こんなRPG体験、30年ぐらい前にしたな……。
放置 RPG を多く作る Townssoft から、新作『Alis Temporis - 時を超える翼』が App Store / Google Play 向けに配信された。
放置 RPG を多く作る Townssoft から、新作『Alis Temporis - 時を超える翼』が App Store / Google Play 向けに配信された。
ストア説明には放置RPGと書かれているが、これは作者さんのカテゴライズミスのようで、本作はスタミナ制のRPG。
ゲームシステム的には基本的に1人用として作られており、過去の世界と未来の世界を行き来し、マップを探索して両方の時間軸を行き来しながら物語が展開するファンタジーRPGとなっている。
本作のグッとくる点は「あまりに古い探索RPG感」である。
ゲームシステム的には基本的に1人用として作られており、過去の世界と未来の世界を行き来し、マップを探索して両方の時間軸を行き来しながら物語が展開するファンタジーRPGとなっている。
本作のグッとくる点は「あまりに古い探索RPG感」である。
本作はスタミナを消費してへクスマップを1歩ずつ移動して探索するRPGだ。
で、このマップがまず震えるほど不親切で、「西の町へ行け」と言われてただ西に行くだけではそれらしきものが見えてこない。
実際にへクスマップの中に入って初めてそこに街や遺跡があることが判明する。
なのにランドマークを目印に歩けない(周囲しか見渡せない)ので、探索中は五里霧中。
本来行くべきだった場所よりさらにシナリオ上先に行くべき場所にいってしまい、何もゲームに進展がないままスタミナが尽きることがあるし、突然に敵が強い場所に足を踏み入れてしまって全滅することもある(敵が強くなる予兆はない!)。
これだけだと単なる理不尽ゲームなのだが(正直、30年ぐらい前に『破邪の封印』を小学生の時にやったとき以来の理不親切を感じた)、そこを受け入れてスタミナを有効利用しようと真剣にプレイすると本作は面白くなってくる。
過去と未来が連動するストーリーはやや気になるし……。
買い物をしたり、敵と戦ったりしてパーティーを育てるのも楽しい。バトルのバランスにも理不尽感はなく、育っていく実感もある。
つまるところ「スタミナを大事に使って緊張感ある冒険をしましょうね」という遊びなわけだ。
課金要素としては広告が消えてスタミナあたりの移動距離が2倍になる“製品版”が800円で、はまったらこれを買っておけばOKという形になっている。
が、序盤はそんなもの買わなくても楽しめる(※迷ったら製品版だろうが関係なくスタミナ切れになる)。
ちなみに以下は初回プレイ時の動画なのだが、最初のミッションである「北の森にいけ」と言われてたどり着かずにスタミナが切れている(やり直した)。
恐ろしいほどの理不尽感に最初は戸惑う(町の人のメッセージを見ても迷うぞ!)が、それを覚悟して遊ぶと楽しめると思うので、「いつにないゲーム体験をしたいぜ!」という方に本作はおすすめだ。
アプリリンク:
放置RPG Alis Temporis - 時を超える翼 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)