ベーマガ世代(1990年代のプログラマ雑誌、つまりベテラン)の現役ゲームプログラマから、熱いシューティングゲームが App Store / Google Play 向けにリリースされた。
プレイヤーがリアルタイムに戦闘機をクラフトしながら戦う全方位3Dシューティングゲーム『テラグラニアン』だ。
宇宙、地上、海上などのマップを自由に360度移動し、制限時間内に標的を破壊すればステージクリアとなるのだが、避けと撃ちこみ、戦闘機の強化だけでなくマップ移動のルート、ランダムイベントに対する臨機応変な対応など、プレイヤーのテクニックと知恵が試されるゲームとなっている。
本作ではマップに落ちているパーツを取得して戦闘機にくっつけ、どんどん強くできる。
羽やブースターエンジンをつければスピードが上がり、バルカンや全方位ショットなどのパーツをつければ攻撃力が上がる。雑にパーツをくっつけても強くなることが実感でき、パーツ盛り盛りな戦闘機ができるとかなり楽しい。
が、スマートフォンで多く見られるインフレ・強化ゲームになっておらず、この戦闘機システムがゲームに繊細な奥深さをもたらしている。
本作ではパーツを盛るほど大きく強くなるが、同時に大きくなって敵の攻撃を避けきれず、いつかパーツは剥がれて弱い状態に戻ってしまう。
標的と対峙するときは攻撃力が高い状態でなければ破壊が難しいので、最も強くて被弾しやすいときに標的に近づき、ダメージを受けながら破壊して離脱する計画性とルートどりが必要となる。
ボス戦で傷つき、最後に残ったコックピットコアだけで「パーツはないか!」とステージをうろついて再起する流れもなかなかにアツい。
実際のプレイ動画はこちら。
マップは毎回固定なので、「あ、今回はこれでだめだから次回は……」と戦術を練るのも楽しいし、単純にスマートフォンで遊ぶステージクリア型シューティングとしてかなりハマる。
クラシカルなゲームで言うと「今風にしたバンゲリングベイ」という印象を受けたので、レトロゲーム好きな皆さんにも是非お勧めしたい。
テラグラニアンのダウンロードはこちら