ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

コロナの後遺症でゲームが解けなくなって恐怖した話と、更新再開のお知らせ

5198317b07b642c353074410bea51b3d
2023年7月17日新型コロナ(以下、コロナ)にかかり、えらい目にあって更新を休止していました。
コロナは肉体的にもきつかったですが、以下の後遺症が発生したことで精神的にはもっときつかった。

・後遺症で複雑なゲームが解けなくなる(もちろん、ゲームプレイ能力全般が落ちる)
・仕事やゲームをしていると発熱する

この後遺症を体験し、後遺症が治るかわからない、という恐怖が病気の間ずっと続きました。

「もう、二度とかかりたくないし、万全に対策して生きたい」というのが今の気持ち。

コロナに対策する警戒心も薄れてきたのか、そんなコロナが身近でもまた流行っているので、身近な人への警告の意味を込めて私がコロナにかかった経験をここに記録しておきます。

コロナにかかったことが判明したのは2023年7月17日。
ここから19日までの3日間、約39度の熱が続きました。
この時期でもどうしても外せない作業はリモートで実施しました(リモート万歳!)が、いくつかの判断はミスしており、のちのち後悔することになります。

20日になって熱が下がりはじめた頃、「熱も下がったし、ちょっとしたゲームをしたいな」とスマホをいじったとき、後遺症の発生に気がつきます。

ゲームがまともに遊べない!

頭が長期記憶できないというか、計算して物事を運べないというか。論理立ててゲームを遊ぼうとしても、あたまがぐちゃぐちゃになってクリアできない。
計算を要するパズルゲームは全然遊べなくなっていました。複雑な手順を踏むゲームが解けない。

手ですくった水が零れ落ちていくかのように、行おうとしている手順の記憶が崩れていく。
やばい。

私の仕事はゲームだから、ゲームが解けないことはそのまま失職の危機につながります。
恐れに突き動かされて症例を調べると、似たような症状を経験したゲーム業界の知人がいました。

そのうち2名は後遺症が半年程度続いて
「仕事ができないストレスが辛かった」
「会社の理解がなければ仕事が続けられなかった」
と言っており、自分にも半年の後遺症が残る可能性があること、そこで焦って精神を病まないことをアドバイスしてくれました。が、そんなもので落ち着けるわけもなく、ゲームも遊べない中「後遺症が長く残るなら、廃業の危機だ」と鬱々としながら過ごしました。

幸い4日後、つまり発症から1週間でゲームが解けない症状はなくなりました。が、リモートで仕事に復帰すると次の後遺症が待っていました。

それは「仕事をすると熱が上がる」というもの。

仕事を始めると(頭を使う複雑作業などを始めると)熱がだんだん上がって頭痛が発生し、3時間程度で39度弱に達する。

仕事にならん。

医者には「たいてい1か月で治るからアニメやドラマの長編でも見て何もせずに過ごせ」と言われたものの、アニメを見ると人間関係とか気にし始めたときに熱が発生する。
結局、寝るしかない。

結局、発症から半月するとそれも収まりましたが、後遺症が治るまでは「生活・仕事スタイルを変えないといけないかもしれない」という恐怖がずっと付きまといました。

そうして治ってみると、今度は半月分溜まった仕事が雪崩を打って押し寄せます。
私は日本・海外の会社と契約して週7でゲームの仕事をしています。とくにインディーを中心にやっていて、ゲームのPRやマーケティングの仕事が楽しい(昔はボランティアで休日にやっていたことがそのまま仕事になったので趣味=仕事)ので問題を感じていなかったのですが……ちょうど一番忙しい時期にコロナにかかり、半月分の遅れ取り戻すのに1カ月半かかりました。

自分の中では都度精査してマージンを取っていたつもりですが、仕事との付き合い方を考える契機となりました。

コロナにかかると誰もが大変な症状になるわけではなく、症状がほぼなかった同僚もいますし、私から伝染したと思われる家族も37.7度の熱が出て1日寝られないぐらい苦しかっただけ(寝られない時点でだいぶ苦しくはありますが)で後遺症もありませんでした。

しかし、誰もが後遺症なしで終わるわけではありません。
コロナで何も起きない可能性がある一方、ゲームが楽しめない体になってしまう恐れもあるのです。
仕事スケジュールのことは私特有の問題としても、とくにフリーランスなら後遺症が長引けば予定が崩れ去ることは大いにあり得ます。

「こういうこともあり得るんだ」と、知って気を付けるきっかけにしていただければ嬉しいです。

ゲームキャストの記事更新は、コロナにかかったBitSummitの記事から再開になります。
「こいつ、遅いな」と思いつつ見ていただければ幸いです。