【インプレッション】クロノ・トリガー
海外・国内共に評価の高かった懐かしのRPG『クロノ・トリガー』がついに配信された。
大作だけにクリアまでかかるのでレビューは遅くなるが、まずはインプレッションをお届けしたい。
なお、クロノ・トリガーについての説明はこちらで行ったので、今回はゲームをプレイしてみての印象だけを書く。
見た目に関しては基本的には原作と同じ。
Retina 対応ではあるが、ドット絵は描き直されていないのでぼやけて見える。
近くで見なければ問題ないと感じたが、このあたりは人それぞれかもしれない。
フォントは Retina 対応で、小さいが見やすい。
操作はお馴染みの画面をタッチした場所に表示されるアナログスティック+画面タップで目の前を調べるタイプ。
移動は十分快適だが、宝箱などを取得するときに細かく位置を調節するのが面倒なことがあり、そこだけが残念。
全体マップ移動時も同様。
大抵問題ないのだが、たまに細かく位置を合わせる必要がある。
とは言え、問題なく遊べるレベル。
メニュー画面についてはスクエアエニックスのゲームの中でも屈指の使いやすさ。
装備を変更するときは次のキャラクターへチェンジのショートカットがあり、魔法やアイテムも使用しやすい。
気になるのはセーブがスライドしないとでてこないことぐらい。
戦闘画面の操作についても試行錯誤の跡が見える。
コマンドウィンドウをタップして決定することもできるが、画面のどこかをフリックするとコマンドが切り替わる。
同じように、画面中どこをタップしても決定となる。
反応もよく、最初は戸惑うが慣れるとそこそこ快適。
加えて戦闘が片手でもできるのはありがたい限り。
欲を言えば、キャラクターをタップして攻撃対象を選べるともっと良かった。
メッセージウィンドウは上下フリックで移動し、プレイヤーの持ち方に応じて場所を変えられる。
地味にこれも嬉しい。
ということで、操作性よし、見た目問題なしのゲームに仕上がっていた。
実際にプレイして感じたのは、演出の作り込み。
オールドスタイルのRPGと称して2DRPGが出ているのはよく見るが、やはりこの時代の大作RPGは作りこみが違う。
ゲーム専用機で遊ぶような感覚がある。
「ゲームとして古いのではないか?」とも危惧していたが、プレイしているうちにそういったことも感じなくなってきた。
1200円というのは見た目から考えると戸惑うところだが、十分おすすめできるものになっていると感じた。
少なくとも、クロノ・トリガーを久々に楽しみたいと思っているプレイヤーの期待を裏切ることはないだろう。
新規でもRPG好きプレイヤーならオススメ。
ゲーム好きならChaos Rings以上に楽しめると思う。
クロノ・トリガーの詳細・DLはこちら(itunes)
追記:
クリア後の感想はレビュー クロノ・トリガーをどうぞ。
こちらはかなり辛口表記。