2022年10月28日にサービス終了したスマートフォン向けリズムゲーム『東方ダンマクカグラ』。
それをリビルドし、素材を受け継いで『東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト(以下、ファンタジア・ロスト)』として復活させるクラウドファンディングが目標金額の1,500万円に対して、1億9,334万3,883円、実に1,288%を獲得して終了となった。
12月末時点で約1億4,000万円だったので、終盤で一気に5,000万近く積み増したこととなる。
🎊クラファン目標達成🎊#ファンタジア・ロスト のクラウドファンディングは、
— 東方ダンマクカグラ◆クラファン開催中 (@danmakuJP) January 10, 2023
なんと1288%、1億9千万円を突破しました〜!!
皆さんの応援のおかげで、ストレッチゴールもすべて達成することができました。
楽しめる作品を届けられるよう、アンノウンX一同頑張っていきます~!!#ダンカグ pic.twitter.com/Nq3LbVK8W0
この結果を受け、『ファンタジア・ロスト』は Steam、Nintendo Switch版ともに多言語対応し、できる限り幅広い地域で配信を目指す(『東方ダンマクカグラ』は日本のみ配信のローカルなゲームだった)。
また、新規機能としては“ミタマカード図鑑”、“実装曲のジャケット図鑑機能”、“新しいテーマソング”の制作、さらに Nintendo Switch 版の物理パッケージ発売も決定している。
運営型ゲームがサービス終了したとして、そのまま復活されてもスタンドアロンでやり直すのはつらいし、そもそも1人で遊んで楽しめる構造のゲームではないので楽しめるかどうかも怪しい。
その点、本作は新規のストーリー、プラットフォームに最適化されたシステムでまた新鮮に遊べることが期待できるのも注目点だ。
クラウドファンディングというのは、集めた金額がそのまま使えるわけではない(返礼品などを考えると半分も使えれば上出来と言われる)が、これだけの金額を集めたとなると期待は高まる。
本作が発売されて成功し、運営型ゲームが買い切りとしてうまく復活する事例になってくれることを期待したい。
なお、スマートフォン版サービス終了から、復活までの経緯については開発するアンノウンX団長のJYUNYAさんに聞いたインタビューがあるので、興味があればあわせてご覧いただきたい。
(『東方ダンマクカグラ』再始動記念インタビュー、終了の舞台裏と復活が決まった経緯をアンノウンX団長JYUNYAさんに聞く)
クラウドファンディングページ:
東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト Camprire
関連リンク:
東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト (WEB / Twitter / Camprire / Steam)