ゲーマーは iPhone4S に買い変えるべきか?などで毎回お馴染みの考察。
まず、最初に全体の感想をさらっとの述べると今回もiPhoneは順調に進化しており、個人的には満足。
もはや iPhone が押し広げたスマホというジャンルはパソコン同様に陳腐化しており、ここに新しい驚きはなく、使いやすく、より高性能であれば良い。
「ジョブズがいないから」ではなく、いたとしてもデザイン以外は似たようなものだろう。
新しい驚きがあるとすれば AppleTV など別の製品から来るはずだ。
と、前置きが長くなったが、新しい iPhone / iPod へ、ゲーマーは買い換えるべきか、自分の意見を述べたい。
まずは現時点でわかっている、ゲームに関連する性能。
iPhone4S | iPhone5 | |
---|---|---|
チップ | A5 | A6 |
メモリ | 512MB | ? |
ディスプレイ | 960×640px 3.5インチ | 1136×640px 4インチ |
通信 | 802.11b/g/n (802.11nは2.4GHzのみ) | 802.11a/b/g/n (802.11nは2.4GHz/5GHz) |
A6チップは全体にA5の2倍程度の性能を持っているらしい。
ゲーム機と変わらない、バックミラーに車が移りこむような処理も可能とのこと。
…確かにすごそうだが、気になる点が2つある。
1つはiPod touch 5GにA5が搭載されたことで、しばらくは A6チップ用ゲームが中心になることは無さそうということ。
iPhone4Sのときは、iPhone4の性能が時代遅れになりすぎていたのもあって一気に対応が進んだ感があるが、今回はそれはないだろう。
もう1つはディスプレイサイズが異なること。
既存のゲームが正しく動くか不明なほか、ゲームによっては操作感が変わってきてしまう。
iOS6の互換も気になるところだ。
iPhone4のユーザーならば乗り換える理由は十分ある。
iPhone4はA4チップなので、動作速度が今となってはかなり遅い。
iPhone4では快適に動かないも現実に増えてきており、多少のリスクをおかしても乗り換えるメリットはあるだろう。
iPhone4Sのユーザーは今回は見合わせてもいいかもしれない。
カメラの性能についてもあまり変わらない(レンズなどが変わったが画素数は変わらない)し、目玉のLTEも基地局もまだまだ少ない。
続いてiPod touch。
今回はA5チップ搭載で、さらに5色が用意されることになった。
どうせカバーを付けるけども。
4G | 5G | |
---|---|---|
チップ | A4 | A5 |
メモリ | 256MB | ? |
ディスプレイ | 960×640px 3.5インチ | 1136×640px 4インチ |
通信 | 802.11b/g/n (802.11nは2.4GHzのみ) | 802.11a/b/g/n (802.11nは2.4GHz/5GHz) |
カメラ性能が低いなどがあるが、ほとんどiPhone4Sと同性能に見えるが情報が出そろうまでは待ったほうがよいだろう。
iPhone4とiPod touch 4Gの性能は同じように見えてメモリ容量・グラフィックチップ性能ではiPod touch 4Gが大きく劣っていた。
今回もそれと同じことがあるかもしれない。
例えば、iPad2のA5チップはiPhone4Sのものよりも性能が高いのでひとくちにA5チップと言ってもその性能は詳しく調べなければわからない。
また、メモリも買ってみたら少ないということがあり得る。
さらに、体感だがiPod touch 4GとiPhone4ではディスプレイの見やすさもかなり劣っていたように思う。
それでも、『ダンガンロンパ』などiPod touch 4Gでは動作保証しないゲームが多くなっている昨今、iPod ユーザーならば乗り換える以外の選択肢はない。
iPod touch 5Gは優秀な携帯ゲーム機(?)だ。
だが、「iPhone5にするか、iPod touchにするか?」で悩む方は少し待って情報を収集したほうが良いだろう。
ベンチマークなどの情報が出揃った頃、またこの記事の続きを書きたい。
画像はThe Vergeより