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熟練の魔法使いとなってゴーレムのAIを組み上げ、迷宮へ送り出し、魔物たちを倒して最奥を目指せ。
AIを組んで対戦するロボ・メカ系題材ゲームは多いが、『Algolemeth』はファンタジー世界の魔法使いとなり、“ナイト”や“メイジ”など、さまざまな特色を持ったゴーレムの戦闘行動アルゴリズム……AIを作り上げて迷宮を攻略するRPGだ。
AIによって命を吹き込まれたゴーレムたちは迷宮へ赴き、自動で戦って(プレイヤーは完全に見ているだけだ)モンスターたちを討伐し、最奥を目指し始める。
過去、『カルネージハート』などAIを作って対戦する系のゲームも親しんできたが、AIが効率よく迷宮を制覇していく様子を見るのもまた面白い。これは意外な発見だった。
本記事では、2023年1月15日に行われたインディ・同人ゲーム展示会の『東京ゲームダンジョン2』にて、インディーデベロッパーのMedium-Rare Games(ミディアム・レア ゲームズ)が展示していたプログラミング・バトルRPG『Algolemeth』の紹介をお届けする。
トレーラーはこちら。
プレイヤーは“モジュール”と呼ばれる命令文を持っており、これをつなぎ合わせることでゴーレムの戦闘AIを作成する。
例えば、「ターゲット:HPの低い敵」と「アクション:通常攻撃」を組み合わせると、HPが低い敵だけを攻撃し続けるゴーレムができる。
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展示品の初期状態では全ゴーレムがランダムな敵に攻撃するAIを持っており、これを改良してダンジョンの奥に進めた。
対人戦ゲームではこういった「改良」が相手に追いつかないことはあるが、本作は相手がダンジョンの敵なので、改良すれば絶対に効率が良くなる。行動パターンの改良で着実に先に進めるプレイには「改善作業の喜び」が感じられた。
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ダンジョンは最大3倍速で進めることができ、トライ&エラーも容易。
筆者には『ジオコンフリクト3』でダンジョンを埋めていくとき(すごく古いゲームなので通じないかもしれないが)のような楽しさを感じられた。
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敵の行動AIもプレイヤーと同じルールで作られており、バトル時にその内容が開示される。
ダンジョンによっては敵AIを参照し、敵アルゴリズムの穴をつくようなAI作成を行う遊びも楽しめそうだった。
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▲IF文のような分岐も用意されており、かなり複雑なAIを作ることも可能なようだ。
体験版を遊んだ感覚としては、基本となる遊びはすでに面白く、非常に期待できる1作と感じられた。
発売時期はまだ先で、プラットフォームはSteam、うまいUIが思いつけばスマートフォンも検討しているとのこと。
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関連リンク:
Algolemeth (Twitter)