『Punch Quest』、60万ダウンロードを達成するも収益が立たず有料アプリへ
あるゲーム会社の悲劇。面白いゲームを基本無料にしたら今までのファンも金を払わなくなった。で話題になった『Punch Quest』。
結局、60万DLを達成して、IAPボタンを大きくしたり、多少の追加アイテムを販売するなどの修正を行ったものの収益が上がらず、85円の買い切りアプリに変更された。
Rocket Cat Games ミニインタビューでも「基本無料でないと見つけてもらうのも難しい」ので基本無料に挑戦しなければならなかったということが伝わってくるが、ゲーム内容が基本無料向けになっていなければ、基本無料にしてDL数を稼いでも儲からない。
つまり、万人が同じように不自由なくプレイできるゲームを作っていてはゲームメーカーは生活していけない。
メーカーはそのようなアプリは有料で売るしかないのだが、無料ゲームがあふれすぎていて有料ではダウンロードされること自体が困難になりつつある。
最初の記事で自分が言いたかったことは「基本無料でないと商売が成り立たなくなってきており、 商売が成り立つようにゲームを作ると、家庭用ゲームやアーケードゲームのような快適なゲームではなくなる。よって現在あるタイプのゲームは絶滅していくのだろう」ということであり、それを裏付ける結果をたどってしまっていると言えよう。
個人的には、基本無料ゲーム最大の発明は「ストレスがお金になる」という事だと思っている。
不自由を打開する価値があるからこそお金になる。
無課金でも十分面白くて公平なプレイができるならば、それは商売にならない。
自分としてはそのせいでゲームは面白くなくなるのだが。
関連リンク:
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ダウンロード50万、課金者500人のゲームのその後は?Rocket Cat Games ミニインタビュー
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