えられるバトルゲームになっており、盤面が埋まるにつれて役の完成が加速していく緊張感と、後半にプレイヤーが有利になるように誘導する戦術性が当時爆発的な人気を生んだ。
その人気は海外にも波及し、日本のアプリとしては珍しく海外でもレビューが多かったことを記憶している。
ただし、AppStoreのゲームの質が上がった2014年現在、そのままではキツいことも確かで、修正も必要となるはずだ。
事実、ゲームを配信するコナミは『Sword & Poker』のシステムを利用した基本無料のパズルRPG『ドラコレ＆ポーカー』を配信したが、失敗に終わっている。
ゲームキャストでも記事を書いたが、ゲームが長すぎて気楽に遊べず、基本無料との相性も悪く、いろいろと残念なゲームだった。
『Sword & Poker Adventures』を見る限りその教訓は活かされており、1プレイで1バトルの短時間で遊べるゲームになっているようだ。
育成要素も『ドラコレ＆ポーカー』の失敗を踏まえて調整されているだろう。
育成要素のバランスや、パズルの面白さがそのまま出せるのか気になるところだが、1度失敗しているだけに万全を期して作られていることに期待したい。
関連リンク：
レビュー：定番ゲームとRPGの楽しい融合 Sword & Poker/Sowrd & Poker 2
レビュー：ドラコレ＆ポーカー 人気作2つが手を組んだからと言って面白いとは限らなかった…。
