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祝 iOS移植!ダライアスバーストを世界一愛する男がその魅力を語る

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突然の発売が発表されたiOS版ダライアスバースト。
iOSは昔のゲームの移植は多かったが、2年前という最近のゲームが移植されるという意味でも注目の作品だ。
だが、ダライアスバーストとはどんなゲームなのだろうか。
ダライアスバーストの聖地の1つゲームセンター高田馬場ミカドでダラバーイベントを主催し、UST配信を行うなど「ダラバーが生きる理由」というR.A.I.N.氏に魅力を語ってもらった。

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「ダライアスバースト」は、25年の歴史を持つタイトーの横スクロールシューティングゲーム「ダライアス」シリーズの最新作。
2009年にPSPで発売された。
基本的な部分は過去作からの伝統を受け継ぎつつ、新しい要素を多数盛り込んでいる。

ゲームの目玉はタイトルと同じ名を冠する新武装「バースト」。
強力なうえ敵の攻撃を防ぐ事も可能で、敵を倒すとゲージが回復するため何度でも使える。
圧倒的な攻撃力を持ちつつ、敵弾を消せる防御の要素を併せ持ち、プレイヤーに応じて便利に使っていける画期的な武器だ。
シューティングゲーム(特に横スクロール)が初めてと言う人も、近年のシューティングゲームに共通するある種の「余裕の無さ」に疲れている人も、バーストをガンガン使うだけで格段に楽になるため、気軽に遊べる。
その一方で、「ゲームのシステムが分からないと対応が出来ない、あるいは難しい」攻撃をしてくる敵は少なく、バーストを使えなくても急に難しくなると言う事がない。

ただショットボタンを押しっぱなしにしているだけでも、ちゃんと遊べる間口の広さに加えて前述のバーストで楽しめる遊びやすさは随一。
それでいながらハイスコアを狙う人はバーストを計画的に使う楽しさ、攻略の奥深さを味わえる。

通常のゲームモードである「アーケードモード」のほか、大量の敵をバーストで撃破する爽快感を前面に押し出した「バーストモード」、様々なシチュエーションに指定された機体で挑むステージクリア型「ミッションモード」があり、ゲームセンター気分のプレイヤーも、家庭用さながらのボリュームが欲しいプレイヤーでも楽しめる。

もう1つ特筆すべきは選択した自機次第でゲームがガラリと変わってしまうこと。
自機は複数から選択でき、それぞれ前述のバーストの性質が異なるので、同じゲームでも機体の数だけ攻略方法があるわけだ。
この幅広さも大きな魅力。

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ゲームシステム以外でも魅力はまだまだある。
グラフィックは自機からボス、果ては雑魚に至るまで非常に格好いい。
姿自体は「ダライアス」シリーズの特徴を受け継ぎつつ、既存のデザインの焼き直しに留まらないアレンジが、とにかく格好いいのだ。
また、水生生物をモチーフにしたボスは機械でありながら生物的な動きをし、
タイトーが誇るサウンド開発チーム「ZUNTATA」がオリエンタルテクノのBGMで盛り上げる。
現ZUNTATAのメンバーだけでなく、「ダライアス」のサウンドをシリーズ通して担当してきた小倉久佳氏の曲もあり、旧作ファンのことも忘れない心遣いも嬉しい。

しかも弾幕シューティングのように、弾で演出や自機が隠れてしまう事は無い。
遊んでいる間は、心行くまでその格好よさとBGMを堪能出来る、「世界を楽しむシューティング」とも言える。

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また、アーケード移植版である「ダライアスバースト アナザークロニクル」では、どこか懐かしさを感じさせる大型筐体と共にゲーム内容も大幅にスケールアップ(上の画像をクリックすると拡大するので、ゲームセンターの迫力を味わってみて欲しい)。
最大4人同時プレイや新種ボスをはじめとした多数の新要素の他、過去作の機体や曲も復活しており、単なる移植に留まらない新たな展開を見せている。
音の振動を感じる筐体「ボディソニック」は家庭用機ではありえない迫力で、ぜひ、お出かけの際に見かけたら遊んでみていただきたいと思う。

ダライアスバーストは旧作をプレイした方も、新規の方も楽しめるまったく新しい「21世紀に向けて作られたダライアス」。
今回、iOS移植を機会に是非プレイしてみて欲しい。
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ということで、ダライアスバーストを愛するあまり携帯オンリーユーザーなのにUSTは配信できる(なんと、この記事も携帯メールで送信されてきた)R.A.I.N氏よりダライアスバーストを紹介していただいた。
ダライアスバーストUSTはこちらのURLでライブ配信される。
イベント時は「#DBAC」のハッシュタグでTwitterの通知があるので気になる方は#DBACのタグをチェックしよう。

※文中の画像は全てAC版のものとなります

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