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難民まで生んだ!? iOSで今冬発売のレイフォースを、アーケードの猛者が語る


今冬、タイトーより伝説のシューティング『レイフォース』が発売されることと決まった。

伝説というのには理由がある。
このゲームは最初ゲームセンター用として発売されたが、当時は格闘ゲーム全盛の時代で販売数が振るわなかった。
だが、レイフォースの魅力はプレイしたゲーマーを捉えて離さず、評判が評判を呼び、レイフォースがプレイできるゲームセンターを求めてさまよう「レイフォース難民」が発生したという伝説があるのだ。
レイフォースの魅力とはなんなのか。
今回はそんなレイフォースの元祖となるアーケード版の紹介記事をお届けしたい。
レイフォースは縦スクロールシューティングゲームで、最大の特徴は狙った敵を確実に仕留める強力なロックオンレーザー。

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硬い敵にはまとめて発射!
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雑魚ならまとめて蹴散らす!

一度ロックオンして狙いをつけた相手には確実にヒットし、最大8体同時に攻撃できる。
細かく発射して攻撃力を重視するもよし、一斉発射して爽快感に浸るもよし。
美しい曲線を描いて一掃するレーザーを発射しているだけでも楽しいほどだ。

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位置取りが重要。
真下で避けようとするとやられる
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ただのバラ撒きのように見えて、
実は秘密が…

ロックオンレーザーが楽しいだけではなく、ゲームとしての出来も良い。
理不尽な攻撃がなく(※)、努力で少しずつ確実に進めるようになるから上達が楽しくて何度もプレイしたくなる。
様々な攻略方法があり、時には敵に突っ込むような思い切った行動が有効な場面も多いので、工夫のし甲斐がある。

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近くにいると逆にやられない! 

敵の弾をかわせる位置を見つけた時、確実に上達と優越感を感じられるはず。
ゲームとしての基本ができた上でのロックオンレーザーなのだ。

さて、シューティングゲームとして十分完成されている本作にはさらにもう1つの魅力がある。
それはバックグラウンドのストーリー。
本作では文章やセリフでストーリーが語られることはないが、プレイしていると背景やステージ構成から物語が見えてくるようになっている。
合わせて流れるBGMの演出も素晴らしく、エンディングで思わず涙してしまった人もいるという。
映像と音楽でストーリーを語るシューティングは数あれど、レイフォースはその頂点の1つといって差し支えない。

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ゲームオーバーも物語演出の1つで自分がどこまで進んだか教えてくれる。
どうやら星の内部に向かっているようだ


また、タイトーはサウンドチームをZUNTATAという名前でブランド化しているほど音楽に力を入れているが、このゲームのサウンドを担当したTAMAYO氏は OGR氏と合わせて「2大巨匠」と呼ばれるほどの大物(双方とも現在は退社)。
ゲーム音楽史を語る上でも欠かせない一作だ。

根強いファンが多く、「レイストーム」「レイクライシス」などの続編を生み出したシリーズ元祖とも言える本作。
iOS でのリリースはシューティングゲームの歴史の1ページを知る意味でも良い機会になるだろう。

なお、本記事は(当然?)ワンコインクリアができ、レイフォースの基板(ゲームセンター向けに販売された高価なソフト)を購入したプレイヤーの協力で作成されている。
発売後はやはりオリジナルと比較した本気のコメントをお届けするのでお楽しみに。

※当時のSTGとしては理不尽さは控えめ。