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iOS版6月発売!小学生からプレイし続けた猛者が語る レイストーム の魅力

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E3用の資料から6月発売と判明したiOS版『レイストーム』。
ゲームキャスト恒例のゲーム紹介を行いたい。
なお、画像はすべてプレイステーション版のものとなる。 『レイストーム』は1996年にタイトーが発売したシューティングゲームで、前作の『レイフォース』からロックオンレーザーを軸にしたゲームシステムを受け継ぎつつ、スペシャルアタック(ボムに相当)やオートモードを搭載して進化させたもの。
プレイヤーが選択できる機体も2種類になってボリュームも増加している。

当時先進的だったリアルタイムのフル3D演出でグラフィック面を大幅に強化、ZUNTATAによるサウンドも健在で、グラフィック・サウンド・ゲーム内容と三拍子揃ったゲームとして人気を博した。
3Dグラフィックス初期の作品ゆえに一部の敵弾が見づらい、視点が独特で操作感が通常の2Dゲームと異なるなどの粗さもあったが、それを補って余りあるほどの魅力も同時に備えていた。
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↑下方向からくる弾がわかりづらかったが、その分迫力はあった。

その人気ぶりは、近年『レイストーム HD』としてHD化してリリースされていることからも伺える。


今回はそんな『レイストーム』の魅力を、小学生から現在までずっとプレイし続けている(!)というれいなさんに語ってもらった。

トシ:小学生からレイストームをプレイされていると伺ったのですが…。

れいな:11歳の頃、インターネットでとあるフリーゲームに出会いました。
そのゲームは様々なSTGをオマージュした作品で、未完成ながらすばらしいゲームだったのを今でも憶えています。
しかも、そのゲームにはレイシリーズを踏襲したロックオンレーザーがあったんです。
そして12歳の春頃にゲーム屋でレイヤーセクションIとII(セガサターン版レイフォース・レイストーム移植作品)に出会いました。
その後は、学校から帰ってから毎日のようにどっぷりやってましたね…(笑)


トシ:レイフォースとレイストームにどっぷりハマる小学生…道を踏み外してますね(笑)
ではまず iOS 版レイフォースはいかがでしたか?

れいな:アップデートされる前はホント難しかったですねー…さすがに自分は2ボスで1クレ終わっちゃいました(笑)
でもステージセレクトは今までの移植版に無かったので、攻略パターン把握に活用していました。

トシ:レイストームは小学生がやるには難易度高いですよね?
ワンコインクリアを目指したらそれこそ一生遊べそうなほど。

れいな:私も最初はステージ3あたりからコンティニューしていました。
9回までコンテニューできたのですけど、それが足りないくらい難しかったのを今でも憶えています。
でも、演出の美しさに惹かれてコンティニューしてでも先が見たい、エンディングが見たいって思えたゲームでもありました。
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↑レーザーが乱れ舞う立体的なゲーム画面

トシ:そのレイストームの魅力を語ってください。

れいな:まず敵の配置と弾の速さがスリル感を与えていて、弾幕と物量のバランスがすごく良いと思っています。
敵の攻撃を避けつつ、標的を撃ち落としきったときの爽快感がたまりません。

さらにロックオンレーザーがゲームを魅力的にしていて、これは勝手に誘導してくれる「ホーミング」とは違って、ある程度近づいてロックオンして「自分の意思で」撃つ必要があります。
自分で撃っている気持ちがあるというのが大きいので、避けて攻略、とかではなくてロックオンレーザーを撃ってどう攻略していくかを楽しめるんですね。
道中でもそうですが、特にボス戦だとロックオンでボスのパーツを壊して攻略することができますよ。

また、そんなリスクがあるプレイスタイルでも残機は増えないので、たったの3機で8ステージを乗り切らなければなりません。
プレイする方は1機1機の重みを噛み締めて遊ぶことになるでしょう。

トシ:しかし、聞いていると難しすぎる気がしますが…。

れいな
:先ほど言ったとおり、レイストームは正直難しいって思うゲームです。
ですが、前作には無かったスペシャルアタック、そしてロックオンレーザーを自動で撃ってくれる「オートモード」が搭載されています。
スペシャルアタックで難しい箇所を切り抜けることもできますし、ロックオンレーザー操作が難しい印象を抱いている方も「オートモード」で楽しめる。
特に「オートモード」は後の作品であるレイクライシスには搭載されていないので、ここからレイシリーズに入って欲しいですね。

トシ:レイシリーズといえばサウンドとグラフィックが一体になった演出の評価が高いですが、レイストームではどうでしょうか。

れいな:レイフォースは2Dでしたが、レイストームは3Dグラフィックなので奥行きがあってより臨場感を楽しむことができます。
なによりレイストームの演出の良さは、画質などに頼らない演出センスによる部分が大きいので今でも通用すると思いますね。
特に3面のボス突入前に滝の流れに向かって降下するシーンはジェットコースターに乗っているような感覚です。
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↑ステージ3の滝、急降下しながらボスが出現する。

サウンド面では曲と背景の切り替わりのタイミングも合っていて一体感があります。
ステージ6の苛烈な敵の攻撃をしのいで雲を抜け、ボスが待っているシーンでの曲の切り替わりのタイミング。
あと、2面の冒頭で聞こえる生き物の鳴き声には耳を傾けてほしいですね…!
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↑ステージ6の雲海…これを抜けたあとにボスが出現する

トシ:レイフォースも曲とステージがシンクロした演出が素晴らしかったのですが、それを超えるとなると楽しみになりますね…!
難易度は高いけれども、撃って攻略していく楽しみがあり、センスの良い演出を見て先に進みたくなる。
それがレイストームの魅力ということですね。
最後に初めてプレイする人たちに向けて、一言メッセージをお願いします。

れいな:狙った敵を撃ち落とす爽快感をぜひ味わってください!

ということで、次回はれいなさんとタイトー本社で『レイストーム』をプレイしての感想をお届けする予定なのでお楽しみに。

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