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消えた往年の名作を復刻し、定額遊び放題で提供する『Game Club』がサービス開始。旧作はHD化・操作性向上などの近代化も実施

GameClub - a new way to play! (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
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Appleの定額ゲーム遊び放題サービス“Apple Arcade”に続き、App Storeに新たな大型定額ゲーム遊び放題サービス“Game Club”がやってきた。
Game Clubは、OSアップデートなどの環境変化で遊べなくなった過去の名作ゲームをメンテナンスし、プレイヤーに提供するサービス。
Apple Arcadeが新作ゲームを扱うのに対して、Game Clubは過去を掘り返すものであり、同じゲーム遊び放題のサービスでも対照的な存在だ。
価格は1ヵ月600円。初月は1ヵ月無料トライアル可能で、Apple Arcadeと同価格となっている。

“Game Club”の初期タイトルはRocketCatGamesの『Super Quick hook』などhookシリーズ3作、SFCゼルダのバトルだけを抜き出したような『Mage Gauntlet』、ローグライクRPG『Sword of Fargorl』、アーケードアクション『Forget me Not』など往年の人気作50タイトル。
新規タイトルは毎週追加される。
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しかも、往年の名作はただ復刻され、最新のiOS/端末で動くだけではない。
たとえば、『Super Quick Hook』は解像度が上がっただけでなく、操作性も改善されている。
さらに、Greeが買収してサービス停止になったOpenfeint関連のエラーも修正され、往年よりも快適にプレイできるようになった。
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▲アプリは何度もテスターがチェックし、ベータ版よりも明らかに操作性は良くなってリリースされている。単純復刻の初期版は結構操作しづらかった。

Retina対応ではない『Grimm』では、2DイラストがHD化された。
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3Dゲームでも、オークになって戦うハック&スラッシュアクション『ORC: Vengeance』は、光源処理が強化されていることが確認できた。
見た目・操作性・エラーを修正したうえでのゲームリリースとなる。
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▲アプリサイズも元が約500MBに対して、GameClub版は880MB。強化しすぎ。

歴戦のゲーマーの中にはこれらのアプリを買ったことがあり、「すでに買ったはずのものに金を出すのか!」などと考える方もいるかもしれない。
しかし、GameClubはそんなゲーマーの心をわかったサービスだ。
すでにiOSで購入してるゲームを遊びたい場合、GameClub版をダウンロードしたのち、メール登録するだけで無料で、改良されたGameClub版を遊ぶことができる。
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また、多くのゲームを管理するGameClubアプリも配信されており、GameClubアプリからゲームを検索し、直接起動可能となっている。
さらにサービス共通のGameClub実績も用意されており、たくさんのゲームを遊んでいると色々な実績が解除される。
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▲GameClubのアプリを合計〇分遊んだなどの実績も。

管理アプリには、「Mage Gauntletの歴史」とか「ゲームのレビュー」とか、GameClubが配信するゲームの開発にまつわる濃い記事が大量に用意されており、これも自由に閲覧可能(ただし英語)。
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往年の名作を遊びたいプレイヤーの皆さんならもはや、試すしかないサービスとなっている。
そうでなくても管理アプリ『Game Club』は無料で見られるので、まずは気になるものがないのかダウンロードして見てみるのがいいだろう。
気になるものがあれば……初月は無料だし、試してみて、金を払う価値があるか考えると良いだろう。

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