
指を刀に見立て、次々と画面に出現するフルーツを切っていく爽快スライスアクション Fruit Ninja。
これをモデルに最新の演出を取り入れて【次世代スライスアクション】として作られたのが今日紹介する『キングハント』だ。
【次世代】とは Fruit Ninja に対して大胆な発言だが、プレイしてみて納得。
最新の技術で作られたスライスアクションは、 Fruit Ninja よりも確かに爽快だった。
Fruit Ninja がエンドレスに切るタイプだったのに対して、キングハントはステージクリア型だ。
合計12のステージでさまざまなモノをスライスできる。

基本は次々と出てくるモノを指でスワイプしてひたすら切っていくだけ。
直線で一度に多くのモノを切るとコンボとなり、スコアが伸びる。

爆弾を切ってしまったときと、武器を持った敵を切らずに放置したときはダメージを受けてしまうので要注意だ。

そして、ラストにいるボスキャラクターを倒すとステージクリア。
約3分ほどで終わるお手軽なゲームだが、ハイスコアを狙ってコンボを狙い始めるとかなり奥が深い。
クリア後にマップ画面に出現する宝石を集め、宝物を手に入れるやり込み要素もある。

このように基本的な流れはアレンジされた Fruit Ninja である。
が、プレイしてみると最新技術に支えられた次世代スラッシュ感でより爽快なゲームになっているのが一瞬でわかるはずだ。
敵をスワイプして切るまでは Fruit Ninja と同じだが、切ってからが決定的に違う。

なんと縦に切れば縦に、端っこを切れば端だけ、指が触ったままに切断される。
「切った場所がそのまま切断される」のは当たり前に聞こえるかも知れないが、作る側としては難易度が高く、これまで Fruit Ninja 系ゲームでは実現されていなかった表現だ。

自然な感覚でスパスパ切れるのが、そのまま爽快感アップに直結している。

▲真っ二つの魚、端だけ切れた魚、開きになった魚など様々な切れ方をしていることがわかる。
切る物体に合わせてバリエーション豊かな演出が用意されていることも注目だ。
例えばニワトリ。

こいつを切ると羽が飛び散り「パサッ」という破裂音が鳴り響く。

金属なら「キンッ!」、フルーツなら「グシャっ!」と音ががして弾ける。
音声の質も良く、何を切っても爽快だ。
さらに、ボスキャラクターにダイナミックなダメージ演出とフィニッシュ演出が用意されているのもすばらしい。

ボスというと強敵に聞こえるが、ボスの切断演出を楽しむボーナスタイム。
ちょっとした倒し方のコツさえつかめば、ステージをスカッした気分で終われる。

▲チーズドラキュラはばらばらに…。
とりあえず切って楽しい。
ボスまでたどり着くとダイナミックなフィニッシュで超爽快。
次世代の名に恥じぬ爽快感で、これをプレイした後に Fruit Ninja を試すと少しだけ物足りなくなるほど。
もともと面白く完成されたゲームを、よりパワーアップさせたのだからまあ面白くならないわけがない。
これと言って欠点もなく、お手軽に爽快感のあるゲームを求めているなら間違いなくおすすめだ。
最終評価:3.5(かなり面白い)
おすすめポイント



(バージョン1.1、GCドラゴン)
アプリリンク:
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動画: