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手触り、爆発、物量、すべて圧倒的! 弾幕シューティング『アカとブルー』はすごく良かった #デジゲー博

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デジゲー博2016で展示されていたスマホゲームの中で、ひときわ輝きを放っていたゲームがある。
それは過去に人気スマホシューティングを手掛けたKRMさんこと、木村 浩之さんが率いるタノシマスの弾幕シューティング『アカとブルー』である。
個人的に言わせてもらうと、スマホでの弾幕シューティングジャンルは『怒首領蜂大復活』が1つの基準を打ち立て、2010年当たりから(HD化はあったが)進化が止まっているように感じていた。
が、『アカとブルー』はその上を行く可能性を久々に感じさせるシューティングでだった。
デジゲー博でプレイした『アカとブルー』は、シンプルで力強い面白さの作品となっていた。
システムは、指をなぞって移動する相対タッチ移動、ショット(オートショット)とボム(2本指タッチ)だけ。とてもシンプルにまとめられており、特別な点はない。
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が、演出の力による面白さがそこにあった。撃って、敵が爆発して、得点アイテムが出る。それだけのことが、圧倒的に楽しいのだ。
試遊台で少し遊んだ感想ではあるが、その秘密はiPhone5s以上必須の演出と、物量にあるように見えた。

豪華な爆発演出や、ヒット時のエフェクトは高性能端末をターゲットにしなければできないもの。これを見ているだけで気持ちいい。
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▲写真がボケているのではなく、演出です

もはやスマホの性能が足りなすぎた旧時代ではないのだ。
ボムで敵弾を得点アイテムに変えたときの圧倒的なオブジェクトの物量も、それを示している。
中ボスが弾幕を撃つのに合わせて、ボムを発射すると……。
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ボムが、敵弾をメダルに変えつつゆっくり前進する。
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しばらく時間をおいて、弾幕は全てメダルに変換され、画面はメダルで埋め尽くされる。
このメダルの動きもテカリも手抜きなし。これが秒間60フレームでスムーズに動くから、画面が物で埋め尽くされる気持ちよさがハンパじゃない。
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手触り、爆発、物量の気持ちよさは圧倒的で、プレイして「面白い!」としか言えなかった。
今のスマホの性能を使って、全力で作られたオリジナルのシューティングを遊びたければ、『アカとブルー』がその模範を示してくれるだろう。
ゲーム内容が気になる方は、メダルが大量に出る動画も公開されているので、ぜひ確認して欲しい。


リリースは来年中を予定しており、買い切りの有料アプリになる予定とのこと。
弾幕についてはシンプルすぎるようにも感じたが、ステージ1と同じような手触りで、残りのステージをマンネリのない構成で遊ばせてくれるなら売れなければおかしい。それほどの面白さを感じた。

個人的には、デジゲー博のスマホゲームで1番良かった。このご時世で有料アプリは厳しいと思うが、ぜひ売れて欲しい。