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BitSummit、TIF、メガビットに隠されたインディーゲーム7選。これから人気が出そうな作品たち

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Tokyo Indie Fest、Bit Summit、メガビットコンベンション。
5月は3つもの大きなインディーゲーム博覧会があった。
この3つのイベントを通じて、面白さのわりにネットで知られていない(しかし、期待できそうな)ゲームをゲームキャストの独断で紹介したい。
もしかしたらメジャーに見えるゲームもあるかもしれないが、「面白さの割に盛り上がりが低い」とゲーキャスが判断したゲームと言うことでご容赦を。

※ゲームタイトルにリンクがあるものは詳細紹介記事に飛びます

とにかく物量、楽しい『アカとブルー』


スマホのために作られた、スマホ専用の弾幕シューティングゲーム。
とにかく圧倒的な物量の気持ちよさとプレイの気持ちよさが際立っており、触るだけで面白い。音楽もノリノリで、完成度も高い。
「移植予定をよく聞かれるが、スマホのために作ったので今はまったく考えていない」
と作者が言い切るだけあってスマホ前提のシステムとバランス。スマホで出たら即買うべし。
KMRさん渾身の1作だが、そのわりにシューティング好きでも知らないプレイヤーが多い。もっと知られていい。

ダークな世界観に落ちる『in:dark』

闇の中を少女と魂が落ちていくアクションゲーム。
プレイヤーは落下しながら魂と体を左右に動かせるが、魂は壁を抜けて自由に動けるのに対して少女は生身なのであらゆる障害物に阻まれる。
ブロックなどを破壊する爽快な面白さがありつつも、生身の体を気遣う繊細さもあり、なかなか楽しめそうだった。

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ゲームの進行と共に少女の記憶が蘇り、イラストでストーリーが語られるのだが……ノイズ入りまくりのイラストが雰囲気絶大で素晴らしかった。
絶対マニアウケする。

丁寧なゲームと心に残る印象感『GREEN』

消えた恋人の心の世界を探索する横スクロールアクション。
四角形だけで表現されたミニマルな構成だが、巧みな演出を加えた見ごたえのある画面はビジュアル的に心に刺さる。
また、「分身を射出して足場にする」機能がシンプルかつ奥深く、手応えも面白みも十分。
リリース後、世界的に通じる人気作になるポテンシャルすら感じられた。

ぼくにこのゲームを遊べというのか!『リバーシクエスト2』

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『タクティクスオウガ』のアートに影響を受けたファンタジー戦術シミュレーション。アート部分だけでも期待大なのだが、ゲーム部分もまた面白い。
前作で好評を博したリバーシバトルを引き継いでおり、交互にコマを置いて挟み込んだだけダメージを与えるシステムは楽しかった。
作者自身も非常にこだわりを持って作っていることがうかがえ、非常に期待できる1作。

ゲームデザインで魅せるSweep it!
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思考はアクション、ゲームはパズル!
パズルゲームのようにキャラクターの行動をプログラムしていき、ゴールまで無事に送り届けるパズルゲーム。
横スクロールアクションをそのままパズルにしたつくりは斬新。

サムライ地獄 九天魔城の謎
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サムライたちが地獄で繰り広げる戦いを描いた戦術バトルゲーム。
ターン性の戦術シミュレーションなのにアクションゲームのようなテンポで進む快適なプレイ、巨大ボスを含めたパロディ満載かつドット絵(※作者によると間に合わせのため恥ずかしいほど粗いらしい)は、王道的な面白さを提供していた。

協力プレイがコミュニケーションを生み、仲良く遊ぶ光景が見られたのも印象的。
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『神巫女』やSkipmoreのゲームで有名なが、ライバル視するほどの出来。ただ、開発側は予想以上の反響に驚いているようだ。しかし、それだけ良さそうなゲームだったので、ぜひ形にして欲しいと思う。


『淀屋橋お嬢様倶楽部』
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サブマシンガンで武装したお嬢様が「ごきげんよう」と上品に叫びつつ、鉈やバズーカで武装した人形(?)を肉塊に変えるFPS。
ちょっと可愛い少女がせまってくるじゃろ?

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これがこうなって……。

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こうぢゃ!
弾速が遅めのDoomライクFPSで、人形を破壊しまくるのが気持ちよかった。
今回紹介する中で唯一のPCゲームだが、BitSummitの看板作品とも渡り合えそうな暴力の面白さがそこにあった。
クリアすると美しいお嬢様のCGが見られて、みな涙したとかナントカ。デスモフモフさん、ぜひ製品化してください。

以上。
ここに紹介されているゲームが、全部盛り上がってくれますように!